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2017年07月19日
栄養・食事管理
今日は「PDCAサイクル」についてお話します。
栄養・食事管理は、利用者の身体状況や栄養状態などのアセスメント情報に基づき、
・栄養管理計画書を作成し(Plan)、
・これに基づいた食事提供・栄養教育を行い(Do)、
・栄養状態や身体状況、食習慣の変化や栄養情報の理解度を評価し(Check)、
・必要に応じて改善し(Act)、
これを計画へとフィードバックさせるという循環システム(PDCAサイクル)を構築することにより
目的を達成していきます。
【栄養・食事管理の手順】
@対象集団のアセスメント
↓
A食事摂取量の評価
↓
B食事計画の決定(Plan)
↓
C予定献立表の作成(Plan)
↓
D品質管理された食事提供・栄養教育(Do)
↓
E食事摂取量の把握(Check)
↓
F食事計画の見直し(Act)
このPDCAサイクルがしっかり稼働することが栄養・食事管理において非常に重要になるので、
国家試験でも狙われるポイントになります。
しっかり理解しておいてくださいね。
栄養・食事管理は、利用者の身体状況や栄養状態などのアセスメント情報に基づき、
・栄養管理計画書を作成し(Plan)、
・これに基づいた食事提供・栄養教育を行い(Do)、
・栄養状態や身体状況、食習慣の変化や栄養情報の理解度を評価し(Check)、
・必要に応じて改善し(Act)、
これを計画へとフィードバックさせるという循環システム(PDCAサイクル)を構築することにより
目的を達成していきます。
【栄養・食事管理の手順】
@対象集団のアセスメント
↓
A食事摂取量の評価
↓
B食事計画の決定(Plan)
↓
C予定献立表の作成(Plan)
↓
D品質管理された食事提供・栄養教育(Do)
↓
E食事摂取量の把握(Check)
↓
F食事計画の見直し(Act)
このPDCAサイクルがしっかり稼働することが栄養・食事管理において非常に重要になるので、
国家試験でも狙われるポイントになります。
しっかり理解しておいてくださいね。
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2017年07月18日
管理栄養士・栄養士の配置規定
国家試験では、「管理栄養士・栄養士の配置規定」も狙われやすい範囲になります。
配置義務には「必置」と「努力」がありますので、混同しないようにしっかりと覚えておきましょう。
【管理栄養士・栄養士の配置規定】
〇特定給食施設
・管理栄養士:医学的管理施設では1回300食以上または1日750食以上で必置、
その他の施設では1回500食以上または1回1500食以上で必置、1回300食以上又は750食で努力
・栄養士:医学的管理施設では1回100食以上または1日250食以上で努力
〇病院
・栄養士:100床以上で必置
〇事業所
・栄養士:1回100食以上又は1日250食以上で努力
〇事業所の付属寄宿舎(社員寮)
・栄養士:1回300食以上で必置
〇乳児院
・栄養士:必置(ただし、乳児10人未満を入所させる乳児院を除く)
〇児童養護施設・福祉方障害時入所施設・児童自立支援施設
・栄養士:必置(ただし、児童40人以下の施設は置かないことが出来る)
〇医療型障害時入所施設
・栄養士:100床以上で必置
〇介護老人保健施設
・栄養士:入所定員100人以上で必置
〇特別養護老人ホーム
・栄養士:必置(ただし、40人を超えず、他の保健施設などの栄養士と連携できる場合には、置かなくて可)
〇養護老人ホーム
・栄養士:必置(ただし、50人未満で栄養士のいる施設と併設する場合には、置かなくて可)
〇軽費老人ホーム
・栄養士:必置(40人以下で、他の保健施設の栄養士と有機的連携の出来る場合には、置かなくて可)
〇救護施設・更生施設
・栄養士:必置
特に、特定保健施設、病院などは出題されやすいところです。
こうやってみても、改めて栄養士・管理栄養士の活躍できる場は広いですね。
配置義務には「必置」と「努力」がありますので、混同しないようにしっかりと覚えておきましょう。
【管理栄養士・栄養士の配置規定】
〇特定給食施設
・管理栄養士:医学的管理施設では1回300食以上または1日750食以上で必置、
その他の施設では1回500食以上または1回1500食以上で必置、1回300食以上又は750食で努力
・栄養士:医学的管理施設では1回100食以上または1日250食以上で努力
〇病院
・栄養士:100床以上で必置
〇事業所
・栄養士:1回100食以上又は1日250食以上で努力
〇事業所の付属寄宿舎(社員寮)
・栄養士:1回300食以上で必置
〇乳児院
・栄養士:必置(ただし、乳児10人未満を入所させる乳児院を除く)
〇児童養護施設・福祉方障害時入所施設・児童自立支援施設
・栄養士:必置(ただし、児童40人以下の施設は置かないことが出来る)
〇医療型障害時入所施設
・栄養士:100床以上で必置
〇介護老人保健施設
・栄養士:入所定員100人以上で必置
〇特別養護老人ホーム
