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2020年11月29日

「RAS」信じ込みの解消、鏡の法則とホメオパシー、ソウルスピーク。

「RAS」信じ込みの解消、鏡の法則とホメオパシー、ソウルスピーク。


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 RAS(ラス)とは、「Release & Awakening System」の頭文字をとったもの。
 感情の痛みを伴って、無意識で深く信じてしまっている「信じ込み」を、手放して、苦しみを解消する手法。
 一般社団法人RASインターナショナル代表松坂宏一氏は、信じ込んだことは現実化する、とおっしゃる。
 つまり、外側で現実化したことの原因は、「必ず内側にある」ということです。

 例えば、内側に、「責められた」という信じ込みがあったとします。すると、外側で「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」が、現実化・現れるそうです。

 似たようなことを「鏡の法則」として聞いたことがあります。

 私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である、と。そして、『現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は心の中にある』

 子どもが友人に苛められている、ということに悩んでいたお母さん、野球でエラーをした息子が周りからひどく責められている姿を目撃し、つらかった。それを心理学もくわしいという経営コンサルタントに相談した際、意外なことを言われたそうだ。

「もしかしたらあなたは、誰か身近な人を責めていませんか?」と。
「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいらっしゃるのは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めているからではないかと思ったのです」

 それは、元をただせば彼女の父親との関係が原因だった。
 
 このお母さんは、言われたことを実行し、最終的に解決した。

 しかし、大抵の人は責めてくる人のせいで内側がストレスを抱えている、外側つまり責めてくる人が悪いのだと思います。その責めてくる人をなんとかしようと努力します。

 そして、何とか頑張って、外側の嫌な出来事(人)をどうにか出来たとします。

 しかし、内側で同じ種を植えてしまったら、再び、似たような出来事が起こります。これが、人生で「繰り返し」起こる出来事の原因となっているのです。


 さて、内側で「責められた」という信じ込みが解消され、その種を植えなくなると「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」が解消されます。

 つまり自分が変われば、周りが変わるとよく言われる現象、それがその通りなのです。

 見方を変えますと、「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」は、あなたの内側に「責められた」という信じ込みがありますよ!気づいてくださいね!という「内側へ」のシグナルを送って下さる存在。
大抵の人は、その有難い存在と戦っているのですが、これは、ホメオパシーで言うところの、「病原菌」「症状」と同じことです。


 ホメオパシー療法家(ホメオパス)養成学校(College of Holistic Homoeopathy)学長の由井寅子先生がこんなことをおっしゃっております。

「感情が乱れる出来事、嫌な出来事、辛く苦しい出来事、それら出来事を辛く苦しいものにしているのは、自分自身の心(インナーチャイルド)であり、自分自身の心を映す鏡として感情が乱れる出来事が生じるのだということがわかりました。
人生(運命)そのものがホメオパシー治療(同種療法)だったのです。」

 つまり、愛されず苦しんでいた(「愛されていない」という思い込み)私には、愛されない事件が続いたということです。と。


 信じ込みは、気づくと解消されるということは、悩みの状態にいるということは、気づいていない状態ということ。

 具体的なセッションはRASのファシリテーターの方の指導のもとに行うのですが。
『鏡の法則』野口嘉則著のような手法でも、ホメオパシーのインナーチャイルドの癒し、或いはトウリーディングに寄る「霊的自殺」をした過去の自分を救ってあげることも。
 内側→外側、という構図は同じです。
 身体に出る症状、現実に起こっている問題、それらはすべて内側からのサインなのです。

 責めてくる人は、「責められた」という信じ込みがあると教えてくれる有り難い存在であり、感染症は「癒されていないインナーチャイルド」がいることを教えてくれるもの。

 それから、リフレクソロジスト& SWIHA認定トウリーディングティチャーの真弓紗織さんがこんな風におっっしゃっております。

 真ん中の目(3歳くらいまでは第三の目‘真ん中の目=真実を見る目’が開いている)を失っていると、身体は様々な方法で訴えてきます。

 代表的な方法は「disease(病気)」です。
 これは、「ease(心地よい状態)」から「dis(離れてしまった状態)」を意味します。

 水虫菌やウィルスなど、見えないものを恐れている人は多いですが、それらはどこにでも存在していて、誰にでも感染する可能性があります。

 それなのに、それを発症させる人としない人がいるのは何故なのでしょう?
 それは、その人が心地いい状態から離れていることをお知らせするものでしかないのだと私は思っています。

 病気に罪はありません。
 ご主人様に「心地よい状態を思い出して欲しい」という想いでしかありません。


 体内に出来るしこりは、自分の歴史に出来たしこりに相当していることも、よくあることです。内海聡医師もよくおっしゃっております。

 たとえば肝臓の病気になるのは怒ってばかりとか、解毒臓器の肝臓に負担をかけているからということで、肉体だけでなく精神の毒をため込んでいるととらえます。

 たとえば突発性難聴になるのも聞きたくないからです。不安により目ではなく耳をふさぐのです。
たとえば甲状腺機能亢進症になったのは頑張りすぎているととらえます。

 すべての症状は必然的に自分が作っているという考え方(周波数の体現)ですから、すべての患者は意識的であれ無意識的であれ症状を自分で作っています、と。

 私たちの頭が忘れたと思っていても、自分の中にある記憶は忠実に身体で表現し続けるのです。

 だから、薬や手術に頼り、医療に任せて肉体だけを変えようとすることは本当はたいへん危険です。症状を抑えられると、その課題を別の方法で表してきます。どんどん表される病が重くなっていくこともあるということです。

 どの記憶が今の自分を作り出しているのかをしっかり見つめ直すこと。そこがとても大事です。
 病気は自分にとってのdiseaseを身体が代弁してくれているだけのもの。
 感謝すべき存在であって、闘う相手ではありません、と。

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posted by 朱鷺(shuro) at 10:00| 病気・病因

2020年11月28日

ホメオパシーと新型インフルエンザ、嘘と真実。自ら調べ、自ら考える。水は化け物である。

ホメオパシーと新型インフルエンザ、嘘と真実。自ら調べ、自ら考える。水は化け物である。

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 以前、「水」の講演会に参加してもらった方より聞いたハナシ。(事情があって自分で参加出来なかったので)

 「水は物質の情報を記憶、伝達する」
 彼女の言葉そのままで。

 なんか、オカルト的な言い回しがあったんだけど、その科学者達の研究結果なそうです。
水には3種類の水があるというのが今までの常識で、実は4番目の「水」があるそうです。

・液体の水
・氷
・水→氷、氷→水
 その他、第四の水の相があるんだって。

 その第四の水はエネルギーの変換装置みたいなもので、人間の体の水もこの第四の水の相が多ければ多いほど良いそうです。

  DNAの情報は、電磁波信号として水に転写出来、そしてこのように水に転写された。

 よく聞く話で水に「ありがとう」と言った瞬間に水が変わるという話。一番良い言葉は「愛・感謝」なそうです。だから、ペットボトルにマジックで書けば良いのかもね。

 実験で、ハート型や、愛、感謝などの言葉を書いた紙をペットボトルに貼り、時間をおいて、その水を凍らせ顕微鏡で結晶を見た実験がスクリーンに映し出されたんだけど、当然、とても綺麗な結晶でした。

 逆に「バカヤロー」と書いたペットボトルの水は、全く結晶の形になっていなかったんだよ。

 他にも、象の絵の上にペットボトルを置いた後の結晶は、象の鼻の形が結晶の真ん中にあったり蝶々なども同様の結果でした。
 

 ホメオパシー療法家の由井寅子さんもおっしゃっておりました。水は記憶する。水は化け物だと。

 TQ技術も実は、そのような考えで開発されたものだと理解している。うろ覚えであるが、酵素というものは醗酵を途中で留めて製品にしているものである。その醗酵を途中で留めずに最後まで反応させてみたら、その痕跡、つまり情報が水に転写されて残っていた、と。

 ホメオパシーの考え方だと、病原菌はもともと腸内細菌だったのではないか、となる。

 根拠としては。
 感染症は種を超えて感染しないから。ニンゲンが罹患するものは猫にはうつらない。よほど免疫力が弱っていれば別だが、種を超えないというのが基本であり、実際その通りであることは周知の事実。つまり病原菌はその種から発生しているのである。

 それから、免疫について。
 免疫というと、無条件にヒーロー扱いで正義の味方みたいに考えている方もいるかも知れんが、実はそんなことはない。免疫とは何かというと、「自己と非自己」の認識、ということだと思う。

 自分か自分でないか。自分は許すが自分でないものは排除するという利己主義の塊のようなシステムに過ぎない。だから、病原菌を非自己とみなすことがまずは大事なのです。

 では、病原菌とは何か?

 由井氏は、病原体は、そもそも外敵ではなく「私たちが潜在意識に捨てて感じないようにしたもの、我慢した感情・未解決な感情(=インナーチャイルド)が、自分を映す鏡として実体化したもの」と表現されています。

 たとえば、『自分は間もなく死ぬ』と思い込んでしまう魂の病は、恐怖の感情と関係している。その際に使うレメディーはトリカブトである。

 理由もなく「私はもう明日死んでしまいます」と言う人にアコナイト(Acon.)という、トリカブトを希釈振盪したレメディーを与えると、間もなく死ぬに違いないという信念が緩み、恐怖の感情も消失するのだそうだ。

 それからたとえば、『常に不愉快なことを体験しなければならない』という信念と密接に関係し、怒りの感情が根底にある場合は、水銀が効果を表すそうだ。

 魂の中に「こうでなければならない」といった強いこだわりがあればそれは魂の病気となる。

 つまり、健康になるためには体・心・魂、この3つから異物、非自己、老廃物を排出しなければいけない。それが排出できていないから、病気という状態になっているということだ。

 排泄出来ないから病気になる。これは、ず〜っとむかし、下痢が続いて内科を受診したときに医者に言われた。検査の結果特に原因が特定出来なかったため、薬も処方されず、「便秘よりマシです」。

 なるほど、と納得するしかなかったが、そして当時はどこか釈然としない思いも抱えた。しかし、その診断はものすごく正しかったのだと今しみじみ思う。

 つまり、何故、排出が出来ないのか。何故、病気になっているのか。要らないもんは出せば良いじゃん、と思うのが当然で、身体だってそう思っている筈。

 しかし、異物を異物と認識できていない。非自己を非自己と認識できないから、排出できないのである。
 病の原因物質を認識させれば、免疫システムが働いて非自己を排出或いは無毒化させることが出来る。

 そう、その免疫を稼働させるツールがレメディー、ホメオパシーなのである。

 さて、ではレメディーとは?

 たとえば、「体の中に農薬があることを認識させるには、認識させるだけの農薬がもう1回入らなければいけない。認識できるくらいに農薬をとれば、体は『これはいけない。体は農薬だらけだ』と気づいて、免疫力が働き始める」。

 つまり、病気の原因となっている異物と同じもの、あるいは似たようなものを体に入れることによって、異物を異物として正しく認識することができる、ということ。認識できたら、あとは、自己治癒力が働いて、症状を出して排出するだけ。そう、症状を出すことが排出の合図だ。

 このように、身体・心・魂の中にある異物、非自己と同じ、あるいは似たような異物、非自己をあえて入れることにより自己認識させ、治療する方法を、同種療法という。

 そして、ここで使われる「毒」がレメディーなのです。


 では、新型コロナウィルスはどのようなインナーチャイルドが実体化したものか由井さんの霊視に寄ると、
「負けたくないインチャ」
「勝って人を見下したいインチャ」が実体化したものだったと言います。

 つまり、
「勝ち負けにこだわる人」
「勝って人を見下そうとする人」が新型コロナウィルスに感染しやすいと言えるようです。

 今回の新型コロナウイルスは人工的に作られたウイルスの可能性があり、そうすると、そこには作った人の意志、意識が宿っていることになるとのこと。そして、もし人工的に作られたウイルスだとしたら、作った人や作ることを指示した人の意識の中に、勝ち負けにこだわる、勝って人を見下さそうとする意識が強かったということになる。そもそも、ウィルスを作ろうなんて考えること自体、勝ちたいからであり、負けそうだという危機感があったからであろう。大変、迷惑なハナシである。

 要するに、生物というのは、必ず価値観と感情をもっている。同じような価値観と感情をもっていると、非自己にできないということ。そして、非自己にできないから、病原体が居心地良く増えてしまい、最終的に体を蝕むという構図。

 病原体は自分を映す鏡として存在する。自分自身から目を逸らし続けるなら、病原体は増え続け、体は病気となってしまう。病原体は宿主を病気にするために存在するのではなく、救うために存在するのである。

 
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タグ:ワクチン

2020年11月27日

陸奥蝦夷の首領・阿弖流為と征夷大将軍坂上田村麻呂、古代日本人と自然との関わり

陸奥蝦夷の首領・阿弖流為と征夷大将軍坂上田村麻呂、古代日本人と自然との関わり

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 阿弖流為を語る際には、その最期を招いた人物として坂上田村麻呂を抜きには出来ない。東北には、この坂上田村麻呂が創建した神社が数多くある。
 坂上田村麻呂は758年に坂上苅田麻呂の次男または三男として誕生。(※坂上田村麻呂の具体的な誕生日は不明です)
801年、坂上田村麻呂は4万の軍勢と5人の軍艦、32人の軍曹を率いて平安京から蝦夷(えぞ)最大の根拠地、胆沢(岩手県)に出征します。ちなみに蝦夷(えぞ)とは日本列島の東方(現在の関東地方と東北地方)や、北方(現在の北海道地方)などに住む人々の呼称。
(※蝦夷の読み方は「えぞ」以外にも次の2つで呼ばれることがあります。「えみし」「えびす」)
そして坂上田村麻呂は胆沢攻略に成功し、従三位・近衛中将に任じられる。
802年には胆沢に胆沢城を築き鎮守府をここに移したとされる。それと同時に坂上田村麻呂が降伏した蝦夷の首領2人を都に連れていく。蝦夷の首領二人とは、阿弖流為と盤具公母礼だよなぁ、と。
坂上田村麻呂は蝦夷の首領2人を処刑することを最後まで反対し、嘆願したと言われているが、これに懐疑的な意見も実はある。結局、蝦夷の首領2人は処刑される。そして、「怨霊」ないし「御霊」と化して祟りをなした悪路王が誕生することになる。朝廷側は祟り鎮めのために、リアルな頭形つまり生首の木像がつくらせ、これを祀ったという。
祟ったということは、大和の側がよほど汚い手を使ったか、あるいは奸計にはめて殺害した可能性をうかがわせるだろう。そもそも、うしろめたいから鎮魂するのである。

『アテルイ〜はるかなる母神の大地に生きた男(ひと)〜』愚安亭遊佐・又重勝彦著 自然食通信社に寄れば、文字を必要としなかったアテルイ達エミシの残した記録はない。しかし、記録されなかったアテルイ達の生きた残照は、現代にも見ることができる。盆や正月に帰ってくる先祖の霊魂の話は、仏教では説明がつかない。正月のしめ縄も、現代の神道では説明がつかない。お供えもそうだという。
 文字を持たなかった我々の先祖は、記録がないために、その後好き勝手な伝説を語られている。この「悪路王」も、「むかし、陸奥一帯を支配し、大和朝廷の東北支配に対抗した「蝦夷」の大王のことである。悪路という用字にも明らかなように、そうとう手強い大王だったようで、朝廷が派遣した軍隊と互角以上にわたりあった。いや、しばしば朝廷軍に強烈なパンチを食らわせた。そこで坂上田村麻呂が悪路王を退治し、蝦夷たちを大和に帰順させたという話になる。」と、あらまたひろし(作家)さんは語る。
 先祖の霊魂の話は、仏教より、アイヌ民族の死生観で説明したほうがしっくりくるという。
 お供えはとぐろを巻いた蛇、しめ縄は、交合する蛇。蛇の姿に神を見た信仰がなくては、説明がつかない。他の生き物をきちんと観察することで、人間を超える力の存在を見つけられた人々だけが持ちえた信仰。世界共通と思えるほど、蛇に対する信仰が広がっていた時代があった。その後、蛇は殺されていく。その時期が、文明の始まりに重なっている。蛇の脱皮は、死と再生に見えた。
また、諏訪の御柱、青森のねぶた祭、岩手の鬼剣舞、鹿踊り、等々、何を持ち出して説明すればよいのだろう。
 
 「アテルイ」という芝居のシナリオに、蝦夷の暮らしと叫びが見事に再現されていると思う。
『あたしたちは、ここに、あたしの母の母の母の、さらに遥かな母のときから、幾百幾千の夏の季節と冬の季節を経巡り、ここで暮らしてきた。
ここはあたしたちの大地。ヒタカミ。
いや、あたしたちだけじゃない。天地の狭間に生きる、すべての生き物の命を尊び、敬い、木の恵み、大地の恵みに、感謝と祈りを忘れないものにとっては、誰のものでもある大地。』
『それが、あたしの母の母の母の母の母のある日、あの人たちがここへやってきた。
そして、いきなり宣言した。
「ここは肥えて広くて、金も取れれば鉄も取れる。たいした、いいとこだから、ここを、おれたちによこせ」
だから、戸惑いながら答えた。
「あんたたちもここに住みたいでしょう? ヤマトから来たんでしょ。いままでも、ヤマトから来た人で、ここに住んでる人がいるよ。あたしたちは、住みたいって言うのに駄目とは言えないでしょう。ここは誰のものでもないのだから」
次に、あの人たちが来た時、手に斧と、鍬と、鋤を持ってきた。しかも、大勢で。
そして、みんなで木を切り出した。大地を掘り返し始めた。
それを見て、あたしの母の母の母の母の母の人たちは青ざめ、必死になって叫んだ。
「あんたたち、なにするの。そういうことしちゃ、だめなんだよ、木に許しをもらった? 大地がいいって言った? 祈りは済んだ?」
そしたら、あの人たちは、斧や鎌や鋤を振りかざした。
後ずさりしながら、あたしの母の母の母の母の母の人たちは叫んだ。
「木が痛いと叫び声をあげてるのが、あんたたちに聞こえないの。大地が嫌だと言ってるのが、あんたたちに聞こえないの」
「だめだよ、木、切れば、だめだ。祈りも、感謝もなく、ただ、切るなんて、だめだ。そういうことすれば、生き物たち、生きていけなくなる。生き物たち、生きていけなくなれば、人間も生きていけなくなる。そんな罰当たりのこと、しちゃあ、だめ。やめてください、お願いします。やめてけろ、やめてけろって、やめてけろ、やめてけろ、やめろ、やめてけろ」
みんな必死になって叫んだ。』

 征夷とか討伐とかっていうのは、中央政府側からの言葉であって、こちら側からすると侵略だ。
 狩猟採集民(縄文人)と、農耕民(弥生人)はそもそもまったく別のヒトビトだ。狩猟採集民は農耕民に比べて心優しい人たちだったとも言われる。何故なら、彼らは土地に拘泥しないから、土地を確保するために攻めに行く必要もない。だから阿弖流為たちの戦いは、そもそも専守防衛だけの戦いだったのだと。
 アイヌに魂送りの祭のイヨマンテが残っているように、あらゆる生きている命を奪って生きているがために、命への感謝の祭を忘れなかった人たちが東北の縄文人だったと思う。
 
『岩手県市町村地域史シリーズ24 紫波町の歴史』岩手県文化財愛護協会編 川村迪雄著に寄ると、
『奈良時代末期から平安時代初期の志波地方は、胆沢地方とならんで、北上川中流域の蝦夷社会の中心をなしていた。そして大墓公阿弖流為(おおはかのきみあてるい)とか磐具公母礼(いわぐのきみもれ)、あるいは胆沢公志波阿奴志己(いさわのきみしわのあぬしこ)などの指導者を中心に、連合体としての強大な勢力が組織化されるようになっていた。
 『続日本記』によれば、宝亀(ほうき)五年(774)以降たびたび征夷作戦が展開されている。宝亀七年(776)の志波村の蝦夷の反乱では、出羽の国府軍が敗北し、翌八年十二月にも志波村の蝦夷が出羽に出撃して、国府軍を破った。
 このころの記録には、“志波村”の記事がたびたび出ていて、志波地方の蝦夷の勢力は組織的に強化されていて、優秀な指導者がいたことがうかがわれる。』



2020年11月26日

食品添加物の危険性、種類と原材料。厚労省も食品会社も自らの利益(お金)のために「健康」を犠牲にする!

食品添加物の危険性、種類と原材料。厚労省も食品会社も自らの利益のために「健康」を犠牲にする!

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(※原材料に品質の良いものを使えばすべて解決するとは厚労省も味の素も決して言わない。)

食品添加物について。厚労省のサイトより。

『食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。』

それから、味の素の商品情報サイトでは、こんな風に紹介されています。

『食生活を豊かにする食品添加物
食品添加物には、さまざまな役割があります。たとえば、女性や子供たちが大好きなゼリーやプリンなどのデザートにも、おいしさを演出するために食品添加物が欠かせません。香りをつける香料やぷるんとした食感をつくるゲル化剤、滑らかな舌触りをつくる安定剤など、色、香り、食感を加える大切な役割を食品添加物が果たしています。
さらに、食品を長持ちさせる働きも、私たちの生活をより便利に、より豊かにするには欠かせない食品添加物の役割のひとつです。肉や魚などの生鮮食品は日持ちがしません。このため、保存料や殺菌剤などの食品添加物によって食品を長持ちさせ、おいしくムダなく食べることができます。たとえば、練り製品の原材料となる魚は、水揚げされたその場で食品添加物を加えて、すり身に加工します。すり身は冷凍保存することで、遠方にある工場まで運ばれ、かまぼこやちくわ、はんぺんなどにさらに加工することができます。肉の場合は、ハムやソーセージに加工されるときに、おいしい色を保ち、腐らないようにするために食品添加物が働いています。
では、食品添加物がなかったら私たちの生活はどうなるでしょうか。家庭やレストランなどと違って、加工食品の場合、日持ちや製造適性、コストなど多くの要素を実現しなければなりません。このため、食品添加物を上手に使用しないと、ハムやソーセージ、すり身などは、すぐに腐ってしまい食中毒の危険性が高まります。ゼリーやプリンも独特の食感もなく舌触りもざらっとしてしまい、パンやクッキーはふくらまずにパサパサ、かまぼこなどの練り製品はグチャッとして歯ごたえが低いものになります。食の安全が保てなくなってしまうだけでなく、毎日の食生活が味けなくなってしまいます。』

 内科医・精神科医、断薬を主軸としたTokyo DD Clinic院長、NPO法人薬害研究センター理事長内海聡医師は、日本は世界一の添加物認可数を誇り、その数は各国と比にならないほどです。理想論でいえば添加物などすべて使うのをやめるのが一番です、と語る。

 少なくともヨーロッパの基準くらいは満たしていないと話にもなりません。特に日本では各国がリスクが高いとして使用中止にするような添加物を平気で使っています。BHA/BHT(酸化防止剤)や着色料などはその代表格だ、とおっしゃる。

 『買ってはいけない』『味の素はもういらない』の著者、環境問題を専門とするジャーナリスト船瀬俊介氏は、食品添加物は、動物を使った科学的な試験により毒性、発がん性などの有無を食品安全委員会が調べ、安全なもののみが厚生労働省によって使用を認められている。しかし、安全とされていたものが、後に使用禁止となるケースもある、と語る。

 更に、食品ジャーナリストの郡司和夫さんはこう語る。

「有名な話では、清涼飲料水に含まれていた『安息香酸ナトリウム』と、酸化防止剤として使われる合成の『ビタミンC』が化学変化を起こし、排気ガスに含まれる『ベンゼン』と同様の発がん性物質が発生することが2006年にわかりました。以降、その2つを一緒に使うことは世界的に自粛されていますが、その2つの添加物から発がん性物質が発生するとは誰も想像していませんでした」

