2014年10月22日
カンボジアの旅16
早朝4時に起きて、すぐにアンコールワットへ出発。相変わらず、行きは悪路を通って暗い中をバイタクで走る。突然、凹凸の深い所にハマり、自分はバイクごと倒れてしまった。他の2人が大丈夫か?と駆けつけてくれたが悪路走行はスピードが出ないので怪我はなかった。アンコールワットに着いて、バイタクの兄ちゃんは1番上まで登り、そこから御来光を眺めると最高だ!と話してくれたので、誰もいないアンコールワットを3人で登ってみた。外から見るより、かなり急な階段で踏み外したら大怪我をしてしまうので、ゆっくりと確実に登って頂上に着いた。3人はバラバラになり、自分はアンコールワットの真ん中の塔の上から御来光を待った。20分ほどで明るくなり、太陽が出てきた。それと同時に風が吹いてきて、小鳥がどこから鳴いているのか分からないがさえずりが聞こえてくる。いつも何かしらの雑音の中で生きてきたので、ちょっと風が吹いただけで音が聞こえるのを体験した。太陽が出てくると一気に明るくなる。小鳥と風の音がたまらなく神秘的だった。心から自然の凄さには感動して、その時を楽しんでいた。20分ほどすると、日本人の団体客が来たりして周りがうるさくなってきた。夜中にタイから入ってきて、日帰りでタイに戻る弾丸ツアーの人達だった。年齢も高い人ばかりで、おばちゃんが日本人ですか?と大きな声で聞いてきたので二言返事をした。私達は上に乗れないので写真を撮って欲しいと言う。やる事もないので一回降りて、カメラを借りて上から見える景色と下にいる団体客の集合写真を撮ってあげた。確かに、こんな危ない所は、日本なら禁止になるだろう。おばちゃんは、ありがとう。と礼を言って、現地の人かと思ったと言われた。仕方ない、服もボロボロで肌も焼けているので現地の人と思われても仕方ないが、みなさんが来る前に風と小鳥の音が聞こえて凄かったですよ。と伝えると、もうちょっと早く着けば良かったと悔やんでいたが、まだ観光客も少なくので裏に回ったりすると聞こえるかもしれないですね。と話が盛り上がった。西森さんと、てっちゃんが下で何してるの?と声を掛けてきたので、団体客に別れを告げて再度上に戻った。やはり、アンコールワットは周りの遺跡に比べても最高レベルの所だ。アンコールワットから出た所にカフェがあったので朝食を、そこで取った。