・栄養士:必置(ただし、40人を超えず、他の保健施設などの栄養士と連携できる場合には、置かなくて可)
〇養護老人ホーム
・栄養士:必置(ただし、50人未満で栄養士のいる施設と併設する場合には、置かなくて可)
〇軽費老人ホーム
・栄養士:必置(40人以下で、他の保健施設の栄養士と有機的連携の出来る場合には、置かなくて可)
〇救護施設・更生施設
・栄養士:必置
特に、特定保健施設、病院などは出題されやすいところです。
こうやってみても、改めて栄養士・管理栄養士の活躍できる場は広いですね。
2017年07月17日
独学で合格するための効率的な勉強方法 〜勉強の計画〜
今日は具体的な勉強の計画の立て方についてお話します。
まず、三カ月かけて9科目の基本を勉強します。
【国家試験の科目】
@社会・環境と健康
A人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
B食べ物と健康
C基礎栄養学
D応用栄養学
E栄養教育論
F臨床栄養学
G公衆栄養学
H給食経営管理論
I応用力試験:他の9科目を勉強すれば網羅できる
ポイントは似た(内容がリンクした)科目を同時に勉強することです。
私がオススメする勉強の方法は以下のとおりです。
1番:A「人体・疾病」、C「基礎栄養学」、F「臨床栄養学」 合計69問(34.5%)
2番:@「社会・環境と健康」、G「公衆栄養学」 合計35問(17.5%)
3番:B「食べ物と健康」 合計25問(12.5%)
4番:D「応用栄養学」、E「栄養教育論」H「給食経営管理論」 合計51問(25.5%) ※どの順でも可
そして、勉強にかける時間は
1番に1か月、2番に半月、3番に半月、4番に1か月が目安です。
1番は一番理解に時間を要するところになるので、1か月以上かかることも想定されます。
4番は暗記でカバー出来る科目なので、最後にもってきています。
半年で管理栄養士国家試験合格レベルに持っていくためには、この三カ月が重要です。
残りの三カ月で苦手なところを集中に勉強、過去問題を何度も解く、模試の見直しなどなど、
レベルアップを図ります。
勉強順の参考にしてみてくださいね!
まず、三カ月かけて9科目の基本を勉強します。
【国家試験の科目】
@社会・環境と健康
A人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
B食べ物と健康
C基礎栄養学
D応用栄養学
E栄養教育論
F臨床栄養学
G公衆栄養学
H給食経営管理論
I応用力試験:他の9科目を勉強すれば網羅できる
ポイントは似た(内容がリンクした)科目を同時に勉強することです。
私がオススメする勉強の方法は以下のとおりです。
1番:A「人体・疾病」、C「基礎栄養学」、F「臨床栄養学」 合計69問(34.5%)
2番:@「社会・環境と健康」、G「公衆栄養学」 合計35問(17.5%)
3番:B「食べ物と健康」 合計25問(12.5%)
4番:D「応用栄養学」、E「栄養教育論」H「給食経営管理論」 合計51問(25.5%) ※どの順でも可
そして、勉強にかける時間は
1番に1か月、2番に半月、3番に半月、4番に1か月が目安です。
1番は一番理解に時間を要するところになるので、1か月以上かかることも想定されます。
4番は暗記でカバー出来る科目なので、最後にもってきています。
半年で管理栄養士国家試験合格レベルに持っていくためには、この三カ月が重要です。
残りの三カ月で苦手なところを集中に勉強、過去問題を何度も解く、模試の見直しなどなど、
レベルアップを図ります。
勉強順の参考にしてみてくださいね!
2017年07月16日
独学で合格するための効率的な勉強方法
独学で勉強する際、どのように勉強を進めるのが良いのか、
すごく重要なポイントになりますよね。
私は後者をオススメします。
その理由は二つ。
@結果が出ないとやる気を損なうため
曖昧な知識は得点に繋がりません!
完璧に理解している内容を増やしていくことが確実に得点するための秘訣だと思います。
勉強した結果が伴ってくるとモチベーション維持にも繋がり、
その結果、徐々に得点率が上がってくるという良いサイクルに持ち込むことが出来ます。
A全教科を終えた頃には始めに勉強した内容を忘れているため
人間の記憶力は3日と言われています。
始めに勉強した科目の内容は忘れている可能性が高いでしょう。
頑張ったはずなのに、それ程結果に繋がらなかったというのはこのパターンが多いです。
このように一科目一科目しっかり勉強を進めていく勉強法をオススメします。
ただし、一科目に時間をかけ過ぎるとまだ手付かずの科目がある中で模試などと言った
可能性も出てきます。
そうなると全く得点できない科目も出てくるわけです。
勉強の計画を立てることが重要です。
次回は、教科別の具体的な勉強の計画の立て方についてお話します。
すごく重要なポイントになりますよね。
とりあえず全教科を満遍なく勉強するのか、教科ごとに勉強するのか。
私は後者をオススメします。
その理由は二つ。
@結果が出ないとやる気を損なうため
曖昧な知識は得点に繋がりません!