 加工食品診断士協定代表理事の安部司さんも続ける。

「中華麺などの防カビ剤として今も使われている『プロピレングリコール』という物質は、ある日、突然、使用基準量が設定されました。それくらい、食品添加物の安全性は曖昧なのです」

 さらに、いくら原材料表示をチェックしても、どんな添加物を使っているのか見抜けないケースも数多い。

「『ソルビン酸』などの保存料を嫌がる消費者への“隠れ蓑”として、短期間の保存を目的とした『pH調整剤』などの日持向上剤があります。しかし、メーカーが独自に複数の添加物を調合して作っているため、その内訳はわかりません」(郡司さん)


 具体的にどんな添加物がどういうものなのかの例をご紹介。

・リン酸塩はカルシウムや鉄分の吸収が悪くなり骨を弱くします。
・着色料は欧米などではほとんど禁止されています。コチニール色素(着色料)、カルミン酸は、カイガラムシ科エンジムシ。紅麹色素はカニカマなど紅色の食品の着色。紅麹カビ。カビです。この紅麹カビにはシトリンというカビ毒の問題もあります。言わずと知れた合成着色料、赤3号、黄4号などは、コールタール、石油です。
・亜硝酸ナトリウムは発がん性物質で急性毒性は青酸カリに近い。
・ソルビン酸カリウムも変異原生があることがわかっています。
・安息香酸ナトリウムはベンゼンを生成するだけでなくミトコンドリアを傷つけることがわかっています。
・カラギーナンは体重1kg当たり5g食べると動物の半分が死にます。
・イーストフードは化学物質の塊で塩化アンモニウムやリン酸塩などが入っているとよく言われます。
・pH調整剤はクエン酸、炭酸ナトリウム、リン酸などを一括表示でき法律上一括表示が認められています。
・銅クロロフィル、山菜やガムの着色。原料は蚕のフン。虫の糞です。
・チョコレートのつや、ガムの原料となる光沢剤、ガムベースはラックカイガラムシのメスの分泌物。
・たれのとろみやアイスクリームの粘りを出すカルボキシメチルセルロースNa(CMC)は、おがくず・パルブ。
・ドレッシングやスープのとろみのために使うキサンタガムはバクテリアの抽出物。
・さて、問題となるグルタミン酸Na、調味料(アミノ酸等)と表示されるものですが、廃糖蜜+遺伝子組み換えバクテリア。
・合成甘味料のスクラロースは砂糖と塩素ガス。


 最後に実際の事例を少し。

『食品の裏側2実態編』安部司 東洋経済新報社より抜粋
『天然着色料としてよく使われる「コチニール色素」(カルミン酸)があります。ハムのピンク色、ミニドリンクのオレンジ色、お菓子、サプリメント等に広く使われています。

 ところが、この色素によって呼吸困難等の急性アレルギー症状の発症例が報告されたとして、2012年5月、消費者庁と厚生労働省が注意を呼びかけました。』

『ちなみに、「天然着色料なら安全」と思い込まれている方は多いですが、実際にはまったくそんなことはありません。アカネから抽出した天然着色料「アカネ色素」は、発がん性があるとして2004年に禁止になりました。』


2020年11月25日

グレタ・トゥンベリ・スウェーデンの若き環境活動家、生い立ちと活動、目的に突き進む健気な姿

グレタ・トゥンベリ・スウェーデンの若き環境活動家、生い立ちと活動、目的に突き進む健気な姿

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 トゥンベリさんは、2003年1月3日生まれで、母はオペラ歌手のマレーナ・エルンマン、父は俳優のスヴァンテ・トゥーンベリ。祖父は俳優で監督のオロフ・トゥーンベリという芸術性の高い有名人の家庭で生まれ育っている。

 2018年11月、アスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害、強迫性障害、場面緘黙症と診断されたという。そもそも、彼女が環境活動家になったきっかけは、彼女が8歳の時、気候変動の存在に気づき、各チャンネルのニュースで世界大戦並に報じてくれないことに疑問を抱いたからだと2018年11月24日、TEDxStockholmでの講演で語っている。

 子どもの目がいかに純粋なのか、と感嘆する。小学生の頃の感性が一番その人を表しているのかも知れない。実感をこめてそう言える。

 また、トゥンベリさんは気象学者になりたくて学校に行ってるわけではなく、科学には否定や無知、不作為だけが残っているためだとも。そして将来、まだ時間が残されていた2018年になぜ行動を起こさなかったかと自身の子供や孫に問われてしまう。「我々はルールに従っていては世界を変えられない。なぜならルールを変えなければ行けないからだ」。そう語ったそうだ。


 トゥンベリさんは2019年9月23日に開かれた国連気候行動サミットに参加するため、温暖化ガスの排出量を抑えたヨットで英国をたち、15日間の航海を経て28日にニューヨークに到着。

 1年前に、学校を休んで議会に積極的な気候変動対策を求める「学校ストライキ」を始め、そのストライキは、気候変動に対する関心の高い若者から賛同を受け世界中に拡大していた。

 彼女の呼びかけはシンプルだ。
「地球温暖化が私たちの生存を脅かす重大な問題ならば、どうして私たちは行動しないのでしょう」

 BBCによると、始まりはスウェーデンで総選挙が迫っていた2018年8月。グレタさんは、「気候のためのスクールストライキ」というプラカードを掲げて、ストックホルムの国会議事堂の前で座り込んだ。ストライキは総選挙までの2週間、毎日続いた。その後も、毎週金曜日には学校を休んで、座り込みを続けている。彼女の行動はまたたく間に世界中に広がり、地球温暖化対策を求める大規模な抗議運動へと発展した。

「#FridayForFuture 」というハッシュタグと共に、欧米を中心に多くの若者が運動に参加し、その様子をSNSで発信している。グレタさんは12月には、ポーランドで開かれた会議COP24(通称:国連気候会議)、2019年1月にはダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)で演説した。

 トゥンベリさんは、これまで温暖化ガスの排出量が多い飛行機の利用を避け、欧州内を中心に活動。
 それまでの地球温暖化対策を訴える行動が評価され、2018年3月にはノーベル平和賞にノミネートもされた。


