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2021年03月31日

手首

通常出勤になって2週目。先週は出張や有休があったが今週はずっと会社だ。
受傷後は起きてから家を出るまでの時間をゆっくり取っている。受傷前より10分早く起きている。
それはシャツのボタンを嵌めるのに時間がかかることと疼痛でマッサージ器を肩に当てたりする必要があったからだ。
今、格段に手際良くなった。朝飯食って、モーサテとあさチャン見て6時45分に家を出る。

先週、少し手間取った。それは、シャツの袖のボタンを留められないのだ。
ワイシャツは綿100%しか着ない。クリーニングに出して古くなれば縮む。ボタンホールの糸はポリなので硬くなる。ましてや細身のシャツばかりだ。
指の動きは良くはなっている。とはいえ、手首サイズちょうど位のカフス部分のボタンを留めるのは難しい。

ボタンを留めるツールがある。先が輪になった針金で、ボタンホールにくぐらせてボタンを引き寄せられる。
業務で介護用品の企画をやっていた頃、あれは2000年か、福祉用具選定相談員の資格を取った。だから福祉用具については各種知っていた。そのボタンを留める器具も、退院前に病院にあるカタログで1つ、予備にネットで1つ買っていた。ボタンを留めることが難しいほどの指の可動だった。

でもパンパンの袖のボタンはこの器具を使っても難しい。
左袖は簡単だ。右手の可動がいいから。右袖が難しい。左の人差し指は細かく動かせない。
先週、両腕のボタンに時間がかかった。簡単にできるはずの左カフスも時間がかかる。シャツが縮んだと思った。

なんとかボタンを留めて考える。
そう、手首が太くなっているのだ。手首の太さは昔から図る基準を持っている。親指と中指で手首を回す。親指と中指の先が触れるか触れないくらいが昔からの手首の円周。
受傷前の年は毎週ゴルフだった。ゴルフで左腕が右腕よりも太くなったと感じていた。手首は親指と中指の先が大きく離れていたことを覚えている。受傷後、手首は細くなった。親指と中指の先が交差する位まで左手首はやせ細った。
それが親指と中指の先が付かない位まで太くなっている。両手首だ。

昨日は早く帰ってジムに行った。
筋トレの荷重が軽く感じるようになった。チェストプレスは5キロ増やして35キロにした。受傷前は40キロだったのだが、それに近づいた。
荷重を増やして筋肉を付けようとは思わない。維持できればそれでいいのだが。軽く感じたら筋肉が落ちるような気がする。

1年前のブログを読み返したが、筋トレマシンが変わったころだ。リボトリールも去年の誕生日に止めてしばらく苦しんだ。この1年で身体の動きは大きく変わった。「症状固定」…確かに症状としては同じだろうが、身体の機能は大きく進化した。
posted by shigenon at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月30日

骨盤の働きか

ゴルフ後の状態。
これまではゴルフ後の変化に驚いていたが、今回はゴルフ中に驚いた。日曜のゴルフ場はカート乗り入れがダメ。今までならそれだけで気分が沈んでいたが、スタート前から気にしていなかった。
実際にプレーしていて、いくらでも歩ける。苦痛じゃない。
在宅ワーク時のウォーキングで歩くという行為に苦を感じなくなったのだろうか。いや、歩く行為そのものが前よりラクだからだろう。

“歩かないといけないんだ”という気持ちの重さを全く感じなかった。少し走ったりしたくらいだ。
それよりもドライバーがテンプラになるのが気になった。目で追えないほど高く上がる。
「銀座の天婦羅」というらしい。そのこころは「高い」
実は在宅ワーク最終日にゴルフの練習に行った。家から徒歩圏内に練習場がある。ただし100ヤードもない距離しかないが。
この練習場には受傷後初めてか。ほぼ毎週ゴルフ場に行っていたのだ、練習するヒマなんてなかった。
ただ左腕の筋肉が付いたことで、どう振っていいのかが解らなくなっていた。