完璧に理解している内容を増やしていくことが確実に得点するための秘訣だと思います。
勉強した結果が伴ってくるとモチベーション維持にも繋がり、
その結果、徐々に得点率が上がってくるという良いサイクルに持ち込むことが出来ます。
A全教科を終えた頃には始めに勉強した内容を忘れているため
人間の記憶力は3日と言われています。
始めに勉強した科目の内容は忘れている可能性が高いでしょう。
頑張ったはずなのに、それ程結果に繋がらなかったというのはこのパターンが多いです。
このように一科目一科目しっかり勉強を進めていく勉強法をオススメします。
ただし、一科目に時間をかけ過ぎるとまだ手付かずの科目がある中で模試などと言った
可能性も出てきます。
そうなると全く得点できない科目も出てくるわけです。
勉強の計画を立てることが重要です。
次回は、教科別の具体的な勉強の計画の立て方についてお話します。
2017年07月15日
平成26年国民健康・栄養調査の概要 【基本項目】
今日は、国民健康・栄養調査の基本項目についてお話します。
【基本項目】
1.身体状況及び糖尿病等に関する状況
この10年間でみると、男女ともに有意な変化はみられなかった、
やせの者(BMI18.5未満)の割合は男性5.0%、女性10.4%である。
この10年間でみると、男性では変化はみられず、女性では有意に増加している。
平成18年からみると、男女ともに有意な変化はみられなかった。
収縮期血圧の平均値は、男性135.3oHg、女性128.7oHgである。
この10年間でみると、男女ともに有意に低下している。
この10年間でみると、男女ともに有意な変化はみられなかった。
2.栄養・食生活に関する状況
この10年間でみると、総数、男女ともに有意に減少している。
この10年間でみると、総数、男女ともに有意な変化はみられなかった。
3−1.食品を選択する際に重視する点
食品そ選択する際に重視する点として回答した者の割合が男女ともに最も高かったのは「おいしさ」であり、
男性69.7%、女性75.5%である。
年齢階級別にみると、男性では20歳第を除く全ての年齢階級で「おいしさ」と回答した者の割合が最も高く、
女性では40〜50歳代は「価格」、60歳代以上は「鮮度」と回答した者の割合が最も高い。
3−2.経済的な理由による食物の購入の状況
過去1年間に、経済的な理由で食物の購入を控えた又は購入出来なかった経験がある者の割合は、
男性35.5%、女性40.6%で3ある。
男女ともに20歳代で最も高く、男性37.0%、女性で23.5%である。
3.身体活動・運動及び睡眠に関する状況
この10年間でみると、男女とも有意な変化はみられなかった。
歩数の平均値は男性7,043歩、女性6,015歩である。
この10年間でみると、男性では有意に減少しており、女性では有意な変化はみられなかった。
男性34.4%、女性33.9%である。
4.飲酒・喫煙に関する状況
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、男性15.8%、女性8.8%である。
この10年間でみると、男女ともに有意に減少している。
この10年間でみると、男性では有意に減少しており、女性では有意な変化はみられなかった。
5.健診の受診に関する状況
年齢階級別にみると、男性では70歳以上で最も高く、女性では30歳代で最も高い。
6.歯・口腔の健康に関する状況
平成16年、21年、26年の推移でみると、有意に増加している。
【基本項目】
1.身体状況及び糖尿病等に関する状況
(1)肥満及びやせの状況
肥満者(BMI25以上)の割合は男性28.7%、女性21.3%である。この10年間でみると、男女ともに有意な変化はみられなかった、
やせの者(BMI18.5未満)の割合は男性5.0%、女性10.4%である。
この10年間でみると、男性では変化はみられず、女性では有意に増加している。
(2)「糖尿病が強く疑われる者」の状況
「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性15.5%、女性9.8%である。平成18年からみると、男女ともに有意な変化はみられなかった。
(3)血圧に関する状況
収縮期血圧の平均値は、男性135.3oHg、女性128.7oHgである。
この10年間でみると、男女ともに有意に低下している。
(4)血中コレステロールに関する状況
血清総コレステロールの平均値は、男性196.6o/dL、女性207.2mg/dLである。この10年間でみると、男女ともに有意な変化はみられなかった。
2.栄養・食生活に関する状況
(1)食塩摂取量の状況
食塩摂取量の平均値は、10.0gであり、性別にみると男性10.9g、女性9.2gである。この10年間でみると、総数、男女ともに有意に減少している。
(2)野菜摂取量の状況
1日の野菜類摂取量の平均値は292.3であり、性別にみると男性300.8g、女性285.0gである。この10年間でみると、総数、男女ともに有意な変化はみられなかった。
(3)食品の選択に関する状況
3−1.食品を選択する際に重視する点
食品そ選択する際に重視する点として回答した者の割合が男女ともに最も高かったのは「おいしさ」であり、
男性69.7%、女性75.5%である。
年齢階級別にみると、男性では20歳第を除く全ての年齢階級で「おいしさ」と回答した者の割合が最も高く、
女性では40〜50歳代は「価格」、60歳代以上は「鮮度」と回答した者の割合が最も高い。
3−2.経済的な理由による食物の購入の状況
過去1年間に、経済的な理由で食物の購入を控えた又は購入出来なかった経験がある者の割合は、
男性35.5%、女性40.6%で3ある。
(4)朝食の欠食に関する状況
朝食の欠食率は、男性14.3%、女性10.5%であり、性・年齢階級別にみると、男女ともに20歳代で最も高く、男性37.0%、女性で23.5%である。
3.身体活動・運動及び睡眠に関する状況
(1)運動習慣者の状況
運動習慣のある者の割合は、男性31.2%、女性25.1%である。この10年間でみると、男女とも有意な変化はみられなかった。
(2)歩数の状況
歩数の平均値は男性7,043歩、女性6,015歩である。
この10年間でみると、男性では有意に減少しており、女性では有意な変化はみられなかった。
(3)睡眠時間の状況
1日の平均睡眠時間は、男女とも「6時間以上7時間未満」と回答した者の割合が最も高く、男性34.4%、女性33.9%である。
4.飲酒・喫煙に関する状況
(1)飲酒の状況
飲酒習慣のある者の割合は、男性34.6%、女性8.2%である。生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、男性15.8%、女性8.8%である。
