この製品やサービスの男性バイアスを正し、女性の視点からの製品やサービスをリ・デザインすることで、女性購買者にフィットしたモノやサービスを、イノベーティブに、クリエイティブに生み出すことができる、という根本的な指摘を、石井先生がなされます。
目から鱗が落ちる、ご指摘であり、新たな、女性視点のデザイン思考による、製品、サービス創造という、ブルーオーシャンが出現しそうです。
演題:ジェンダード・イノベーションとは何か? 〜その基本的考え方と実践例〜
講師:石井 クンツ昌子氏(お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所長)
概要:
世の中に流通している商品、生産品、たとえば、自動車の安全ベルト装置やさまざまな医薬品の処方などは、知らず知らずのうちに男性規格を前提にしており、女性の身体には不都合なものが多いことが近年明らかにされつつあります。そこで、ジェンダーについて、より包摂的な視座から商品、生産品の開発を考え直していけば、ジェンダー平等を確保できるばかりでなく、さらには産業のイノベーションが起こりうることも期待されます。このような発想で、より包摂的で持続可能な産業の考え方をこの講演会を通じて皆様と共有したいと思います。
日時:2023年6月22日(木) 13時00分〜14時30分
会場:草薙キャンパス 経営情報学部棟2階 4212講義室
費用:無料
申込:要・事前申込(静岡県立大学HPから申込ください)
定員:80名