大叩きホールはあったものの、ボギーペースで回れた。なんとか100は切れたからヨシとしよう。
スタート前にぎっくり腰の兆候が見られたが、酷くならなかった。ぎっくり腰は股関節が働いていないから起きるとYouTubeで言っていた。できるだけ意識して股関節を動かした。

昨日、タバコロードを歩きながら思ったこと。
これまでゴルフ後に調子よく歩けたのは、足首を斜面とかで使うからだけと思っていた。
それに加えて骨盤の働きが影響しているのではないだろうか。
手を後ろにやって上げると歩きやすくなる。これも広背筋が引きあがって、骨盤内の何かに影響をしているからではないだろうか。
まあ想像だ。今度センセイに投げかけてみよう。

昨日、実家に来た息子の写真がラインで届いた。写真を撮っていたのだが母親は送り方が解らず、姉が実家に来た時に送ってくれた。
自分によく似ている。イケメンだ。モテるだろう。
posted by shigenon at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月29日

嬉しくて

水曜日から出張だった。
水曜に名古屋、そのまま遅くなる予定だったので名古屋泊。木曜は大阪で打ち合わせ。
大阪を終えて実家に帰る予定にしていた。金曜日は有休を取った。日曜は東京でゴルフコンペなので土曜に戻らないといけない。
実家の両親は元気だった。帰るのを楽しみにしてくれている。
実家に帰ってもすることがない、ダラダラとソファに寝転がっているだけだ。ただただ両親と一緒に時間を過ごす、これを大切にしたいと思っている。

帰省する前に母親から連絡がきていた。
僕の息子の入学祝を彼の家に持っていくという連絡。この連絡がきたのがまだ受験が終わったばかりで合格発表前だ。希望の高校や進路は解らないが、とにかく高校入学になるからお祝いをしようという孫への想いだ。
まあ、せめて公立高校の合格発表が終わってからでいいんじゃないと返しておいた。
僕もお祝いをしたい。父親として当たり前の気持ちだ。

実家に帰った時にお祝いを置いてきた。日曜日にゴルフコンペなので土曜に実家から帰省した。お祝いは日曜の大安に持っていくという。お祝いと実家にあった息子が興味を持ちそうな本を数冊。
日曜のゴルフの最中に母親からラインがきていた。家に行ったが引っ越しをしているようだと。そうなのだ、その確認があった。
息子の住んでいる家は元嫁の実家。元嫁の兄弟は長男・次男・三男と男が三人いる。次男と三男は東京だが、長男は地元に住んでいる。
元嫁の母親が亡くなって香典返しを持ってきた時に、その住んでいる家を長男から出るように言われていると聞いていた。

昨年、クリスマスにプレゼントを贈った時には配達されていた。ただ、家の件はどうなったのだろうかと心配していた。引っ越すといっても息子の高校受験があるしと。
僕の母親から元嫁の電話番号を教えてくれと書いてあったので送る。電話してみるようだ。
そのあと、連絡がついて午後から家に来るという。
そのやりとりをゴルフ中にしていた。

栃木でのゴルフが終わって東京に戻る。
戻ったらコンペの表彰式で主催の居酒屋へ。母親には来たのかどうかラインを送っていたが連絡がない。電話をするとちょうど帰ったばかりだという。
詳しいことは聞いていない。話す母親が涙声だったから。聞いたのは、隣の大きな市に引っ越したこと・その学区で一番の進学校に合格したこと・身長は178センチだということ。178センチということは僕より1センチ高い。

酒を飲んでいたからか、いや、飲んでいなくても同じだ。
涙が出た。
posted by shigenon at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月23日

J

昨日の誕生日は居酒屋Qのマスター・ママに加え、常連さんのOさん夫婦(正式には夫婦ではない)と一緒に過ごした。
お店は休みなので、焼き肉屋へ。そしてカラオケ。緊急事態宣言が開けると同時に21時まで、しかもカラオケはどうかと思ったが、いつも接しているメンバーだ。お店もウイルス対策は万全なようなので甘々で考えよう。