 グレタさんは、アスペルガー症候群と強迫性障害、選択的無言症であることを公表し、Twitterのプロフィールは「16歳のアスペルガーの環境活動家」だ。アスペルガー症候群とは、知的障害を伴わない自閉症のことと言われている。

 しかし、グレタさんは言う。「アスペルガーは病気ではなく、1つの才能。アスペルガーでなかったら、こうして立ち上がることはなかったでしょう」。

 私のようなアスペルガーの人間にとっては、ほとんど全てのことが白黒どちらかなのです。私たちは嘘をつくのがあまり上手ではありません。私にとってこれ(地球温暖化)は白か黒かの問題です。生き残りの問題となればグレーな部分はありません。


 国連総会で、わたしはここにいるべきではない。海の向こうの学校へ行くべきなのに、から始まったスピーチ。 

 エコシステム全体が崩壊しています。大量絶滅の始まりです。
 なのに、あなたが話しているのはお金と永遠の経済成長のおとぎ話だけです。

 必要な政治や解決策がまだどこにも見えていないのに、あなたは十分にやっていると言って、目をそらし続けています。

 こういう批判は、若者に与えられた特権であるし、一般市民が政治に対して行うべき必要最低限のものでもあると思う。加えて彼女が素晴らしいと思うのは、具体的な数値をしっかり勉強しているということ。それが、誰に与えられた情報であれ、どこで得た数値であれ、そして、科学的根拠がどうの、或いは、もしかして、温暖化の真の原因はそこにないのだとしても、それに寄って明確な危機感を抱くに値する証拠である。

 10年で排出量を半分に削減するという一般的な考え方では、1.5度未満にとどまる確率は50%であり、人間の制御を超えた不可逆的な連鎖反応を引き起こすリスクがあります。

 50%は許容範囲です。

 しかし、これらの数値には、ほとんどのフィードバックループ、有毒な大気汚染によって隠された追加の温暖化、平等と気候正義の側面が含まれていません。

 つまり、50%は受け入れられません。

 世界の気温が1.5度以下にとどまる可能性を67%確保するために、IPCCによって与えられた最高の確率は、2018年1月1日に世界が420GtのCO2を排出する余地があったことです。 今日、その数字はすでに350Gt未満にまで下がっています。

 今日、これらの数値に沿った解決策や計画はありません。

 これらの数字はあまりにも不快であり、あなたはそれがそうであるようにそれを伝えるのにまだ十分に成熟していないからです。

 あなたは、わたし達を失望させています。若者たちはあなたの裏切りを理解し始めています。未来の子ども達の目はあなたを見ています。

 そして、もしあなたがわたし達を失望させる道を選ぶなら、わたし達は決してあなたを許しません。
 もはやこの問題から逃げることは出来ません。
 まさに今、ここがスタート地点です。
 世界は目覚めました。
 好むと好まざるとに関わらず変化はやってきます。

 声が綺麗に透き通っていて、ときに感極まって声を震わせていたが、終始、冷静に周囲を見渡し、訴えかけるように身を乗り出して彼女は演説を続けていた。

 拍手や声援に支えられ、彼女は用意した言葉、メッセージを伝えきったように見えた。

 若い故にまっすぐで、公言している彼女の特徴として「会話で、冗談や比喩・皮肉が分からない」ため、「親しい友人関係を築けない」ゆえに「学校や職場、そしていじめとの終わりなき闘いです」とfacebookで語っているそうだ。

 「発達障害なんてこの世に存在しません」と内海聡医師がおっしゃっている。

 「そもそも「発達障害」なんて病名は、精神科医が思いつきで作ったものです。賢い、知能を蓄積している最中の子どもの頭におクスリ放り込んで台無しにするために。科学的根拠のない、いいかげんな、だれでもあてはまるADHDや発達障害のチェックリストによって大人たちに「診断」され「病名」をつけられた子どもたちは、どれほど傷ついているのでしょう。そして、お決まりのパターンですが薬によって、本物の「精神障害者」ができあがるのです。」


2020年11月24日

運動による発熱で健康を維持。がん細胞は体温39度以上で死滅し、35度未満で増殖する。

運動による発熱で健康を維持。がん細胞は体温39度以上で死滅し、35度未満で増殖する。

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 低体温が何故問題なのか。ひとつは、免疫を低下させるからです。

 人間は元々、基礎代謝といった内臓や呼吸筋などから、36度程度の体温は維持できるような恒常性が備わっています。ですが、例えばストレスで交感神経が異常緊張し、血管が収縮することで血流量が落ち、体温が低くなることで、免疫が落ちることは多々みられます。

 と語ってくださるのは、武道家・代替療法家の神田真澄さん。

 神田さんは、日本古来から伝わる大宇宙・大自然の摂理である古神道、そして伝統医療の考えから、それぞれの核を集大成して創案した、古に在った最も古くて、そして現代に新ためて再興する、氣の武道・明光武道を伝えていらっしゃいます。

 さて、そういう免疫低下状態を避けるためにも、普段から運動で筋肉量を増やし、発熱を増やすことで体温を上げる状態を予備しておくことが重要なのだそうです。

 免疫細胞が活発に活動するためには、高い体温(温度)が必要であり、これは恒温動物の高度な仕組みを働かせて健康を保つ大事な要因なのです。


 最適な体温は深部体温(体内・内臓温度)が37度以上(最適37.2度)。
 いわゆる表皮体温(体温計など)で言うと36〜37(36.5)度が理想とされている。
 ちなみにがん細胞は39度以上で死滅しますし、逆に35度未満で増殖します。
 これは、癌細胞が低体温が好きだからということではなく、免疫細胞の活性化とも関係あるものと思われます。

 しかし、運動がいいからと、また体温が高いのならと勘違いして、過度な運動し過ぎると、これは逆に身体を害します。

 一つは活性酸素の過剰発生です。ご存知の通りこれは自らの身体を老化させることになります。
 もう一つが、体温が高くなり過ぎる(41度以上)と、エネルギーを作る細胞小器官”ミトコンドリア”が活動できなくなって、呼吸酵素であるチトクロームという物質を細胞質へ放出してしまい、その細胞を死滅させてしまうからです。

