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2014年10月23日

カンボジアの旅17

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アンコールワットの前にあるカフェは欧米人が好きなモーニングセットのメニューであった。自分はサンドイッチとオレンジジュースを頼んだ。アンコールワットを見ながらの食事は格別なものであった。一回でなく、二回、三回来ても飽きないだろう。食事を終えるとバイタクで違う遺跡のタプロームへ向かった。タプロームは、遺跡が長年に渡り放置されていたので樹木が根を張って、遺跡を飲み込むようにして巨大な根を張り巡らせていて、まるでジブリの天空の城ラピュタに出てくるシーンと同じである。一通り小さい遺跡も見て再度アンコールワットを見に行った。アンコールワットのレリーフは、かなり大きくて横に長い。100メートルはあるのではないか。と言う所が何箇所もある。ヒンズー教のレリーフなので、かなり面白いのも見かけたりする。昼頃になると一回帰って、また夕方に来る。若い時にしか出来ない旅ではあるが、毎日が遊びでどことなく日本で働かないといけない罪悪感みたいのが、たまに頭をよぎる。彼女も置いてきているので尚更心配になるが、男として、日本人として、どこまで旅が出来て、色んな物が見れるのかと言う冒険心が強かった。


2014年10月22日

カンボジアの旅16

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早朝4時に起きて、すぐにアンコールワットへ出発。相変わらず、行きは悪路を通って暗い中をバイタクで走る。突然、凹凸の深い所にハマり、自分はバイクごと倒れてしまった。他の2人が大丈夫か?と駆けつけてくれたが悪路走行はスピードが出ないので怪我はなかった。アンコールワットに着いて、バイタクの兄ちゃんは1番上まで登り、そこから御来光を眺めると最高だ!と話してくれたので、誰もいないアンコールワットを3人で登ってみた。外から見るより、かなり急な階段で踏み外したら大怪我をしてしまうので、ゆっくりと確実に登って頂上に着いた。3人はバラバラになり、自分はアンコールワットの真ん中の塔の上から御来光を待った。20分ほどで明るくなり、太陽が出てきた。それと同時に風が吹いてきて、小鳥がどこから鳴いているのか分からないがさえずりが聞こえてくる。いつも何かしらの雑音の中で生きてきたので、ちょっと風が吹いただけで音が聞こえるのを体験した。太陽が出てくると一気に明るくなる。小鳥と風の音がたまらなく神秘的だった。心から自然の凄さには感動して、その時を楽しんでいた。20分ほどすると、日本人の団体客が来たりして周りがうるさくなってきた。夜中にタイから入ってきて、日帰りでタイに戻る弾丸ツアーの人達だった。年齢も高い人ばかりで、おばちゃんが日本人ですか?と大きな声で聞いてきたので二言返事をした。私達は上に乗れないので写真を撮って欲しいと言う。やる事もないので一回降りて、カメラを借りて上から見える景色と下にいる団体客の集合写真を撮ってあげた。確かに、こんな危ない所は、日本なら禁止になるだろう。おばちゃんは、ありがとう。と礼を言って、現地の人かと思ったと言われた。仕方ない、服もボロボロで肌も焼けているので現地の人と思われても仕方ないが、みなさんが来る前に風と小鳥の音が聞こえて凄かったですよ。と伝えると、もうちょっと早く着けば良かったと悔やんでいたが、まだ観光客も少なくので裏に回ったりすると聞こえるかもしれないですね。と話が盛り上がった。西森さんと、てっちゃんが下で何してるの?と声を掛けてきたので、団体客に別れを告げて再度上に戻った。やはり、アンコールワットは周りの遺跡に比べても最高レベルの所だ。アンコールワットから出た所にカフェがあったので朝食を、そこで取った。


2014年10月20日

カンボジアの旅15

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日中の気温は35℃くらいに上がる。さすがにアンコールワットを見ていたら倒れそうだ。宿に戻り、昼寝またはラウンジで誰かと話して過ごすのが一番。ラウンジでは欧米人がマリファナを買ってきて堂々と吸っている。ほとんどの宿泊客が20代が多いのもあるんだろうが、マリファナ吸っては笑いながら話をしている。宿に水パイプが置いてあるのも、マリファナ用だったのかとあとで知った。日中はヒマだったのでバイタクを呼んで、一番近い市場に行ってみた。ここにも、あそこにもマリファナが売っている。手っ取り早くお金になるのだろうか、店員が勧めてくるのが面倒になり、散歩がてら歩いて帰ってみた。帰り途中に当初泊まりたかったチェンラホテルがあったが、日本人オンリーの宿で、確かに日本人バックパッカーしか見えない。ここのカツ丼が評判良くて泊まりたかったのだが満室では仕方ない。夕刻に再度アンコールワットにバイタクで向かった。敷地が広いので、一つ一つをジックリ見ている時間がないので、急ぎ足で見て回るが、どのレリーフを見ても手抜きはないし、よく間違えなく彫れるもんだと感心しか出来なかった。記念写真を撮って、次へと移動する。
初日は早めに切り上げて、明日は4時にアンコールワットに向かう約束をした。それは、アンコールワットで御来光を見る為で、1番人気のあるとの事だった。夜は相変わらず、マリファナとビールで欧米人が叫んでいる所を見ながら、自分達はビールを飲んで楽しむ。シェムリアップは夜でも治安は良くて、酔った勢いで裏にある置屋街に行ってみた。相変わらず3ドルと言う外人価格だが破格。このカンボジアって言う国は自由すぎて、しかも政治と経済が腐っているから、不便でも楽しかった^ ^