かなり飲んだ。
にもかかわらず3時半に目覚めて眠れない。ニンニクを食ったせいか部屋の中は臭い。
新たな歳のスタートにしてはちょっとスマートではなかったか。
居酒屋Qに行き始めたのが去年の8月。半年ちょっとなのにすっかり馴染んだ。しかも誕生祝までしていただけて感謝だ。

自分は多面性を持っていると思う。
仕事では客先とはとても仲良くなる。だが会社内では浮いた存在だ。極力触れたくない人間の一人だろう。居酒屋ではとてもいいおじさんで、誰とでも仲良くなる。ジムでは誰とも話さない。
その場面場面で全く違う人だ。
別に意識しているわけでもない、ただ沢山話すか話さないかだけなのだが。

58歳にもなると自分の性根は変わらないし、また変えようとも思わない。もちろん人に対して何か不快にさせるようなことは改めないといけないが。
あまり人に影響を受ける方ではない。ただ一人、影響を受けた人がいる。
新卒で入った会社で知り合ったJさん、その会社を辞めたあとに誘われて一緒に仕事をすることになるのだが。
彼は僕の3つ上、同じ故郷で同じ大学出身だった。
「〇〇(僕の下の名前を音読みして)なぁ、アホと付きおうたらアホがうつるんやぞ、アホと付きあわんようにせえよ」
アホとは穏やかなコトバではないが、ここで言うアホとは物事の価値判断が稚拙だったり、仕事の能力が低いこと。Jさんとは事業部は違ったが、何か惹かれるモノがお互いあった。
Jさん、Jは30過ぎに事故で亡くなった。僕がJの会社を辞めてからしばらく経ってだ。

そのJの名前が先週出てきた。
あるSNSのグループに入っているが、生まれ故郷に住んでいて出身大学も同じ人と何回かやり取りしている。ある時の話題で、その近くで仕事したことがあるとやり取りをしたら、その人はJと中学の同級生だった。
こんな偶然があるのだ。
Jの話は改めて書きたい。
posted by shigenon at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月22日

58歳の誕生日

とうとう58回目の生誕記念。
昨日も書いたが、2014年12月24日に打ちどころが悪く死んでいたら享年51歳だったのか。
それは今の世では若すぎる死だろう。
ただ受傷後の入院中に思っていたのは、今までの自分は死んだのだという思い。両手両足が満足に動かせず、オムツをしている。希望なんて持っていない。食事も人から口に入れてもらって食べる。
それが生命力・生きようとする人間本来が持っているチカラなのかもしれない。絶望を思うより生きようとするチカラが勝っていた。

昨日の寝る前に昨年の誕生日あたりのブログを見た。
リボトリールを止めたのは誕生日だったのか。昨年の3月上旬だと思っていた。
あの断薬は辛かった。悪夢の連続も今では懐かしい。
それと書いているのが、左肩の筋肉が付かないこと。ジムの筋トレマシンが変わってキツイとも書いている。

今の状況。
昨年の自分が見たら驚くだろう。総じて進歩している。
左肩・腕の筋肉は右と変わらないくらいまで付いている。その右側もその時よりも筋肉は付いている。
確か杖を止めたのが昨年の2月か。もう必要ない。
手の痺れは変わらないか。両肩の疼痛が最近は気になっていない。どうだろうと思って意識して疼痛がまだあると感じる。イメージで言うと、筋肉の鎧の中で痛みが小さくなった感覚。

右足の甲の痺れは強い。
これは鍼治療の時に言わなかったからだろう。いつも鍼後は違った感覚の痺れがある。その痺れが徐々に取れて行って動きが良くなる。だからこんなもんだと思っていた。
正座が出来ないのだ。足の甲に体重をかけるとくすぐったいような痛いような。
右脚下腿に深く打ってもらうようになって、甲の痺れが強くなっていたのだ。それを放置していたからだろうか。何かいい影響を及ぼせば悪い影響を及ぼすこともある。
でも前々回から右足甲の痺れの強さを訴えると、それに対応いただいている。これが不思議なのだ。それほどこれまでと打っている箇所は変わらないのだが、足の甲に効いている感覚がある。