 そこでご紹介くださったのが。
 ミトコンドリアの多い赤筋、ピンク筋を中心に鍛えることができる効率の高い運動法スクワットです。

 この運動は、人の身体の中で一番大きい筋肉群である下半身、特に大腿筋「太もも」を鍛えることでトコンドリアは圧倒的に増やすことが出来ます。

 さらには、この大腿筋を使う運動は脳に影響が大きい(筑波大の征矢教授の研究から)ともされ、しかも裸足で実践することにより、末端の指等使用することで脳を刺激することから抹消の血流も促進する相乗効果もあるとされているとか。
 

それでは、運動法をご紹介いただきます。

◎武道式スクワット
(1)基本姿勢:足を肩幅くらいに開き、仙骨を立てる。手の甲を上にして脇にボール一個分ほどのスペースを空けて掌底を下にして、臍下丹田の高さに据える。

(2)足は全て地面につけたまま、踵重心でゆっくりと曲げていく。そのままま進めて、曲げ切らない箇所で

(3)足を地面につけたまま、爪先重心に移動させて、ゆっくりと今度は持ち上げる。持ち上げて、足が伸び切らない状態で

(4)また同じ位置(踵重心)に戻して、スクワットを繰り返す。
最初は15回ほどを目処に実践。慣れてきたら、回数を増やして50回を目標に行う。ほんの数分で畳一畳あればできる筋運動です。(拙著に写真掲載されてますので、興味ある方はご覧ください。セミナーや講習会では実践します。)

◎メカニズム
(1)上のように、スクワットを開始して、屈伸しても曲げ切らず、伸ばしても真っ直ぐ立たないことで、血流を抑制する状態を作り出します。

(2)それが継続状態となると、下半身(太もも)の筋肉群は、血液から酸素をもらえずに酸欠状態になり、筋肉が疲労状態となります。

(3)そのことで、筋肉から乳酸が放出されてそれが血液に溶け流れ、脳へ達します。

(4)脳は、その乳酸に反応して、下半身の筋肉が重労働のため疲労していると思い込み、それを援助するためにホルモンを分泌させます。

(5)そのホルモンが「成長ホルモン」です。このホルモンは
・筋肉のエサとなる中性脂肪を分解させます。(脂肪分解)
・筋肉群を増強させる。(ミトコンドリアの多い筋肉群を強化)
・細胞を再蘇生させる。(お肌がツルツルに!)
などの働きをします。この働きこそが、”若返りホルモン”とも言われる所以です。

(6)第二の心臓とも言われる大腿筋(太もも)を中心とした筋肉群を刺激し続けることで、心臓を援助する(つまりW心臓)ことになり全身に血流が十分に行き渡すことができます。
 
 巷では体幹運動等(ピラティスなど)の流行りをよく耳にしますが、西洋的に筋肉を部分的に鍛えるのではなく、全身の筋肉の繋がりを持たせて、一つの身体として行うことに意義があります。

 つまり全身のバランスです。

 部分的な筋力の強化は、あくまでもリハビリ的な要素であり、健康な身体を創る上では、全身を繋げてバランスよく筋肉を鍛えることが重要なのです。


 これには、感覚的に「なるほど」と思う前に「当たり前だよな」と感じます。腹筋だけを鍛えるとか、自分の気になっている部分だけを鍛えることの奇妙さ。筋肉は身体全体で相互作用があります。鍼灸で言えば、全身に経絡が通っております。その一部のみを鍛えたら、氣の流れ、血流にも変化が生じ、いずれ何らかの弊害が表れるだろうな、ということは「なんとなく」分かります。

 感覚的に「変だな」と感じることは大抵合ってます。生きている間に普通に食事していたら食べる筈のない量の栄養素を日常的にサプリメントとして身体に入れることも然りです。

2020年11月23日

ワクチン 〜予防接種の予防の原理。発達障害、自閉症の原因。非自己の認識。

ワクチン 〜予防接種の予防の原理。発達障害、自閉症の原因。非自己の認識。
 


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 「病原体は自分を映す鏡として、存在するのです。自分自身から目を逸らし続けるなら、病原体は増え続け、体は病気となってしまうのです。病原体はあなたを病気にするために存在するのではなく、あなたを救うために存在するのです。」

 こう語るのは、ホメオパシー療法家(ホメオパス)由井寅子先生。

 そこへ行きつくために、まずは、ワクチンの説明から始めます。予防接種の予防の原理とはどういうものか。

 ワクチンの中には、弱毒化された病原体が入っており、それを直接、皮下注射で体内に入れます。本来ならば、この病原体が私たちの口や鼻や耳から入って、粘膜にくっついて、気管支に落ちて腸液とか膵液に混ぜられて、腸から吸収されたほんの少しの病原体しか血中には入らないはずなのです。

 ところが、予防接種ではそのような自然免疫を迂回して、直接皮下注射で、一気に体内の深部に入っちゃうわけです。

 これだと、本来働かなければいけないマクロファージ、好中球、ナチュラルキラー細胞など、白血球型の免疫が働けない。そして、病原体を排出できなくなってしまいます。体は仕方がないので「とりあえず印をつけよう」とIgG抗体という旗をくっつけるのです。するとこの病原体はとりあえず不活性化します。

 でもこのIgG抗体があまりにも多いと、自分が自分をアタックする難病中の難病、自己免疫疾患の膠原病とか癌などになりやすくなります。

 そして本来健康であるならばIgG抗体が結合した病原体を、あとでマクロファージが食べにきます。でも、自然免疫を迂回しいきなり体の深部に大量に侵入されるので、免疫が混乱して、IgG抗体が結合した病原体は、体内に長い間留まってしまいます。

 そして、はしかの予防接種をした後に、外から、はしかウイルスが入ったとします。すると、すでにIgG抗体がたくさんあるので、はしかウイルスが入ってきても、すぐにIgG抗体が結合し、ウイルスを不活性化させてしまいます。だから発症しない。

