今回は、実際に行動をおこすことに焦点をあてたいと思います。
経済的自由を目指す人だけでなく、これはあらゆる人に勧めたいはじめの一歩です。

その前に、一つの話を・・・

「20世紀を迎えて間もないある日、エドウィン・Ｃ・バーンズはニュージャージー州のイースト・オレンジで
貨物列車を降りた。浮浪者のような身なりこそしていたが、心構えは誰にも負けないという意気込みをこめて･･･
　バーンズは5年間、エジソンのパートナーになりたい一心で、定職にもつかず、職を転々としてチャンスを待っていた。このようにバーンズは、夢や希望というロマンチックなものではなく、全てを超越してしまうほど絶対的な願望を持っていた。
　それから数年もしないうちに、バーンズはエジソンの共同経営者となっていた。このとき、バーンズのあの燃えるような願望はまさに現実化したのである。
　バーンズが成功したのは、自分が発揮しうる全てのエネルギー、全ての脳力、すべての努力、そしてその他あらゆるものをこの絶対の願望、明確な願望に注ぎ込んだことの当然の帰結であった。」
(出展：『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル)

彼が成功した理由は、明らかです。
それは、彼には明確な願望があり、それに向けて行動を起こしたことです。
彼の全てのものが、それを達成するために集中されました。
もちろん、最初から共同事業ができたわけではなく、最初は安い賃金で雇われていました。
しかし、彼には明確な願望と不動の信念に支えられて、願望を最後まで追及するという、
強いモチベーションがありました。

明確な目標を設定するのは、これから出かける旅の地図を手に入れることに似ているように思います。
目標を明確にすると、そこに向かってエネルギーが集まるようになります。
そして、実際どんな行動をとればよいのかが分かるようになるのです。

それでは、願望実現のための6か条を･･･
1.実現したいと思う願望を「はっきり」させること
　単にお金がたくさん欲しいなどというような願望設定はまったく無意味
2.実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を"差し出す"のか決めること。
　それは例えば、毎日おこす具体的な行動や時間など
3.実現したいと思っている願望の「最終期限」を決めること
4.願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだ、その準備ができていなくても、
　迷わずにすぐに行動に移ること
5.上記の4つを紙に詳しく書くこと
6.書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と就寝直前に、声に出して読むこと。
　このとき、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませること

まずは実践してみてください。これの秘伝は、カーネギーにより直接、ナポレオン・ヒルに伝えられたものです。
今回、参考にさせていただいた本は、こちらの『思考は現実化する』です。
成功哲学の原点がここにはあります。

	思考は現実化する新装版
	2,200円