電車は日中のうちに、ホワランポーン駅に着いた。しかし、カンボジアに比べると湿度が更に高くて暑い。バンコクの暑さは凄かったが車の数や人口の多さから見ると、空気汚染されている感じもした。ホワランポーン駅前は中華街で中国人経営の安宿は多い。電車を使っての移動には便利な所だが、バックパッカーの聖地のカオサン通りを目指しバスに乗り込んだ。通りがかりの人に聞いたが、カオサン通りの近くはどこで降りていいのか分からなくバスも混んでいる。しかし、バンコクの渋滞は昔と変わらないし、東京の渋滞が可愛くみえる。エアコンの付いてないバスは、まさに地獄であり、動き出すと熱風が外から入ってきて、まだマシだが止まってしまうと汗が止まらない。バンコクの地図を見ながら、カオサン通りを指さして隣のタイ人に聞いてみたら、同じ所で降りるみたいなので助かった。駅から1時間以上かけてカオサン通りに着いた。西森さんは、カオサン通りの宿を知っているみたいで、通りまで行けば安宿はすぐに探せると言う。そこは、カオサン通りを抜けた所にあり、部屋は汚いが個室になった分、プライベートな時が過ごせる。チェックインを済ませて、カオサン通りに出た。もう、陽は暮れて夜になっていた。
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