(2)喫煙の状況
現在習慣的に喫煙している者の割合は、19.6%であり、性別にみると、男性32.2%、女性8.5%である。この10年間でみると、男女ともに有意に減少している。
(3)喫煙本数と喫煙意思の有無の状況
現在習慣的に喫煙している者のうち、1日に21本以上吸う者の割合は、男性15.2%、女性5.5%である。この10年間でみると、男性では有意に減少しており、女性では有意な変化はみられなかった。
5.健診の受診に関する状況
(1)健診の受診状況と生活習慣等に関する状況
過去1年間に健診を受診しなかった者の割合は、男性27.8%、女性37.1%であり、年齢階級別にみると、男性では70歳以上で最も高く、女性では30歳代で最も高い。
6.歯・口腔の健康に関する状況
(1)歯・口腔の健康に関する状況
自分の歯を20本以上有する者の割合は72.8%である。平成16年、21年、26年の推移でみると、有意に増加している。
国民健康・栄養の現状―平成25年厚生労働省国民健康・栄養調査報告より 新品価格 |
2017年07月14日
平成26年国民健康・栄養調査の概要 【社会経済状況と生活習慣等の状況】
国民健康・栄養調査に関する問題は頻出なので、
ポイントをしっかりと頭に入れておきましょう。
【社会経済状況と生活習慣等の状況】
世帯員の生活習慣等(食生活、運動、たばこ、飲酒、睡眠、健診、体型、歯の本数)の状況を比較。
・穀類摂取量は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に多く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に多かった。
・運動習慣のない者の割合は、男女とも有意な差はみられなかった。
・現在習慣的に喫煙している者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男女とも200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に高かった。
・生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、
世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満の世帯員で有意に低く、女性では有意な差はみられなかった。
・睡眠による休養は十分とれていない者の割合は、男女とも有意な差はみられなかった。
・健診等の未受診者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に高く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に高かった。
・肥満者の割合は、男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
200万円未満の世帯員で有意に高かった。
・歯の本数が20本未満の者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男女との200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に高かった。
世帯の所得別(200万円未満、200万円以上〜600万円未満、600万円以上)に、
世帯員の食生活(食品群別摂取量等、食品を選択する際に重視する点)の状況を比較。
〇食品群別摂取量等
(食品群別摂取量)
・穀類摂取量は、世帯の所得が600万円以上の世帯に比較して、
男性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に多く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に多かった。
・野菜及び肉類摂取量は、男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満の世帯員で有意に少なく、
女性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に少なかった。
(エネルギー産生栄養素バランス等)
・エネルギー摂取量は、世帯の所得が600万円以上の世帯に比較して、男性では200万円未満で有意に低く、
女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯員で有意に低かった。
・炭水化物エネルギー比率は、男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
200万円未満の世帯員で有意に低かった。
・脂肪エネルギー比率は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満と200~600万円未満の世帯員で有意に低く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に低かった。
〇食品を選択する際に重視する点
・食品を選択する際に、「おいしさ」を重視する者の割合は、
男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
200万円未満、200~600万円未満の世帯員で有意に少なかった。
・世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では、200万円未満、200〜600万円の世帯員で、
食品を選択する際に重視する点について「特にない」と回答した者の割合が有意に高かった。
次回は、国民健康・栄養調査の「基本項目」についてお話します。
ポイントをしっかりと頭に入れておきましょう。
【社会経済状況と生活習慣等の状況】
(1)所得と生活習慣等に関する状況
世帯の所得別(200万円未満、200万円以上〜600万円未満、600万円以上)に、世帯員の生活習慣等(食生活、運動、たばこ、飲酒、睡眠、健診、体型、歯の本数)の状況を比較。
・穀類摂取量は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に多く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に多かった。
・運動習慣のない者の割合は、男女とも有意な差はみられなかった。
・現在習慣的に喫煙している者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男女とも200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に高かった。