歩行は良くなったのだろう。
もう電車でも不安はない。ただ、迅速に足を運ぶということが弱いようだ。体重が左に傾いた時に素早く左脚で支えることが出来ない時がある。
手術の時の医者のコトバを思い出す。「何度倒れてもいいように首を拡げるのです」と。
それを思い返す度に絶対倒れないぞと誓うのだが。

この1年は劇的に変化した。
来年までの1年はどうだろう。受傷後に何年も経って良くなる。これは症状が変わっている訳ではないかもしれないが、確実に生活の質は上がっている。
自分をたまには誉めてやろう。よく頑張ってます。
posted by shigenon at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月21日

誕生日イブ

金曜日は在宅ワーク最終日。
昨年の時と同じく、時間があるからやりたかった服や押し入れの中身の整理などほとんどやらなかった。
基本的にズボラなのだ。なにか差し迫ったらやる。これは生まれてから変わっていないのかも。
思い起こせば受験勉強なんかもそうだった。この在宅ワークでも、納期のある仕事もギリギリまでやらなかった。

在宅ワーク最終日、最初からサボるつもりだった。午前中に4時間やること終わらせて、久しく行っていない近くのトンカツ屋へ。3センチはある厚みのトンカツ。11時半に行ってビールとともに。
それからゴルフの打ちっぱなしへ。
20球ほど続けて打つと両腕がパンパンになる。最近、両腕の筋肉が付いたと自己満足だったが、筋トレマシンで付く筋肉はそのマシンの動きだけにしか適応しないのだろう。違う動きをしないと活きた筋肉にはならないと痛感する。
夜は居酒屋Qへ。

土曜のジム、ステップマシンを再開しよう。そろそろ昨年並みの体重に戻さなければ。
マスクを付けていることもあるが、3分で止めたくなる。辛い思いまでしてやる必要はない。ただステップマシンで足裏の地面への接地チェックができる。まあ慣れれば5分・10分と続けられるだろう。

鍼でAセンセイに言う。先週の鍼後、左内側に荷重が乗る状態がなくなったこと。右足の甲の痺れは鍼後は良かったが、また戻ったことなど。
この日は多くの鍼を足に打っていただいた。右下腿外側のいつもの場所、打った後にふくらはぎを気にして触っている。「この方向に10センチ打ったので、10センチだったらちょうど突き抜ける位だから・・・」
えっ、突き抜けだけはカンベンだ。一応センセイには突き抜けたら写真撮ってねと強がって言ったが。
後で確認した。その方向に11センチだったらふくらはぎから鍼がコンニチハだった。

この日の鍼は効いた。1日経った今でも鍼が刺さっている感覚の箇所がある。
それと昨日の鍼で左足裏の内側に体重が乗るように再びなった。不思議だがもう素直に受け入れる。
鍼後はKさんと中華料理。結構な量を食べたので、きのうのジムで70キロ切っていたのが、今日は1キロ増えていた。

明日から通勤・9時間会社という生活だ。横になりたくてもベッドはない。
明日は58歳の誕生日だ。居酒屋Qのマスターとママが焼き肉をごちそうしてくれる。その行く予定の焼肉屋にEさんと歩いて行こうとして、遠いからやめて立ち寄ったのが居酒屋Qだ。
誕生日、今はこの本当の誕生日よりも死にかけた受傷日の12月24日が誕生日だと想っているが。
posted by shigenon at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月17日

息子の公園で想う

居酒屋Qはママがオーナーだ。
マスターとの関係はよく解らないが、ママには亭主がいる。その亭主は11年前に急に倒れて、そのまま寝たきりで施設に入っている。
その施設で新型コロナウイルスのクラスターが発生した。3月の始めだ。ママの亭主は病院に入院した。
その亭主が13日の土曜日に亡くなった。ちょうどQの店に入ろうとするときにママと出会った。
「ダメだったの」と。

その日はマスターだけで開店。もともとお客さんは多くない、僕以外は常連のO夫婦が来ただけだったか。20時の閉店前にママと息子二人が店に来た。
なんとも声をかけられない。長い期間、一緒に生活していないとはいえ、こんな別れ方は辛い。コロナウイルスの感染も、誰も恨めやしない。
ご冥福をお祈りします。