2014年10月17日

カンボジアの旅14

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アンコールワットとは1番メインの遺跡であって、他にゴロゴロと遺跡がある。こんな山奥に、なぜ繁栄したのか不思議になるが、どれを見ても素晴らしい。ベトナムで見た遺跡とは比較にならなく、自分は考古学者でもなく、遺跡に興味がないのに、こんなに感動したのは久しぶりだった。ポルポト派が遺跡の一部を盗んだり、破壊したりしたので、欧米や日本が復旧にあたっていたのを見た。バイタクの兄ちゃんも時間を決めて色々と連れて行ってくれる。どこに行っても観光客が少ない。地元の人間が通り過ぎるくらいで、世界的に有名な遺跡も内戦後の国で訪問者が少ないみたいだ。日中は暑くなるので一回帰って、また夕方に来るのがいいとバイタクの兄ちゃんが言うので、その通りにして帰る事にした。帰りは舗装された道で帰れるので、検問はフリーパスとなる。帰りは10分ほどで宿に着いた。なんだ、近いんじゃないか、未舗装の所を通るから30分近くも掛かるのかと正規チケットを買えば良かったと後悔した。


2014年10月16日

カンボジアの旅13

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悪路の中を3台のバイクでアンコールワットを目指した。凸凹でスピードが出せない。草原の中を走っているが、遺跡らしき物が見えてこない。そんなに遠い所なのかと不思議に思ったら、入口の検問に着いた。バイタクの兄ちゃんの1人が検問の人と話しているが、中々折合いがつかないのか通してもらえない。こっちとしては、いい迷惑だった。バイタクの兄ちゃんがバイクに戻り、チケットを出して検問の人と話している。チラッとチケットが見えたが、どう見ても古いチケットだった。それでも検問を突破した。使い回しもいい所だが、正規に買った方が良かったのかもしれなかった。変な時間を使わされてしまったからだ。検問を抜けると舗装された道に出た。いきなり、あの写真やテレビでしか見た事のなかったアンコールワットは出てきた。それは、実際の目で見ないと分からない、言葉に出来ない、物凄いインパクトのある遺跡であった。3人とも子供に戻ったかのようにはしゃいでしまった。アンコールワットを見た瞬間の凄さは、今でも忘れる事はないほど凄かった。バイタクの兄ちゃんは、先にバイヨン寺院に連れて行ってくれたが、なぜ先にアンコールワットじゃないのか分からなかった。


2014年10月15日

カンボジアの旅12

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次の日に白人がチェックアウトして行く中で、昨夜の事件の事を思い出した。欧米人の1人が、どうもアンコールワットに行く時は悪路で、帰りが舗装されている道で、チケットも記念に欲しいんだがくれないんだよね。と言う話があった。でも、アンコールワットへの送迎は無料だからいいんじゃないかな?と思ったがカラクリがあった。チケットは使い回しをしていて、裏の入口と宿の店主は仲間なのであった。アンコールワット3日間チケットが、40ドルだとすると正規チケットではないので山分けになる仕組みだ。舗装された所の入口は厳重な警戒をしているので、チケットの使い回しは出来ない。なるほど、どこの宿も格安過ぎるのはアンコールワットへの闇ルートがあるから、安宿の割に設備が整っていたりするのかと分かった。それを知ってでも、店主からチケットを自分達は買ってバイタクを呼んだ。さぁ、世界遺産で有名なアンコールワットへいざ出陣!