・生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、
世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満の世帯員で有意に低く、女性では有意な差はみられなかった。
・睡眠による休養は十分とれていない者の割合は、男女とも有意な差はみられなかった。
・健診等の未受診者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に高く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に高かった。
・肥満者の割合は、男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
200万円未満の世帯員で有意に高かった。
・歯の本数が20本未満の者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男女との200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に高かった。
(2)所得と食生活に関する状況
世帯の所得別(200万円未満、200万円以上〜600万円未満、600万円以上)に、
世帯員の食生活(食品群別摂取量等、食品を選択する際に重視する点)の状況を比較。
〇食品群別摂取量等
(食品群別摂取量)
・穀類摂取量は、世帯の所得が600万円以上の世帯に比較して、
男性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に多く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に多かった。
・野菜及び肉類摂取量は、男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満の世帯員で有意に少なく、
女性では200万円未満と200〜600万円未満の世帯員で有意に少なかった。
(エネルギー産生栄養素バランス等)
・エネルギー摂取量は、世帯の所得が600万円以上の世帯に比較して、男性では200万円未満で有意に低く、
女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯員で有意に低かった。
・炭水化物エネルギー比率は、男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
200万円未満の世帯員で有意に低かった。
・脂肪エネルギー比率は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では200万円未満と200~600万円未満の世帯員で有意に低く、
女性では200万円未満の世帯員で有意に低かった。
〇食品を選択する際に重視する点
・食品を選択する際に、「おいしさ」を重視する者の割合は、
男女とも世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
200万円未満、200~600万円未満の世帯員で有意に少なかった。
・世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、
男性では、200万円未満、200〜600万円の世帯員で、
食品を選択する際に重視する点について「特にない」と回答した者の割合が有意に高かった。
次回は、国民健康・栄養調査の「基本項目」についてお話します。
国民健康・栄養の現状―平成25年厚生労働省国民健康・栄養調査報告より 新品価格 |
2017年07月13日
管理栄養士国家試験に独学で臨むということ
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
このブログを始めて二か月半という短期間ではありますが、
徐々に閲覧者数が増加し、ブログ継続の励みになっております。
さてさて今日は、
「管理栄養士国家試験に独学で臨むということ」をテーマに
私の経験も踏まえお話ししたいと思います。
まず、管理栄養士国家試験に独学で臨む難しさについてですが、
去年の大学卒業後(新卒)と独学(既卒)の合格率の差をみればお分かりいただけるでしょう。
・管理栄養士養成課程(新卒):92.4%
・管理栄養士養成課程(既卒):18.4%
・栄養士養成課程(既卒):19.3%
最近の国家試験の合格率上昇に合わせて既卒の合格率も2倍近くなりましたが、
それでも新卒と比べるとこれだけの差があります。
「俄然やる気が出た」という方は独学に向いているかもしれません。
では、なぜ独学が難しいのか?
その理由は、私は大きく三点あると考えています。
ただし、今までの国家試験ではどのような傾向で出題され、今後どのような対策をとればいいのか、
これは必ず知っておく必要があります。
敵の手を知っておくことが合格の秘訣でもあるわけです。
これは、大学であれば先生が教えてくれますが、
独学では勉強をしつつ自分で情報収集をしていかなければなりません。
新卒の人とはどうしても情報量に差が生じます。
その結果、頻出ではない部分に時間をかけてしまったり、ポイント外れな勉強をしてしまったり
ということも起きやすくなっていまいます。
私は、参考書の「対策ページ」や模試の解説の際に講師が言っていた「ここ出るぞ」ポイントをチェックし、
頻出ポイントを中心に勉強を進めました。
あまり情報収集に時間をかけ過ぎると本来の勉強時間を割くことになるので、注意が必要です。
問題を解こうとすると「あれ?やっぱり分からない…。」
勉強したことを解答に落とし込めて始めて理解できたということになります。
そして、過去問題は何度も解いている内に覚えてしまうものなので、
「初見の問題を解いてどれだけ理解出来ているのかを定期的に把握する」ことが非常に重要です。
私は、その対策として、毎月1つ模試を受け、自分の力試しをする機会を設けていました。
勉強を頑張っていても成果が出なければ、辞めてしまいたくなります。
周りに一緒に頑張り相談出来る仲間がいないと、不安な日々が続きます。
私も、「このまま勉強を進めて行っても合格出来なかったらどうしよう。私のやり方は間違っていないか?」
勉強で疲れているはずなのに、こんな思いで夜眠れない日もありました。
そんな不安な思いを解消するのはただ一つ。
不安をかき消すくらい夢中になって勉強することです。
自信がつけば自然と不安も消え去ります。
そして最後に、「曖昧な知識は得点にならない」ということを覚えておいてください。
例えば、五肢択一の問題があったとして、最後の二つで迷うということはありませんか?
