2019年02月25日
丑の刻参り
これは前に兄貴と一緒に、丑の刻参りで有名な神社へ行ったときの話しです。
その神社はとある山をしばらく登って、真っ暗な枝道に入り、しばらく歩くと突然現れました・・・。
境内には街灯が点いていたのですが、青白い光を放っていて逆に不気味でした。
僕たちは社の裏側にあるという問題の木を目指して奥へと進みました。
社の裏側は街灯の明かりも届かず、僕らは懐中電灯で辺りを照らしましたが、そこには無機質に木が並んでいるだけで問題の木らしきものは見つかりませんでした・・・。
やっぱり単なる噂かぁ〜と思い、引き返そうとした瞬間ガサガサガサガサガサガサ!!!!!!!・・・木々に囲まれた奥の暗闇から、何かが物凄い勢いでこっちに向かってくる音がしました・・・。
!!!?兄貴と目を合わし、何も言わずダッシュでその場を去り境内を駆け抜け、鳥居を超えたところで二人同時に足を止めました・・・。
噂によると、丑の刻参りをしてる人は、その姿を他人に見られてはいけないらしいのです。
もし見られたら、その呪いが自分に降りかかるそうで、それを食い止めるには・・・その目撃者を殺すしかないとか・・・。
んじゃばっちり見てあげましょう!!wってことで、僕たちは社の方を見張りました。
社〜鳥居までの距離は約20m・・・安全距離だろ♪なんて思い、じっと社の裏から出てくるであろう何かを期待しながら待っていました。
ガサ・・・ガサ・・・ガサこの神社は山奥にあり、境内に街灯が点いているといっても神社の周りは、深い暗闇に包まれていました。
ガサ・・ガサ・・ガサガサその足音は・・・ガサガサ!!ザッザッザッザッザ!!!!!!その暗闇の中からこちらへ走ってきました・・・・。
こりゃ〜世界狙えるんじゃね?ってな位の猛ダッシュで僕らはその場を後にしました。
もう途中で立ち止まって、何かを確認しようなんて微塵も思いませんでした・・・。
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