これからの日本はどうあるべきかという大きな問題を考える際、我が国の歴史を正しく把握しておくことが必要です。
今までの事柄を知らずしては、適切な判断ができません。
また、これから自分自身はどうあるべきかという個別具体的な問題を考える際も、自分自身の国についての学識はとても重要です。
稲盛和夫「敬天愛人 西郷南洲遺訓と我が経営」第6講 大計
「私たちにもやらなければならないことがある。(中略)自分たちの国が歩んできた道のりを知ることです」(「日経ビジネス」2005年11月7日号114頁)
我が国の歴史、つまり日本史ですが、学校で勉強したとはいえ、知識があやふやである懸念があります。
以前、高等学校の日本史の教科書(山川出版社)を入手し、ところどころ読んでおりましたが、何かもの足りない。
そこで同じ山川出版社の『詳説 日本史研究』を購入し、ところどころ読んでみましたが、教科書よりも内容が充実しています。
分厚い本ですので、辞書のような感じで使っています。
高校時代、日本史は得意科目ではありましたが、『詳説 日本史研究』を読んで感じるのは、高校時代の日本史の知識など大したことがないということです。
改めて、しっかりと日本史を学びたいと思いますし、学ぶべきと考えます。
まずは、自らの中に日本の歴史の知識を入れ、その知識を見識にまで熟成し自分自身の日本史観を作り上げていくことでしょう。
その上で、さまざまな場面で然るべき胆識でもって行動していけるようにしたいですね。