<溜池櫓台跡>ためいけやぐらだいあと
銀座線の虎ノ門駅近くを歩いていると、こんな光景と出会えます。
ここにはかつて江戸城外堀の櫓台がありました。まぁ外敵に備えての見張り台とご理解下さい。名称にある通りで「溜池」方面を見張るための施設でした。
現地説明板によれば『1636年(寛永13年)に因幡鳥取藩(現在の鳥取県)藩主池田光仲によって構築された』という記録が残っているとのこと。、岡山藩の池田家と同族という表現の方が伝わり安いですかね(ここは個人的な感覚です)
外堀の役割を果たしていた溜池も、周辺の堀も明治時代に埋められました。ビルが建ち並び、いまの街並みでは想像しにくいですが、江戸城の西側にひろがる大きな溜池全体を見張らせる櫓だったようです。
江戸城は現在の皇居周辺にしか遺構がなさそうにも思われますが、実は街のあちらこちらに痕跡が残されています。大半は失われたとしても、それらひとつひとつが城のなごり。当ブログがきっかけで、消えてなお残る城の余韻を感じてくれる人がいれば嬉しいです。
■訪問:溜池櫓台跡
[千代田区霞が関]3丁目
■参考
現地説明板
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2022年06月01日
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素通りの方が多いですが、写真を撮っている私に気付き「何だろう?」と近寄ってくる人もいました。説明板が設置されているので、興味のある人にとっては素敵な場所なんですがねw
訪問頂きありがとうございました。
何気なく露出している石、
興味のない人にはただの石ですね。
江戸城の遺構と気付いている人は何人いるのでしょうか?