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自分にできることをする。


東北の地震から1年。
これをどうにもうまく言葉にできず。
どうしてましたか?

僕は。
なんて言えばいいんだろうか。
なにをどうしたらいいんだろうか。

なんというか、僕がこの国の標準的な人間であるという自信は特になく、ただ、ふつうのふつうな一人として言葉を紡ぐなら、思うことや言いたいことはあります。

小さい頃から大人になるまでの課程、大人になってから今までも、一本一本の仕事をがんばって生活していく中で、「うまく綺麗にまとめることで、無かったことにする」ように教育を受けたような気がするんですよね。

この期間ここにいて、卒業していく。
「問題もいくつか起こしたけど、年が変わってから3ヶ月もめごとがなければ。」とか、
「仕上げた文書的なものも一夜漬けのアイディアからひっぱっただけ」とか。
「終わりよければすべてよし」のような。

僕はここでいま普通にしているけど、震災の被害地域のひとたちは今も苦しんでいて。
でも復興の話にしても増税や電気代の値上げにしても、今はもう震災からの立ち直りを目的とした支援ではなく、単に特権階級にある「自分達」の生活を守るために打ち出した策のようにしか見えなくなってしまっています。
もう信じていないんです。僕は。

「焼け太り」っていう言葉があります。
火災にあったあと、見舞金や保険保証などの収入によって、今までよりもかえって生活や事業の規模が大きくなることをいいます。

今回に限って言えば、それはすべてを失ったちいさなあたたかいおうちでは起こらず、インフラや特権を持って生き残った側のみにしか起こっていないとしか思えません。
募金をね。
去年の3月の終わり、少ない稼ぎの中から捻出してみました。
ちょっとだけまとまったお金をすこし。
それと、小銭はなるべく受け取らず、そこに置いてある募金箱にすこしづつ。
それがかっこいいと思ってやってるわけではないです。

「贖罪」という言葉があります。
キリスト教が発祥の言葉なんですが、僕らが生きて死んでいくまでの間の幸福は、だれかの不幸の中にあって、まずはキリストが磔になることでこの世の罪を償ったところから始まり、僕らは良い行いをしたり、金品を供出したりすることで、世界を幸福にしていくといったものです。


まず、僕は制作屋を名乗っているのですから、制作をすることで、その何かをすればいいのです。

うちのお客様の沖縄の酒造メーカーさんは、福島の農家さんに特殊なお米の生産を頼んでいました。その農家さんがつくった震災前のお米。これは純国産の泡盛として、日本を幸せにするためにつくったものでした。
僕はまずこれの販売ページの制作として協力しました。



しばらくして秋口になり、ずっと無農薬で生産していた農家さんの催しで、特別な赤い花のそば粉だけでつくった赤そば新そばの十割そばをアピールするお祭りイベントのポスターとフライヤー、チケットを制作ボランティアとしてデザインしました。



当日はイベントのお手伝いとして福島県の会津美里町へ行き、ニュースで見た、大きな被害にあったらしい場所も通りました。道はもうとても綺麗になっていて、被害規模についてはわからず、なんともいえなかった。そこで採れたての赤そばをいただいてきました。とてもおいしかった。



ひとつづつ、たいしたことはできなくても、僕は僕のできることをやってみます。

だからどうということではないです。
あなたもおやりなさいという気持ちもない。

被害には遭わなかった近所の人達にも、今とこれからの事をすごく怖がってる人達がいます。
牛乳と卵を食べなくなってしまった子供がいます。
悲しいことですが、東北で収穫された食べ物が本当に安全なのかは、僕にはわかりません。
「僕は食べたよ。平気だったよ。いまも元気だよ」というつもりもありません。
だってこのあといつ僕の体にどんな不具合がでるのかわからないからね。
平気だっていわないでいい。
この国には、他にも食べ物がいくらでもある。無理して東北のものを食べる必要はないと思います。

単なる風評なのか、ほんとうに問題ないのか、誰が本当の事をおしえてくれますか?


どれにしても、僕らは僕らのしたいようにしかできない。
善いことでさえ、したらしたで褒められようとしたりするからくだらない。
そんなもんだったりします。

なにかしたいならすればいい。
僕はこんなもんです。


今僕が乗ってるスケートボードの板は、デザイナーでスケーターの藤田さんが、震災復興義援金を捻出するためにデザインした板です。



subbacultua charity deck(ANTI-NUCLEAR POWER PLANT DECK)
デザインの内容は、美しくも衝撃的なものです。賛否有ると思う。
僕自身この板を買うに当たって、いいのかどうかすごく考え込みました。
この板の制作にかかった費用と売り上げは、すべて日本赤十字社に寄付されます。
売れても売れなくても、藤田さんが最初に用意したお金は寄付されます。
僕が今回1本買ったのは、この思いを対岸で見て忘れるのではなく、僕自身もなんとなく参加したかったから。
日本赤十字社における東日本大震災の義援金の受付が来年3月31日に終了予定とのことで、今残ってる分が売れても売れなくても、3月末で販売は終わるそうです。

僕のスケボーは本当にみてられないぐらいヘタです。
よちよち歩きの子供をみてるほうが安心なぐらい。
でも、僕のようなへたっぴも、いつかこの板でストレスなく走り回る事ができるなら、被害にあった人たちもすこし歩き出せるかもしれないって思ったりはします。
時間は短いけど、今日も練習してみてます。

できることをやりたいようにやりましょう。

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