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2015年07月06日

インドの旅124

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いよいよ、インド滞在の最後の日が来てしまった。やっぱり朝食はお世話になった中華レストランでの炒飯とコーラで終わりにする事となった。彼も一緒に来てくれて、最後の食事となった。外は相変わらずの暑さだが、この暑さとも今日でお別れかと思うと複雑な気持ちで一杯だった。朝食を終えると宿には、オートリキシャのオッチャンが待っていた。オッチャンは、この日を待っていたに違いない。無料で観光をさせてくれて、日本ではオンボロのカメラだが、ここでは宝のような「made in Japan」のカメラを貰えるのだから。部屋に入ってバックパックを取り、忘れ物がないか確認をして宿のフロントでチェックアウトをした。フロントには欧米人が早朝に着いたのか、チェックアウトする人を待っている。この宿は相当人気なのかな?とも思った。そして、オッチャンのバイクの後ろに荷物を乗せて、彼とお別れをした。バイクは走り出し、彼が見えなくなるまで手を振った。飛行機は昼の便で3時間前には着くだろうと計算していたが、事前に空港の場所を確認していなくて、おまけに渋滞にもハマってしまった。オッチャンに何分くらいで着くのか聞いてみた所、30分くらいで着くが渋滞で1時間くらいになるかもしれない。と言われた。1時間くらいなら飛行機を逃す事はないだろうと安心してデリーの喧騒の中をバイクは走り続けた。さすがに、40分ほどストレートに乗っているとお尻も痛くなってきたりして疲れてくる。おまけにオッチャンは渋滞を回避するべく未舗装の道路を走り出した。上下にバウンドするバイクは乗っているだけで体力を奪っていき、疲れも倍以上になりヘトヘトになってきた。外を眺めていると空をジェット機が飛んで行くのが近くに見えてきたので、もうすぐ飛行場だと確認出来た。1時間ほどで空港に着いて、最後の写真を1枚撮ってもらいフィルムを取り出して、カメラをオッチャンにあげた。オッチャンは喜ぶようにカメラを受取り、オッチャンと握手をして別れを告げて空港内へと入った。空港内は、これがインドの首都の国際空港かと思うほど殺風景だったがクーラーが効いており、カウンターでチェックインをしてボーディングパスを受け取って、ゲートへと進んだ。終わった、すべてが終わったんだ。やりきったと言う感じではなく、1年前に日本を出てからの出来事が走馬灯のように頭の中を駆け回った。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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