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2022年09月15日

一連の動作にする重要性

これは受傷前からそうだったのだが。
パンツを履く時、靴を履く時に立ったまま左足を上げることに難がある。下腿が手の届くところまで上がらない。受傷前はそれでも‘うんっ’と力を入れれば少しは足も上がったと記憶している。
その上がる高さが低くなった。
その不自由さをごまかして生活してきた。
先週来、股関節の役割や重要さに気づいた。
股関節は右より左が硬い。左の股関節もそうだが下半身なのか腰からなのか、何か変えないといけないのだろうと考える。

腸腰筋が硬いのだろう。何となくそんなイメージなのだ。
受傷後、歩いていて左足先が地面に擦れることもしばしば。これは足先が下がっていることもあるが足が上がっていないことも原因だ。意識しないと足を上げるということが働かないのは、元々その機能自体が劣っていることもあるのだろう。今は便利な時代だ。名詞でなくても検索できる。
「足があがらない」で検索した。
原因として多く書いてあるのが股関節。そして腸腰筋。
確かに左の股関節は硬いのだ。ただそれだけなのだろうか。

あるリハビリ施設のHPが目についた。脳疾患による麻痺のリハビリを専門にしているようだ。
そこに書いてあったことだが、足が上がらない原因は筋力だとかの一言では済まされないという。
左半身が麻痺している人は右半身を使って身体を動かす、この状態を続けていると右半身を使う身体の動きばかりを脳が学習し、本来動かせたい左半身側の脳を使わなくなりその脳は不使用を学習し、ますます左足が上がらなくなると。
まさに自分がこれまで経験してきて、自問自答を繰り返してきたことそのものなのだ。

以下抜粋
【よくあるリハビリは、手や腕を曲げ伸ばしするための関節の可動域の訓練と筋力強化訓練がほとんどです。 手だったら、手だけを動かすリハビリ。腕だったら腕だけを動かすリハビリと、身体の機能を改善することを目的としています。 当社のリハビリでは、身体の機能を改善するだけでなく、発症前に日常生活で無意識に動かしていた身体の動かし方を思い出すためのリハビリします。 無意識に身体を動かしているときの動きを、のどが渇いて飲み物を飲むときの動きで説明します。 ペットボトルをとろうと思ったら、無意識のうちに身体が飲み物を欲して自然と動きます。このとき、飲み物(ペットボトル)をとるために、身体の内側にある体幹の筋肉がまず動きます。次に腕・手が動きます。また身体を支えるために足にも力が入っています。健康なときは、この一連の動作を無意識に行っています。 しかし、脳梗塞で片麻痺になってしまうと、片麻痺になった側の手・腕・足だけでなく体幹も機能が低下しています。 自然に身体を動かすには、体幹・腕・手〜足が連動して動かなければ自然な動きにはなりません。よくあるリハビリをしても、自然に動けるようにならないのは、手だけ・腕だけ・足だけの機能改善リハビリをしていることが多いです。今まで、身体の一連の動きを意識したリハビリをしたことはありますか? 当社では、体幹・腕・手〜足まで全身がつながった一連の動作として行えるようになるためのリハビリをしています。】

全くこの通りだと思う。身体の動きを一連の動作として行えないのだ、中枢神経損傷者は。
「元通り」に見えるよう、動く箇所を利用しながらも、これではダメだと思いながらの筋トレ、そこから正しい歩き方の徹底などかなり遠回りをしながらだがやっていた。
それは自分のことだから調べ、考え、たどりついたことだった。それでも身体の知識が足りないため新しい気づきがある。
ここをもっと早く知っていたらどうだったのだろうとも思った。でも自分が考え学んだからこそ、このリハビリ施設が言っていることを理解できるのだろう。最初から与えてもらったら理屈を理解しないままだったか。

とはいえ、まずは左の股関節を柔らかくすることが今の自分のやるべきこと。
股関節の柔軟性を意識してからこれまでの坐骨神経痛による痺れがないのだ。ただ、右脚の痺れはある。これが頚髄損傷による痺れだけで坐骨神経痛による痺れを引いた状態なのだろうか。
今朝は目覚めてから股関節を柔らかくするストレッチをした。
朝から歩きは快調だ。
posted by shigenon at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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shigenon
2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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