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2021年02月15日

11センチ入る

金曜日・土曜日と夜は居酒屋Qで過ごした。
最近Qで呑む量が増えている。両日ともEさんと一緒に行ったのだが、誰かと一緒だと一人の時よりも呑むピッチが早くなってしまう。土曜日は家に帰ってからいつ寝たのかさえ覚えていない状態だった。
気をつけないといけないのだ。財布を落とすとか、転んでけがをするとか。
何でもそうだが、何かコトが起きてから反省しても仕方ないのだ。自分が一番よく知っているのではないか。

ジムで筋トレの度に左腕と肩が強くなったと感じる。筋肉が付いたのだ。見ても解るし、筋肉が付くときの重さを感じる。左は麻痺側だ。長く左右同じ筋トレをしても筋肉の付かない箇所があった。
正しいかどうか解らないが、神経が働いていない箇所の筋肉は付かないのだろうと思っている。筋肉を動かすのは神経の伝達。それが伝わらないから、そこの筋肉は太くならない。6年見てきているのだ、その理屈は合っていると思うのだが。

受傷前と同じ大胸筋を付けるフライをやっているが、5キロ加重を落とした25キロがやっとで、それを動かしても大胸筋に効いている感覚がない。大胸筋は小さいままだ。
左肩もそうだ。三角筋が右に比べて小さい。三角筋も複数の筋肉の束があると思うのだが、前部の筋肉が付いていなかった。
腕橈骨筋はすごい数の筋肉があるんですよ・・・Hさんの言葉が忘れられない。腕を上げられるよう手作りで青いテープを巻いた新聞紙の棒を作ってくれたOTさんだ。それを聞いていたから筋肉の見方も変わった。

左の腕橈骨筋はいくら筋トレしても右ほど太くならなかった。ポコッと凹んでいる部分がある。そこの筋肉の中の神経が働いていないのだろう。そんな箇所が左半身には多くある。
左脚もそうだった。前に書いたが、1年ちょっと前、たまたま左脚に打ってもらった鍼がピクン・ピクンと脚が痙攣するくらい反応して鍼曲がるほどだった。その鍼後に左脚の筋肉が付くようになった。

何か刺激を入れないと筋肉は反応しない・神経は働かない。それは自分の持論であり、それを実践している。今回、何かの拍子に働いていなかった神経が疎通したのだろうか。
腕の筋トレマシン3種を左右同じ加重にしたことで、かなり力を入れて左腕を動かさないといけなかった。それを4,5回繰り返して左腕の働いていなかった筋肉が生き返った。全ての筋肉ではないが。
その前に腕を伸ばしてグー・パーを1日100回ほど癖づけていた。それも変化を起こしたのだろうか。
とにかく諦めないことなのだろう。

土曜日、脚に11センチ鍼が入った。その前の週にAセンセイが125ミリの長さの鍼を注文したと言っていた。これまでの中で最長だ。
「センセイ、その鍼って打つ人いるんですか?」聞いてみた。
センセイにとって長い鍼を打つというのはとても嬉しいことなのだ。鍼師として。打ちたいのだろう。
色々と鍼の話を聞きながら施術を受けている。自分も興味がないわけではない。
「足根洞から入れて内くるぶしに突き抜けるように打つ」という話をよくセンセイは話す。実際に足を突き抜けさせる鍼はあるようだが。それだけはカンベンだ。
「写真撮ってHPに上げたら?」と言うと、センセイは「いやぁ、たぶんみんな怖がるでしょうから」と言うが、間違いなくその突き抜けを打ちたいはずだ。
そんな長い鍼を打ってほしい人はそれほどいないだろう。打てる患者も少ないと思う。

土曜日に「125ミリ、来ました!」で、いつものように前脛骨筋あたりから深く打ってくれる。「ここからいつもより深いです」と「今、10センチ」「今、11センチ」と。これまでは100ミリの鍼が最長で、9センチは入っていた。
深く入る度にジンと感じる。痛くはない。たぶん見えていたら無理だ。寝転んでいるから見えない。
「鍼が届いて初めて打ちました」とセンセイ。少し、いや、だいぶ嬉しそうだ。たぶんこの日を心待ちにしていたのだろう。
治療とは、“こうなればいいな・そのためにこうしてみよう”の繰り返しだと思う。そのPDCAが大事だ。
何が良い結果を生むか解らない。左の動いていない筋肉が働くようになったのも、何か根拠をもって治療行為をしたわけでもない。
Aセンセイと出会わなかったら長い鍼を、11センチも体内に入るということも経験しなかっただろう。
長い鍼は苦痛ではない。入っていく感覚が気持ちいい。大歓迎だ。
今までと違う刺激が入ることで何かが変わるかもしれないという期待を持とう。

雨の月曜日。今週は水曜にEさんとゴルフの予定。
左腕の筋肉が力を発揮するだろうか。
posted by shigenon at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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