今日は昼にウォーキング。
左足裏の内側が地面に付く現象は前回の鍼で消えた。これも不思議だ。何か魔法が解けたように。先週の鍼で左の太もも裏にほぼ初めてだろう、多くの鍼を打った。たぶんセンセイは右足と間違えたのではと思ったが、それは言えない。その後、左脚自体が軽くなっていた。良い感覚なのだ。
だが、先々週の鍼の魔法は解けた。まあ、だからといって問題はない。自分が意識すればいいだけのことだ。

今日、気づいたこと。
座骨神経痛の解消の一つに右足のステップを少し小さくするといいとYouTubeで見た。実践するが、上手くできているのか判断付かない。靴の裏に墨でも塗って歩かないと解らない。
そこで、左足のステップを大きくするように意識した。
左足を大きく出すと言うことは、大臀筋・中臀筋・大腿筋膜張筋を使う感覚がある。踏み出して引く時にそう感じたのだが、合っているだろうか。

杖を止めたのが去年の2月。杖を持っているからか、左の不自由さからか、左足の踏み出しは小さかったように思う。杖を持たないようになって左右同じステップで歩いているつもりだが、左脚の力の弱さは常に感じていた。
右主導の歩き方になるから座骨神経痛になったと仮定すれば、右足のステップを小さくと言う解消法を唱えているのが納得できる。じゃあ、左足のステップを大きくして、色んな筋肉を刺激すればバランスが良くなるのでは?
まあ、しばらく意識して実践してみよう。

今日は暑いくらいだ。息子の公園(よく一緒に行った公園を勝手にそう呼んでいる)まで行ったが、所々桜が開花している。
こういう暖かい日にトレーニングがいいのだ。思い起こせば、昨年の在宅ワーク期間に公園の階段ダッシュをした。それから1年で身体の状態は格段に良くなった。秋に竜王峡が歩けたのだ。それからも良くなっている。
症状固定というコトバを笑ってやろう。医学は進歩していないのではなく、解明されていないのだ。
脳の可塑性・神経の可塑性は間違いなくある。ニューロリハビリは有効なのだ。その実験台にいつでもなってやるし、実際にそう思って実践している。

癌のペット検査みたいに、飲んで神経の働きや繋がりが解る検査はないのかな。それとも解剖すれば神経の繋がりって見て解るのかな。
喜んで解剖されたい。ただし、死んでからね。
posted by shigenon at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月15日

生まれ変わったら

土曜日の鍼。
Aセンセイに言った。先週の鍼で左足裏の内側が地面に付くようになったこと。歩くときに左脚に力が入るようになったこと。それが鍼を打つだけでそうなることがどうしても信じられないこと。
いささか失礼なことだろう。そうなるよう狙って鍼を打っていただいているのだ。ただ、Aセンセイとはそんなことまで話せる間柄ではある。

狙ったとおりの効果を及ぼしたことでセンセイも喜んでくれている。ただ、本音も聞ける。狙ってもうまくいくかどうかは解らない。それはそうだろう。ただ、そう思って打つ。まあ、そんな事は鍼灸学校では教えないですけどね・と。
そう、センセイはただ経絡のツボに打っているだけの鍼ではない。“皮膚の表面を見ていて打って欲しいところが解る”センセイがいつも言っているコトバ。実際に自分が打って欲しいところと一致するから不思議だ。

何度も鍼信者じゃないと否定しているが、鍼信者というよりAセンセイへの信頼なのだろう。
先週はK整形へも薬をもらいに行った。
いつもの「どうですか」。「変わりはないですが、力を意識しないと右足先も左足先も地面に擦れる時がありますね。さっきはこれまでなかった右足が擦れました」。
整形で話すことはないのだ。ただ薬を処方してもらうだけ。たまたま、K整形に向かうときに急いだので右足先が地面に引っかかった。左足はたまにあるが、右足はない。たまたまだ。

