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2017年09月15日

N栄養障害【問題】

それでは、「栄養障害」から五問出題します。

Q1.マラスムス型栄養障害に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体重変化による評価は利用できない。
(2)体脂肪量は増加する。
(3)エネルギー摂取量は、必要量を満たしていない。
(4)浮腫がみられる。
(5)治療開始時には、投与エネルギー量を50kcal/kg標準体重/日とする。



Q2.ビタミンの栄養に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー代謝が亢進している時には、ビタミンB1の必要量が増加する。
(2)日照を受ける機会が少ない時には、ビタミンDの必要量が増加する。
(3)抗生物質の長期投与時には、ビタミンKの必要量が増加する。
(4)多価不飽和脂肪酸の摂取量が多い時には、葉酸の必要量が増加する。
(5)たんぱく質の摂取量が多い時には、ビタミンB6の必要量が増加する。



Q3.脂溶性ビタミンに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ビタミンAが不足すると、エネルギー代謝が亢進する。
(2)β-カロテンの大量摂取は、ビタミンAの過剰症を引き起こす。
(3)ビタミンDの大量摂取は、腎障害を引き起こす。
(4)ビタミンEが不足すると、巨赤芽球性貧血が引き起こされる。
(5)ビタミンKが不足すると、血液凝固が促進される。



Q4.無機質の吸収と代謝に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)マグネシウムは、尿中に排泄されない。
(2)小腸でのリンの吸収は、ビタミンDで減少する。
(3)ヘモグロビンの分解で遊離した鉄は、再利用される。
(4)ヨウ素は、甲状腺に多く含まれている。
(5)亜鉛は、トランスフェリンと結合して血中に存在する。



Q5.鉄に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)潜在性鉄欠乏の状態では、血清フェリチン濃度の変化はみられない。
(2)貯蔵鉄が低下すると、ヘム鉄と非ヘム鉄の両方の吸収率が上昇する。
(3)日常食からの鉄の吸収率は、ヘム鉄と非ヘム鉄の間で差はない。
(4)ヘム鉄の吸収率は、ビタミンCの共存により低下する。
(5)非ヘム鉄の吸収率は、動物性たんぱく質の摂取により低下する。



次回、解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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