正解と不正解の二つにまで絞れたとしても不正解の方を選んでしまったら、
結局全く分かっていなかったと同じ扱いになる訳です。
つまり、完璧に分かるようになるまでは、模試などの得点も伸びにくく、勉強の成果が分かり難い。
そしてやる気を失くして国家試験に合格できないという悪循環に陥ってしまうのです。
このように、惜しいところまで来ているのに得点には結びつかない期間が非常にもどかしく、
モチベーションを下げる要因にもなります。
自分を信じて勉強を続けることが何よりも重要です。
これから独学で国家試験に臨もうという方は、ぜひ折れない強い気持ちを持って頑張って欲しいと思います。
例年の国家試験は3月20日以降のことが多いんですが、
来年の管理栄養士国家試験は3月上旬に早まる予定なので、なるべく早めに勉強を始めましょう。
このブログを読んでいただいている方が、念願の管理栄養士の切符を勝ち取れるよう、
私も合格するための有意義な情報を発信して来たいと思いますので、どうぞお付き合いください!
ブログで説明して欲しいことや紹介して欲しい内容があればアップしますので、
お気軽にご意見下さいませ!
このブログを始めて二か月半という短期間ではありますが、
徐々に閲覧者数が増加し、ブログ継続の励みになっております。
さてさて今日は、
「管理栄養士国家試験に独学で臨むということ」をテーマに
私の経験も踏まえお話ししたいと思います。
まず、管理栄養士国家試験に独学で臨む難しさについてですが、
去年の大学卒業後(新卒)と独学(既卒)の合格率の差をみればお分かりいただけるでしょう。
・管理栄養士養成課程(新卒):92.4%
・管理栄養士養成課程(既卒):18.4%
・栄養士養成課程(既卒):19.3%
最近の国家試験の合格率上昇に合わせて既卒の合格率も2倍近くなりましたが、
それでも新卒と比べるとこれだけの差があります。
「俄然やる気が出た」という方は独学に向いているかもしれません。
では、なぜ独学が難しいのか?
その理由は、私は大きく三点あると考えています。
【@出題傾向・対策が分からない】
国家試験は山勘では突破できません。ただし、今までの国家試験ではどのような傾向で出題され、今後どのような対策をとればいいのか、
これは必ず知っておく必要があります。
敵の手を知っておくことが合格の秘訣でもあるわけです。
これは、大学であれば先生が教えてくれますが、
独学では勉強をしつつ自分で情報収集をしていかなければなりません。
新卒の人とはどうしても情報量に差が生じます。
その結果、頻出ではない部分に時間をかけてしまったり、ポイント外れな勉強をしてしまったり
ということも起きやすくなっていまいます。
私は、参考書の「対策ページ」や模試の解説の際に講師が言っていた「ここ出るぞ」ポイントをチェックし、
頻出ポイントを中心に勉強を進めました。
あまり情報収集に時間をかけ過ぎると本来の勉強時間を割くことになるので、注意が必要です。
【A現状の自分の実力が分からない】
独学で勉強を進めていくと、「分かったつもり」ということが多いにして発生します。問題を解こうとすると「あれ?やっぱり分からない…。」
勉強したことを解答に落とし込めて始めて理解できたということになります。
そして、過去問題は何度も解いている内に覚えてしまうものなので、
「初見の問題を解いてどれだけ理解出来ているのかを定期的に把握する」ことが非常に重要です。
私は、その対策として、毎月1つ模試を受け、自分の力試しをする機会を設けていました。
【Bモチベーションの維持が難しい】
国家試験の範囲は膨大です。勉強を頑張っていても成果が出なければ、辞めてしまいたくなります。
周りに一緒に頑張り相談出来る仲間がいないと、不安な日々が続きます。
私も、「このまま勉強を進めて行っても合格出来なかったらどうしよう。私のやり方は間違っていないか?」
勉強で疲れているはずなのに、こんな思いで夜眠れない日もありました。
そんな不安な思いを解消するのはただ一つ。
不安をかき消すくらい夢中になって勉強することです。
自信がつけば自然と不安も消え去ります。
そして最後に、「曖昧な知識は得点にならない」ということを覚えておいてください。
例えば、五肢択一の問題があったとして、最後の二つで迷うということはありませんか?