Kセンセイには“歩くときに常に意識しないといけない状態は変わらないですよ”と伝えたくて言ったのだが、「これまでになかったことですか?」と聞いてくる。「いや、たまに」と答えると。「あぁ、それじゃあ問題ないです」と返ってきた。
Kセンセイの中では、いや、西洋医学の中では症状固定なのだ。永遠に治らない病気。
何か変わるとすれば、それは悪化。
良くなる・症状が改善されるといった見方をしてはくれないし、そのアドバイスもない。それは仕方ないのだ。

人に依存してリハビリをする人。自分で何とかしたいと考えてリハビリする人。
これは大きな差だろう。ただ仕方ないのが、ほとんどの人が医学的知識を持たない。僕もそうだ。お医者様の言うことが全てになる。医者が仕方ないといったら仕方ないと納得する。
それを信じず何か行動する人はあまりいないだろう。生活ができればそこで満足してしまう。
でも治るか治らないか・良くなるか良くならないかの人無責任に希望を持たせられないのも事実なのだろう。

鍼の帰り際、Aセンセイに言った。
「生まれ変わったら、脳神経外科になってなお且つ鍼灸の資格を取りたいな」
Aセンセイが言う。医者は鍼灸の資格いらないんですよ。打てるんですよ。
えー、そうなんだ。知らなかった。

金曜日は息子の高校入試だった。別に連絡はないが、いつ入試でいつ発表かはネットで調べている。
どこを受けたのだろう。自分が卒業した高校だろうか。それだったら彼の家から近い。実力は出せただろうか。来週発表だ。高校生は大人だ。もう大人になったのだ。

金曜日・土曜日と居酒屋Qで過ごした。悲しいことが土曜日に起こった。それについてはまた次回。
posted by shigenon at 08:38| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月11日

プラ板の思い出

何度も確認した。
左足裏が内側に体重が乗るようになっていること。月曜の外出、火曜・水曜のウォーキングで。前回書いた鍼の効果。自分でも信じられないのだ。
鍼を打つだけで足の外側の筋が緩んで内側に力が入るのか。整体師の物理的な施術ならなんとなく理解できる。鍼でこうなるのが理解できない。それも数日間継続している。
ふと思い出したのが逆子の治療。退院して2軒目に通っていた鍼灸院のパンフレットで逆子の治療が鍼灸で行われると初めて知った。三陰交・至陰というツボの刺激で逆子が元に戻るという。
調べてみると、血流が良くなってそうなると書いてあるが、その理屈自体も解明されていないようだ。

入院中のリハビリを思い出した。
新人、といっても経験者のPTさんが入ってきた。(会社員の場合は入社だが、病院の場合は何て言うのだろう・入院ではおかしいし、入所でもないし?)
担当PTさんの休日に何度か担当してくれた。その頃は不自由ながらも歩くという動作はできていた。
ある時、厚さ5ミリ・2センチ×3センチくらいのプラスティックの板を削ったモノを持ってきた。これを靴の中のどの部分か忘れたが入れてみたらと言う。
これを入れたら歩きやすくなるかもという提案。
健常な頃、靴の中敷きで腰痛対策という商品があるのは知っていた。そんなもので腰痛なんて治るのかと思っていたのは事実だ。この薄いプラ板で何が変わるのかと思ったが、せっかくなので入れてみる。

何となくだが、歩くことがラクになったことを覚えている。
容易に何でも信じる方ではない。どちらかというと疑り深いタイプなのだ。その時に歩行の何がどう変わったのかは覚えていない。ただ覚えているのは、こんなことで何かが変わるのだということ。
不自由な身体になったから、良くなるという全てを受け入れるようになった自分になったこともある。ちょっとした地面に着く角度によって使う筋肉が変わるのだろう。今ではそれを研究したくてしかたない。
あの時のPTさんはどうしているのだろう。きっと良いセラピストになっているのだろう。

昨日はピリピリする右足の甲と足裏を指圧した。触るだけでピリピリするので振れないようにしていたのだが、何か変わるかと期待して押す。押すとくすぐったいような感覚があるが我慢。
そのせいか足裏・甲がなんかスッキリしている。それよりも右下腿・上腿の感覚が良いように感じている。何でもやってみるものだ。

