2017年09月23日
Q循環器系【ポイント】
今日は、「循環器系」についてお話します。
【循環器系の構造と機能】
心臓は重さ200〜300gある臓器です。
大きく右心系と左心系に分けられ、右心系は静脈血が、左心系は静脈血が流れています。
*大静脈→右心房→(三尖弁)→右心室→(肺動脈弁)→肺動脈→肺静脈→左心房→(僧帽弁)→左心室
→(大動脈弁)→大動脈
・肺循環:右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房
・体循環:左心室→大動脈→全身→上・下大動脈→右心房
【循環障害】
・充血
局所の動脈拡張によって流入する静脈血が増加した状態
・うっ血
局所からの静脈血の還流が妨げられ、臓器や組織の静脈血が増加した状態
・虚血
臓器または組織に流入する動脈血の量が減少した可逆的状態
・血栓
通常では怒らない心臓や血管内で生じる血液凝固のこと
・塞栓
心臓・血管内でできた血栓や、血管の外から入って来た遊離物が血流にのって運ばれ、
末梢の血管を閉塞した状態
・梗塞
血栓や塞栓によって血管が閉塞され、支配領域の動脈血の供給が途絶えることによって生じます。
【動脈硬化】
動脈壁への代謝産物の病的沈着などにより、動脈壁が部分的に肥厚・硬化して、
動脈血管の内向が狭くなって弾力を失った状態。
粥状硬化、中膜硬化、細動脈硬化に分類されます。
【高血圧】
収縮期血圧が140oHg以上、拡張期血圧が90oHg以上のどちらか、または双方を満たす場合。
本能性高血圧、二次性高血圧に分けられます。
【虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)】
冠状動脈の狭窄・閉塞により血流量が減少し、
心筋が必要としている酸素受容が保たれなくなった状態。
食事療法は、急性期には6〜8g/日の食塩制限を行います。
ワーファリンを服用している場合には、ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラ、青汁など)を
摂取しないようにします。
【不整脈】
心臓の刺激の形成以上や伝導異常によっておこる病態で、脈が乱れている状態。
【肺血栓塞栓症】
主に下肢や骨盤内の静脈で形成された血栓が遊離して血流にのり、
肺動脈を閉塞して肺循環障害をきたす疾患。
【心不全】
心筋の収縮力が低下することにより心拍出量が低下し、
全身組織の需要を満たすだけの血液を全身に送り出すことができない状態。
食事療法は、塩分制限と水分制限が基本です。
塩分制限では、軽症・中等では6g/日以下、重症では3g/日以下、
水分制限では、中等症では1500ml/日以下、重症では800〜1000ml/日です。
次回、問題を出題します。
【循環器系の構造と機能】
心臓は重さ200〜300gある臓器です。
大きく右心系と左心系に分けられ、右心系は静脈血が、左心系は静脈血が流れています。
*大静脈→右心房→(三尖弁)→右心室→(肺動脈弁)→肺動脈→肺静脈→左心房→(僧帽弁)→左心室
→(大動脈弁)→大動脈
・肺循環:右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房
・体循環:左心室→大動脈→全身→上・下大動脈→右心房
【循環障害】
・充血
局所の動脈拡張によって流入する静脈血が増加した状態
・うっ血
局所からの静脈血の還流が妨げられ、臓器や組織の静脈血が増加した状態
・虚血
臓器または組織に流入する動脈血の量が減少した可逆的状態
・血栓
通常では怒らない心臓や血管内で生じる血液凝固のこと
・塞栓
心臓・血管内でできた血栓や、血管の外から入って来た遊離物が血流にのって運ばれ、
末梢の血管を閉塞した状態
・梗塞
血栓や塞栓によって血管が閉塞され、支配領域の動脈血の供給が途絶えることによって生じます。
【動脈硬化】
動脈壁への代謝産物の病的沈着などにより、動脈壁が部分的に肥厚・硬化して、
動脈血管の内向が狭くなって弾力を失った状態。
粥状硬化、中膜硬化、細動脈硬化に分類されます。
【高血圧】
収縮期血圧が140oHg以上、拡張期血圧が90oHg以上のどちらか、または双方を満たす場合。
本能性高血圧、二次性高血圧に分けられます。
【虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)】
冠状動脈の狭窄・閉塞により血流量が減少し、
心筋が必要としている酸素受容が保たれなくなった状態。
食事療法は、急性期には6〜8g/日の食塩制限を行います。
ワーファリンを服用している場合には、ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラ、青汁など)を
摂取しないようにします。
【不整脈】
心臓の刺激の形成以上や伝導異常によっておこる病態で、脈が乱れている状態。
【肺血栓塞栓症】
主に下肢や骨盤内の静脈で形成された血栓が遊離して血流にのり、
肺動脈を閉塞して肺循環障害をきたす疾患。
【心不全】
心筋の収縮力が低下することにより心拍出量が低下し、
全身組織の需要を満たすだけの血液を全身に送り出すことができない状態。
食事療法は、塩分制限と水分制限が基本です。
塩分制限では、軽症・中等では6g/日以下、重症では3g/日以下、
水分制限では、中等症では1500ml/日以下、重症では800〜1000ml/日です。
次回、問題を出題します。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6679553
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック