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高梨、通算勝利数52に伸ばす(ワールドカップ第13・14戦)

第13戦と第14戦のヒンツェンバッハ大会は高梨沙羅が連勝し先週から3連勝、今シーズン8勝目、通算勝利数も52にのばした。
とはいえ会心のガッツポーズはまだ見られない。
このジャンプ台はK点85m、ヒルサイズ94mと非常にコンパクトなサイズ、ノーマルヒルでは最も小さな部類に入る。
それだけにちょっとしたミスがすぐ順位に影響しポイント差も僅かなものになりやすい。
高梨自身が本調子でないこともあるがこうした台の特徴が2試合とも2位とのポイント差が4.2、4.8と小さくなった要因といえる。



第13戦で2位に入った20歳のカタリーナ・アルトハウスは今シーズン着実に力をつけてきており、近い将来高梨の脅威となりうる選手だ。

今季一気に花開いたマーレン・ルンビュは173cmと体格に恵まれた選手。
これまで力づくで飛んでいた印象があり2本揃えることの難しい選手だった。
しかし初優勝を飾ったことで自信がつきタイミングを外してもこらえることができるようになってきたのが好調の一因といえるのではないか。
とにかく外国勢のフィジカル面での優位は間違いない。

そんな中、高梨と同じようなキアラ・ヘルツルやジャクリーン・ザイフリーズベルガーといった小柄な選手には親近感を覚え応援したくなる。
ヘルツルは昨年のジュニア世界選手権の覇者だ。



ちなみに今年は優勝マヌエラ・マルジナー19歳、2位エマ・クリネツ18歳、3位ニカ・クリジュナル16歳。
近い将来高梨の年下のライバルとなるだろう。

なお高梨・伊藤・勢藤の3選手は、この大会のあとリュブノで行われる第15・16戦は欠場。
来年のオリンピックのプレ大会となるピョンチャンの第17戦・第18戦と世界選手権に照準を合わせる。

本人もインタビューで「決して本調子ではなく日本でしっかり調整して次に望みたい」と答えていたように、もう一度圧倒的なジャンプをみせてほしい。

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アレアッチャ
高校生になる息子を抱えるシングルファーザーです。生活してゆく上で一人親ならではの悩みや工夫等を含め日々感じたことを発信したいと思います。
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