今日は11時に客先へ。そのあとは会社へ。客先への行き方は色々あるのだが、駅から10分歩く経路を選択した。いつも歩きをチェックしていた仕事の靴で歩きたいから。
posted by shigenon at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年03月08日

驚いた

やっぱり酒が弱くなったのだろうか。
酒の強い・弱いという話でいえば、弱くない方だろう。“酔っ払う”という状態、これまで多くの人と呑んで色んなパターンを見ている。笑う・泣く・寝る・語る・切れるなど・・・。
“酔っ払う”という状態になる前に酒席が終わることも多かった。
酒が強い→アルコールに耐性があるということなのだろう。周りに追いつくためにガンガン呑んでいた。
酒が強いことは自慢でもなんでもない。ただ、弱いよりはいいかなとは経験上は思う。

それが、弱くなったと感じ始めた。この前書いたように途中の記憶がなかったり。その前からタクシーを降りてからの記憶がないことも書いている。
金曜日、居酒屋Qで過ごして20時の閉店で帰った。おにぎり2個を持ち帰った。家に戻って食べた記憶があるがベッドに行った記憶がない。
土曜は居酒屋Qのママの息子と焼き鳥を食べに行った。そのあとバーへ。タクシーで帰ったのだが、降りてからの記憶がない。
まあ、ちゃんとベッドで寝ているからいいが気をつけないといけない。後悔先に立たずは何度も経験しているのだから。

土曜日にはジムと鍼。左の椀頭骨筋群はだいぶ膨らんだ。目で見ても筋肉が付いたのが解る。
整体師のYouTubeを見てから、身体に物理的な施術をしてもらう方がいいかと思ったりしていた。鍼の効果とは違う可能性が見いだせると考えて。
それもアリなのだが、今回の鍼で改めて自分の考えを超えることがあった。
左脚の内転筋が使えていないだろうと思っていた。それは時計回りにターンするときに左脚が外に振れる。脚の回転はこの前から気になっている大腿筋膜張筋と内転筋。この筋肉を意識し始めて自分の歩行に不足していることがなんとなく見えてきた。

そう思っていたら、Aセンセイが同じ事を言った。それには驚いたが。自分は筋肉名を知っているだけなのに、どこが働いていないとか解るようになったのかと少し自信をもった。プロの患者だ。
Aセンセイはバレィダンサーの患者をよく診ていた。脚の動きについては多くの知見を持たれている。今回、左脚に多くの鍼を打ってもらった。センセイに“何の効果を狙って今回は打ちます?”と聞く。
こんなことを聞くのは大変失礼なことかもしれない。しかし、センセイとはそんな話ができる関係だ。センセイがいつも言う、患者と施術者は選手とコーチの関係。
今回の左脚の狙いは内転筋を動きやすくする。そのために、外側の筋肉を緩める・歩くときの脚の接地が内側になるようにする。
確かに左足の地面への接地は真ん中より外になっているのが気になっていた。歩いているときにどのように接地すればいいのかいつも考えていた。

2時間の鍼が終わって帰り道。
何も考えず自然に歩いてみる。(いつもは1歩1歩、歩き方の何かを考えて歩いているのだ)鍼の効果を確認するためだ。大変失礼だが、打つだけでそうはならないだろう、筋肉は緩んだだろうが。帰ってから左の内転筋を強くするためのトレーニングをYouTubeで調べようと思っていた。
不思議だ。歩き始めると左足裏の接地が内側になっている。
鍼を打つだけでそうなることが理解できない。何か骨格をボキボキ動かしたのであれば解らないでもない。鍼を打って、筋肉が緩むのは理解できる。それだけで矯正できることが信じられないのだ。

また鍼信者になっているか。でも、驚いた。
そのあと居酒屋Qまで歩いたが、左足裏の内側がしっかり地面に接地している。少し意識して踏み込むと内転筋に力が加わるのが解る。

今日は午後から会合。そして懇親会。
20時までだから呑む時間は短い、あおるように呑まないようにしないと。酒は弱くなっているのだ。
posted by shigenon at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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