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2018年10月22日

国家試験解説「食べ物と健康(No.65)」

Q65.食品の保存に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)MA(Modified Atmosphere)包装では、包装内の酸素濃度を上昇させる。
(2)葉菜類は、生のまま冷凍すると変色が防止できる。
(3)ボツリヌス菌は、真空包装でも増殖する。
(4)解凍後のドリップ量は、急速凍結により増加する。
(5)冷凍保存は、食品の酸化を長期間抑制する。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。MA包装内は、低酸素、高二酸化炭素状態である。
(2)誤り。葉菜類の冷凍中の偏食を防ぐ目的で、加熱により酵素を失活させるブランチングを行う。
(3)正しい。ボツリヌス菌は、偏性嫌気性細菌である。
(4)誤り。冷凍後のドリップ量は、急速凍結の方が少ない。
   緩慢凍結すると氷結晶が大きく育ち、食品組織を損傷しやすいため回答時のドリップ量が増加する。
(5)誤り。冷凍中にも食品の酸化は進行する。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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