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2023年12月06日

イクイノックス産駒の特徴を一口馬主の出資や馬券に生かす

イクイノックス産駒の特徴を今から考えておくことで一口馬主の出資や馬券のイメージを持っておくことができます。しかし、これらは予測も含まれているためイメージに沿わない場合もあります。

成熟性
イクイノックシ自身は晩生傾向だったが、キタサンブラック産駒もそういう晩生の傾向が見られることが多い。これから早熟な牝系と配合することでクラシックに間に合う仔をだすことは十分にカバー可能だろう。その点では繁殖牝馬を選ぶタイプになる可能性はある。

イクイノックスの傾向が強くでた場合はクラシックに間に合わず、古馬から活躍するタイプが大きな特徴になることも考えられる。その点からクラシック血統で売り出された場合、募集金額と割に合わないという声も聞こえてきそうだ。

あまり早期デビューは期待できないし、クラシックも間に合わないとなると一口持つ楽しみは損なわれやすい。晩生は喜びもだいぶ遅くなることを考えると初期出資リスクはそれなりにある。

馬場適性
芝レースが中心になる。ダート系の繁殖牝馬は余計な筋肉がつくことでイクイノックスの瞬発力が損なわれる可能性が高い。高額な種付け料からは海外から買い付けた繁殖が多くなりそうで、そういうタイプは芝向きにでることが多い。

基本的には大きめの完歩から良馬場かつ外回りコースなど広いコースが向いている。逆に小回りコースは苦手とすることも考えられるため、この点は抑えておくと回収パターンが見えてくるようになる。

跳びが綺麗なイクイノックスは重馬場では良さが損なわれる可能性があった。凱旋門賞など欧州遠征に消極的だったのも、その点に自信が持てなかったからだろう。その点から産駒も雨が降り馬場が悪化するとパフォーマンスを落とす可能性は十分にありそうだ。

距離適性
基本的にクラシックを狙う配合がされるため中距離を中心とする馬が多くなる。短距離の牝系であればマイルからカバーも可能。距離適性の幅広さから番組に困ることはないだろう。

イクイノックスは長距離に出走しなかったが、産駒はステイヤー気質をもった馬も生まれてくる可能性は十分にある。距離は伸びるほど良い傾向が見られると考えておきたい。

相性の良い血統
どのような血統とも相性を結べる万能性がある。イクイノックス自身は万能であるため、その傾向が強いノーザンダンサー系との相性は特に良さそうだ。サンデーサイレンスとのクロスは気性の良さを損なう可能性があるので悪くはないが付加するものがなくメリットはなさそうだ。

馬券評価
キタサンブラック以上にレースセンスにあふれていたイクイノックスは、その性質が産駒に継承されれば馬券では安定した軸馬として期待できそうだ。精神的にも安定したタイプが多く瞬発力もあるバランスの良いタイプが予想される。

東京競馬場のように広いコースで良馬場であれば確実性は高く、小回りコースで雨が降ると馬券的な信頼は低下していくことになるだろう。

posted by shinkeiba at 19:00 | Comment(0) | 産駒
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