正解と不正解の二つにまで絞れたとしても不正解の方を選んでしまったら、
結局全く分かっていなかったと同じ扱いになる訳です。
つまり、完璧に分かるようになるまでは、模試などの得点も伸びにくく、勉強の成果が分かり難い。
そしてやる気を失くして国家試験に合格できないという悪循環に陥ってしまうのです。
このように、惜しいところまで来ているのに得点には結びつかない期間が非常にもどかしく、
モチベーションを下げる要因にもなります。
自分を信じて勉強を続けることが何よりも重要です。
これから独学で国家試験に臨もうという方は、ぜひ折れない強い気持ちを持って頑張って欲しいと思います。
例年の国家試験は3月20日以降のことが多いんですが、
来年の管理栄養士国家試験は3月上旬に早まる予定なので、なるべく早めに勉強を始めましょう。
このブログを読んでいただいている方が、念願の管理栄養士の切符を勝ち取れるよう、
私も合格するための有意義な情報を発信して来たいと思いますので、どうぞお付き合いください!
ブログで説明して欲しいことや紹介して欲しい内容があればアップしますので、
お気軽にご意見下さいませ!
2017年07月12日
「リスク比」と「オッズ比」
今日は、昨日の分析疫学で触れた「リスク比」と「オッズ比」についてお話します。
【リスク比】
リスク比は、「相対危険度」とも呼ばれます。
リスク要因の暴露が罹患の危険を何倍に増加させたかと示す指標です。
個人の影響をみたもので、2つの集団の罹患率または死亡率から計算されます。
相対危険度=暴露群における罹患率(または死亡率)/非暴露群における罹患率(または死亡率)
※ハザード比は相対危険度に含まれます。
相対危険度は一定期間内の平均の発生率です。
ハザード比はある瞬間における発生率の日であり、追跡期間を考慮したものです。
【オッズ比】
因果関係を知る上でも重要な相対危険度を近似値として求める式です。
オッズ比を求める問題も出題もチラホラ見られますので覚えておいてくださいね!
【リスク比】
リスク比は、「相対危険度」とも呼ばれます。
リスク要因の暴露が罹患の危険を何倍に増加させたかと示す指標です。
個人の影響をみたもので、2つの集団の罹患率または死亡率から計算されます。
相対危険度=暴露群における罹患率(または死亡率)/非暴露群における罹患率(または死亡率)
※ハザード比は相対危険度に含まれます。
相対危険度は一定期間内の平均の発生率です。
ハザード比はある瞬間における発生率の日であり、追跡期間を考慮したものです。
【オッズ比】
因果関係を知る上でも重要な相対危険度を近似値として求める式です。
オッズ比を求める問題も出題もチラホラ見られますので覚えておいてくださいね!
2017年07月11日
分析疫学
今日は、「分析疫学」についてお話します。
この内容もよく国家試験で狙われるところになりますので、しっかり理解しておいてください。
「分析疫学」とは、記述疫学で設定した仮説を証明するために行う疫学のことです。
「コホート研究」と「症例対象研究」に分類されます。
疫学的因果関係を証明するために必要です。
【コホート研究】=前向き調査
母集団と考えられる集団から「無作為抽出」によって、対象者となる集団(コホート)を選び出し、
ある疾患のリスクファクターと考えられる要因に、「現在暴露している集団」と「暴露していない集団」
に分ける。
そしてこの2集団を一定期間追跡して、目的とする疾患の発生率を比較する研究。
・必要な情報:暴露情報
・関連性を表す統計量:「リスク比」
・長所:一つの要因に対して同時に複数の疾患が調査可能、罹患率を正確に求めることができる、
要因と疾病との間の時間的順序が観察できる、バイアスが生じにくい、研究結果の信頼度が高い
・短所:調査に時間、費用、労力がかかる、対象者が多くなりやすい、まれな疾患の調査に向いていない
【症例対象研究】=後ろ向き調査
・必要な情報:罹患情報
・関連性を表す統計量:「オッズ比」
・長所:一つの疾患に対して同時に複数の当院が調査可能、調査にかかる時間・費用・労力が少なくて済む、
まれな疾患の調査も対応可能、疾患の判定が確実、対象者が少なくて済む
・短所:研究結果の信頼性が低い、罹患率を求めることが出来ない、
相対危険度・寄与危険度が求められない、対象群の選択や選択時の調査にバイアスが生じやすい
このように、「コホート研究」は現在から未来に向かって追跡調査するので、
「前向き調査」とも呼ばれます。
対して、「症例対象研究」は現在から過去にさかのぼって調査するので、
「後ろ向き研究」とも呼ばれます。
ポイントは、「コホート研究」は「無作為抽出」によって多くの対象者を研究するが信頼性は高い、
「症例対象研究」はすでに疾病にかかっている人を対象にするので対象者は少ないが信頼性は低い。
これを理解できれば、上記の長所と短所も納得がいきますよね!
