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2020年10月25日

「鬼滅の刃」って日本的

最近、「鬼滅の刃」、めっちゃ流行ってますね。

うちの子たちも夢中です。

IMG_20201019_133808143.jpg



カナダにいるとき、本屋の漫画コーナーには、日本のものがずらり。

ポケモン関係が多い印象。


あとは、図書館にも、数種類の日本漫画があったけど、
自分が全く知らないものもあった。

「鬼滅の刃」は、見かけなかったな〜。



海外で日本の文化紹介するとしたら、その代表的なもののひとつに漫画文化がある。

でも、日本ぽい要素ってどこにあるんだろう・・・?

と、少し思っていた。

書かれたのは日本で、筆者も日本で、
描かれるのも日本社会であることが多いのだけど、

近代日本は、衣食住など欧米と重なるところが多く、
言葉(擬音語など)くらいしか、なんとなく日本らしさを感じなくなってたから。



しかし、
「鬼滅の刃」を見てると、
ほんと、日本的だな、と感じる。

着物


お面

全集中
大正時代の生活風景(衣食住)


鬼退治って、
「桃太郎」と同じで、日本の鬼文化を表すものとも言える。

しかも、首を切るところも。
「首切り」って今では想像できないけど、
戦国時代だったら、、、有名な人たち=首切りのイメージあるし。

「首切り」も日本文化の一つなのだろう。
実際、何かを辞めさせられる=首 という言葉として残っている。



特に「全集中」は、秀逸。

実際生活して、日本人はカナダの人々より、「今」という瞬間に重きを置いているように感じた。

カナダの学校で書道や茶道の授業をしたとき、

「その筆遣いに集中。一度きりのつもりで、この一筆に思いを込める。」
「お茶を共にするこの瞬間は一度きり。一期一会」
などの話をした。

子どもも先生も、「へええ〜」という表情。
文化は形ややり方だけなのではなく、その背景や心構えもふくまれているのだな〜と改めて知った。


そこで、この「鬼滅の刃」の「全集中」が、
ほんと日本的だなあ〜と感じたのです。


炭治郎の繰り出す「水の型」も、鬼の背景も、奥が深いなあ〜。


ただ、海外で日本文化として紹介するのには、
ちょっと過激すぎるかな、、、

大人になら、いいかな?
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