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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年09月06日

二百五十一話 お題:功徳(現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行) 縛り:なし

 女友達の話である。

彼女は人並み外れた善人で、人、動物問わず片っ端から親切にしているのだが、
「この間ひったくりに遭っちゃって。参ったよ」
 彼女のような人間にもやはり理不尽な不幸は降りかかるのだな、と思っていると、
「でもね、ひったくりの犯人が目の前でトラックにひかれちゃってね。それで犯人が盗ってった私のバッグが衝撃で空飛んで、私のところまで戻ってきたの。こんなこと本当にあるんだってびっくりしたよ。それにしても犯人が死んじゃったのはかわいそうだったなぁ」
 普通であれば考えられないことだが、彼女の身に起きたのであればむしろ納得がいくな、と私は思った。


posted by ペン牛 at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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