上記で出てきた「リスク比」、「オッズ比」については、明日以降詳しくお話します。
この内容もよく国家試験で狙われるところになりますので、しっかり理解しておいてください。
「分析疫学」とは、記述疫学で設定した仮説を証明するために行う疫学のことです。
「コホート研究」と「症例対象研究」に分類されます。
疫学的因果関係を証明するために必要です。
【コホート研究】=前向き調査
母集団と考えられる集団から「無作為抽出」によって、対象者となる集団(コホート)を選び出し、
ある疾患のリスクファクターと考えられる要因に、「現在暴露している集団」と「暴露していない集団」
に分ける。
そしてこの2集団を一定期間追跡して、目的とする疾患の発生率を比較する研究。
・必要な情報:暴露情報
・関連性を表す統計量:「リスク比」
・長所:一つの要因に対して同時に複数の疾患が調査可能、罹患率を正確に求めることができる、
要因と疾病との間の時間的順序が観察できる、バイアスが生じにくい、研究結果の信頼度が高い
・短所:調査に時間、費用、労力がかかる、対象者が多くなりやすい、まれな疾患の調査に向いていない
【症例対象研究】=後ろ向き調査
・必要な情報:罹患情報
・関連性を表す統計量:「オッズ比」
・長所:一つの疾患に対して同時に複数の当院が調査可能、調査にかかる時間・費用・労力が少なくて済む、
まれな疾患の調査も対応可能、疾患の判定が確実、対象者が少なくて済む
・短所:研究結果の信頼性が低い、罹患率を求めることが出来ない、
相対危険度・寄与危険度が求められない、対象群の選択や選択時の調査にバイアスが生じやすい
このように、「コホート研究」は現在から未来に向かって追跡調査するので、
「前向き調査」とも呼ばれます。
対して、「症例対象研究」は現在から過去にさかのぼって調査するので、
「後ろ向き研究」とも呼ばれます。
ポイントは、「コホート研究」は「無作為抽出」によって多くの対象者を研究するが信頼性は高い、
「症例対象研究」はすでに疾病にかかっている人を対象にするので対象者は少ないが信頼性は低い。
これを理解できれば、上記の長所と短所も納得がいきますよね!
上記で出てきた「リスク比」、「オッズ比」については、明日以降詳しくお話します。
2017年07月10日
アレルギー反応の5型
今日はアレルギーについてお話します。
それ程頻出箇所ではありませんが、捻った問題は出ないので、
この表を覚えておけば十分に正解を導き出すことが出来ます。
【アレルギー反応の5型】
〇体液性免疫
・T型=即時型アレルギー(責任因子IgE)
気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物・薬物・ハチ毒などによるアナフィラキシーショック、食物アレルギー
・U型=細動障害型アレルギー(責任因子IgM、IgG)
血液型不適合輸血、溶血性貧血、リウマチ熱、重症筋無力症
・V型=免疫複合型アレルギー(責任因子IgG、IgM)
急性糸球体腎炎、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ
〇細胞性免疫
・W型=遅延型アレルギー(責任因子T細胞):ツベルクリン反応、接触皮膚炎、移植時の急性拒絶反応
〇体液性免疫
・X型=刺激型アレルギー(責任因子IgG):バセドウ病
出題パターンは、「T型アレルギーはIGEが関与している」
「V型アレルギーの疾患例として急性糸球体腎炎がある」など単純です。
アレルギー反応の出題で失点することのないようしっかり覚えておきましょう。
それ程頻出箇所ではありませんが、捻った問題は出ないので、
この表を覚えておけば十分に正解を導き出すことが出来ます。
【アレルギー反応の5型】
〇体液性免疫
・T型=即時型アレルギー(責任因子IgE)
気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物・薬物・ハチ毒などによるアナフィラキシーショック、食物アレルギー
・U型=細動障害型アレルギー(責任因子IgM、IgG)
血液型不適合輸血、溶血性貧血、リウマチ熱、重症筋無力症
・V型=免疫複合型アレルギー(責任因子IgG、IgM)
急性糸球体腎炎、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ
〇細胞性免疫
・W型=遅延型アレルギー(責任因子T細胞):ツベルクリン反応、接触皮膚炎、移植時の急性拒絶反応
〇体液性免疫
・X型=刺激型アレルギー(責任因子IgG):バセドウ病
出題パターンは、「T型アレルギーはIGEが関与している」
「V型アレルギーの疾患例として急性糸球体腎炎がある」など単純です。
アレルギー反応の出題で失点することのないようしっかり覚えておきましょう。