2016年09月06日
二百五十一話 お題:功徳(現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行) 縛り:なし
女友達の話である。
彼女は人並み外れた善人で、人、動物問わず片っ端から親切にしているのだが、
「この間ひったくりに遭っちゃって。参ったよ」
彼女のような人間にもやはり理不尽な不幸は降りかかるのだな、と思っていると、
「でもね、ひったくりの犯人が目の前でトラックにひかれちゃってね。それで犯人が盗ってった私のバッグが衝撃で空飛んで、私のところまで戻ってきたの。こんなこと本当にあるんだってびっくりしたよ。それにしても犯人が死んじゃったのはかわいそうだったなぁ」
普通であれば考えられないことだが、彼女の身に起きたのであればむしろ納得がいくな、と私は思った。
彼女は人並み外れた善人で、人、動物問わず片っ端から親切にしているのだが、
「この間ひったくりに遭っちゃって。参ったよ」
彼女のような人間にもやはり理不尽な不幸は降りかかるのだな、と思っていると、
「でもね、ひったくりの犯人が目の前でトラックにひかれちゃってね。それで犯人が盗ってった私のバッグが衝撃で空飛んで、私のところまで戻ってきたの。こんなこと本当にあるんだってびっくりしたよ。それにしても犯人が死んじゃったのはかわいそうだったなぁ」
普通であれば考えられないことだが、彼女の身に起きたのであればむしろ納得がいくな、と私は思った。
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