豊島氏の居城「石神井城」跡を訪問しました。
■石神井公園■
城跡は現在の石神井公園です。
<石神井公園>
石神井公園で調べると、西武池袋線石神井公園駅から徒歩7分とか10分となっています。
<石神井城址の石碑>
公園内のこの石碑付近までは、15分くらいと思ったほうが良いかもしれません。あの太田道灌と争った豊島氏の居城です。
豊島氏の歴史はそうとう長いのですが、平安時代まで遡るのも(私には)大変なので、「石神井城を築いて拠点としたのが14世紀末頃」という認識で「城のなごり」を楽しみたいと思います。
■城内探索■
<遺構>
この付近はやや丘になっています。ほぼ埋まってしまっていますが堀の跡ですね。
<湿地>
こちらは低地。天然の防御施設「湿地」ですね。
<池>
池が一部で凍ってますね(これ1月です)
<説明板>
沼と湿地に守られた天然の砦ですね。そして比較的通りやすい丘の上には堀を築く。人の思惑が伝わっきます。遺構は少な目ですが、あまり大きな城ではないので、「どんなつもりか」を実感しやすい城跡です。
■豊島一族の城跡■
豊島氏の主要な城はここ石神井城と練馬城。地形と水に恵まれていたことが共通点といえます。高低差を味わいながら歩くと、あっというまに時間が経過。ここが東京だということを忘れてしまいそうな環境です。私は真冬に来てしまいましたが、もっと季節の良い時にゆっくり散策したい城跡です。
豊島氏の勢力のピークは室町時代後半。志村氏、滝野川氏、練馬氏、板橋氏、赤塚氏など、豊島氏の分家が多数存在し、特に石神井川流域に勢力を誇っていました。やがて扇谷上杉氏の太田道灌と争うようになり、最後は滅ぼされてしまいます。太田道灌は有名ですね。それと戦った豊島一族。都内に残るその「つわものどもが夢の跡」を訪ねてみるのも面白いかもしれません。
ということで、実際に私が足を運んだ豊島一族の城跡をしばらく投稿させて頂きます。「志村城」へつづきます。
----------■石神井城■----------
築城者:豊島氏
築城年:不明(鎌倉後期?)
城 主:豊島氏
廃 城:1477年
[東京都練馬区石神井台]
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タグ:豊島一族