2018年10月25日
国家試験解説「食べ物と健康(No.68)」
Q68.食品のテクスチャーに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)味覚に影響を及ぼす。
(2)影響を及ぼす因子として、コロイド粒子がある。
(3)急速凍結は、緩慢凍結に比べ解凍後の変化が大きい。
(4)えん下困難者用食品の許可基準に関係する。
(5)流動性をもったコロイド分散系をゾルという。
【解説】…正答(3)
(1)正しい。食品のテクスチャーは、味覚感度を変化させる。
例えば、水溶液に比べてゼリー状の食品は口腔内に広がりにくいため、呈味効率が低い。
(2)正しい。例えば、マヨネーズの場合、拡販時間を長くすれば油のコロイド粒子の大きさは小さくなり、
硬くなる。
(3)誤り。急速凍結の方が解凍後の変化は小さい。
緩慢凍結では氷結晶が大きく成長するため、食品の組織が損傷されやすく、
テクスチャーに大きな影響が出る。
(4)正しい。嚥下困難者用食品の規格基準には、硬さ、付着性、凝集性の項目がある。
(5)正しい。流動性を失ったコロイド分散系をゲルという。
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