カンボジアの旅11

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バイタクの兄ちゃんが連れてきてくれたのが、アプサラホテルと言う名前の宿であった。自分達が泊まりたかったのが、チェンラホテルだったのだが歩いて3分ほどの近さであった。アプサラは小部屋と大部屋の二つあるのだが、小部屋は欧米人、大部屋は日本人と自然に分かれたようだ。もちろん、小部屋に行きたければ日本人も利用出来るが、大部屋の料金が一泊1ドルと安いのが魅力だった。宿の真ん中にはレストランがあった。チェックインをして昼過ぎに街を歩いてみた。比較的大きい川があり、そこを渡ると市場があるのだが、川沿いに4軒のぶっかけ屋があった。その名の通り、ご飯に好きな具材を選んでぶっかけて食べるのだが、日本円にして50円ほどの安さであった。シェムリアップにいる時の昼御飯は毎日通っていた。市場では特に目新しい物もなく宿に戻ってノンビリしていたら、店主がアンコールワットに行かないのか?と聞いてきたので、今日は行かないけど、明日か明後日には行くと答えたら、宿でチケットを買って欲しいと言われたのでオッケーした。夜になり、治安も良くないので宿のレストランで食事をしてアンコールビールを飲んでいたら、バイタクの兄ちゃんが流暢な英語で酔いながら話かけてきた。君達は、いくら持っているのか?100ドルなんて安いもんだ!とか、やたらお金の話をするのだが酔っているだけなのかと話を聞いて、現地の兄ちゃんと友達になったと思っていた。夜の10時になり、3時間位飲んでいると小部屋から白人女性が大泣きしてレストランに来た。なんと、パスポートや現金500ドルが盗まれたと叫んでいる。レストランは満員状態で大混乱になった。みんな自分の貴重品を確認しに部屋に戻ったりしていた。どこで発覚したのか分からないが、さっきの兄ちゃんが犯人だとバイタクの兄ちゃんが言い出した。あいつは今朝から酒を飲んでお金の話をしているから怪しいとなった。その兄ちゃんの言う通り、犯人のバイクのメット入れの底からパスポートと現金が出てきた。そこからが大変だった。宿の株はガタ落ちに、みんな明日チェックアウトすると言い出し、店主は犯人に大激怒。竹の棒を持ってきて、殴る蹴る叩くで犯人の身体と顔は一気に腫れ上がった。このままでは死んでしまうと思い、宿泊者で、その場を止めたが犯人は息をするのがやっと。生まれて初めて人間が殺されそうな所までを見てしまった。カンボジア人にとってみると実際に殺されてるひとを見ているから平気なのだろうが、被害者は大丈夫だから殴るのを止めてと言うほど酷かった。犯人は警察が引き取りいなくなったが、恐らく警察で拘留され無事に帰って来れないと思うとバイタクの兄ちゃんが言っていた。しかし、宿でこんな事件があったので次の日にチェックアウトする白人は多かった。


2014年10月14日

カンボジアの旅10

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プノンペンの日本橋から北へちょっと行った所に、シェム・リアップに向かうボート乗り場があった。
高速ボートは意外と綺麗で、おそらくカンボジア製ではないだろう。中も100人程度入れる席があり、
ボートの上で風を切って乗るのもOKとの事。早速、西森さんは上に昇り風を楽しんでいた。
自分とてっちゃんは、席にゆっくりと座り、途中心地よさに寝てしまった。シェム・リアップまで、3時間程度で着いてしまい以外と早く着くのにはビックリした。シェム・リアップに着くと安宿の勧誘が凄まじかった。どこの宿にするかは決めておいたので、その名前を言うとバイタクの兄ちゃん3人がそこまで連れて行ってくれると言う。しかも無料で!これは宿からお金が貰えるみたいで、どこの宿でもいいから旅行者を連れて行きたいのだろう。しかし、そこは日本人バックパッカーで満室であった。仕方ないので、その通りが安宿街なのでバイタクの兄ちゃんと一緒に探してもらう事になったが、すぐに見つかった。


カンボジアの旅9

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プノンペンに来て、初めてツアーに参加してみた。キリングフィールドを観光バスで行くものだった。
広大な敷地で芝生も綺麗に生えているので公園かとおもいきや、ここで処刑された人達の頭蓋骨が、その辺に
沢山あるではないか。一体、内戦が激化していた時は、どれだけの人達が殺されたのかと思うと怖くなってくる。プノンペンに2週間ほど滞在していたが、そろそろ次へ行こうと言う話も、ここキリングフィールドで出て、3人とも次なる町のシェム・リアップを目指そうとキリングフィールドから帰ってきた際にチケットを購入した。シェム・リアップへは高速ボートで行くのだが、今回の旅ではボートで移動というのは初めてだったので楽しみであった。


2014年10月13日

カンボジアの旅8

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最初にプノンペンに来た時は、無政府状態の国が怖かったが、一週間もすると慣れてきた。あんまりにも細かい日本社会よりも楽に感じた。日本人は勤勉だが、民間人も公務員みたいに固い。ここでは公務員が、いい加減。金さえあれば物事がスムーズに進む。自分には、カンボジアの方が向いているかな?と感じた。電車が3分遅れて怒るような民族よりも、心が豊かなカンボジア人の方が合っていた。剛に入れば郷に従えと言う言葉があるが、その通りだとも感じた。足がない人や腕がない人を見ても目を背ける事はなくなったが、慣れは怖いとも感じた。でも、何か失っていた物を取り戻した。それは言葉では言えない心の奥底に忘れてしまっていた感情であった。


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