 わかりますか? 
 すでに感染症の慢性状態だから、あとから病原体が入ってきたところで、感染症の急性症状はでないということなのです。

 これが予防接種の予防メカニズムです。
 簡単に言うと、既にかかって慢性病になっているから、新たに感染しても発症しないということなんですよ。

 弱毒化した病原体を直接体内に注入する。
→ 免疫がうまく働かず、病原体を排出できない。
→ IgG抗体を作り、とりあえず病原体を不活性化
→ 免疫の低下も大きく、病原体を排出できない。
→ IgG抗体が存在し続けるので、病原体が感染しても、IgG抗体が結合して、病原体を不活性化し、発症しない。

 要するに、はしかの慢性病なんです。わざわざ病原体を埋め込み、感染症の慢性状態にすることを予防と言うでしょうか? よーく考えてみてください。これは予防しているのではなく、その逆で、一気に感染症の慢性状態にして、かかっていても急性症状を発症する力をなくしているだけです。


 しかし、ワクチンが多くの子どもの命を救うこともあります。予防接種というのは、一気に感染症の慢性病にしてしまうもので、急性症状が出ません。急性症状が出ないということは、体力を使わずに済むということです。栄養状態が悪い、衛生状態が悪い国の子ども達が、排出する力がないときに病気にかかっちゃうと死んでしまいますので、こういった、栄養状態が悪いとか衛生状態が悪いところでは、ワクチンが必要な場合もあります。

 さて、由井先生は多くの患者さんと接することに寄って、分かったことがあります。それは、自閉、多動、ADHD、注意力欠損とか、こういった症状は、予防接種からくる医原病であるということ。

 なぜなら、その子たちはワクチンを希釈震盪したレメディーを与えるとよくなるのです。話をし始めるのです。落ち着いていられるようになるのです。

 もし予防接種が原因で自閉症になっていないのであれば、ワクチンのレメディーをとっても通り過ぎるだけで、この子は、ものも言わないままだし、そのままの状態な筈です。

 しかし、レメディーをとると皆一様に熱を出したり、耳から出血したり、口内炎ができたり、排出症状(好転反応)が始まり、改善していくのです。「お母さん」ってしゃべり始めるのです。

 由井先生は190名ぐらいの発達障害の子どもたちを診ました。ワクチン病だな、と思ったらワクチン解毒用のレメディーと共に、祝詞と般若心経のレメディーも一緒にとることを進めます。

 で、ちょっと先生の興味で聞いたそうです。お宅は神社に行くかとか、お墓参りに行くかとか、お宅は信仰心が篤いかとか、神棚や仏壇があるかとか、毎日水を替えているかとか。すると、ワクチン病になった子どもたちの親は、信仰心の薄い人が多かったそうです。
 
 由井先生はおっしゃる。「子どものかかる病気なんて、元気で健康な子どもならみんな乗り切れるから、別に恐れる必要はないと私は思っています。」

 感染症とは自然が為す同種療法であり、インナーチャイルドの存在を知らせるための症状です。

 しかし、子どもは、自分でインナーチャイルドを癒すことはできません。5歳といってもすでに山ほどのインナーチャイルドを抱えています。だからといって、5歳の子に、2歳の頃のことを思い出して、あのときほら、悲しかったねとやってごらんと言っても、そんなのできません。

 では、どうやってそのインチャを癒すんだろうといったら、はしかや水疱瘡、百日咳、そういう子どものかかる病気にかかって、その感染症を克服することによって、自分のインナーチャイルドだけでなく、前世のインナーチャイルド、親や先祖のインナーチャイルドも解放しているのだと思います。

 親や、先祖のインナーチャイルドを、子どもが! びっくり仰天と共に、shuroはなんとなく分かる気がしました。

(※インナーチャイルドは、魂(この世的価値観)と心(感情)をもった自分から切り離されたひとつの存在。
そのインナーチャイルドが腸内微生物として実体化したものが病原体ではないか、という由井先生のお考え)

 子どものかかる病気にかかり、発熱、発疹、粘液を出すこと。そうして親や先祖、遺伝的な価値観や未解決な感情、その精神的なくびきから解き放され、こうしてはじめて、自分本来の人生を生きられるのではないでしょうかね。だから子どものかかる病気って、とても大切だと思いますね。

 先生は感染症予防の究極の方法をこのように語ります。

 この世的価値観によって生じた感情を、泣いてはいけないと抑圧する、泣きたいのに我慢する。そういうのをずっと繰り返していくと、あなたの腸の中である微生物が自然発生していきます。そして、病原体となって、感染症を発症する。

 もし感染症にかかりたくなかったら、病気にかかりたくなかったら、インナーチャイルドをどんどん癒すべきです。病原体に共鳴するインナーチャイルドを抱えていなければ、基本的に感染することはないはずだから。

 もちろん、免疫がとても弱っている場合は、この限りではありませんよ。免疫がとても弱っている原因として、予防接種を含む医原病や食原病があるということです。

2020年11月22日

皮膚は人の体の中で最大の臓器、共生している肌の微生物たちとの連携プレーで水と脂のバランスを保つ。

皮膚は人の体の中で最大の臓器、共生している肌の微生物たちとの連携プレーで水と脂のバランスを保つ。

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 体の70%は水、この水分量が保たれているのは、皮膚があるからであり、私たちは干涸びることなく乾燥した陸上でも生活ができるということです。
皮膚は不要な分や必要に応じて慎重に体外に水を排出もしますが、水分を取り込むことはありません。
 こうした『排泄』や『分泌』の作用では、汗をかいたり、皮脂を分泌させたり、吹き出物や皮膚の炎症症状によっては、滲出液といった液体のかたちで体外に出されます。この『排泄』と『分泌』も皮膚の重要な機能です。

 このように肌のことについてお話ししてくださったのは、統合医療啓蒙家。NPO法人ホリスティック療法協会代表理事であり、NPO法人ホリスティックビューティ協会特別顧問のアレクサンダー陽子さん。

 彼女がそもそも肌のことに興味を持ったきっかけは、4歳から仲の良かった幼なじみが皮膚のトラブルで病院通いをはじめ、10歳になっても、まだ完治していない“アトピー皮膚炎”と診断された皮膚疾患に疑問をもち、肌とは何か、薬とは何か、症状とは何かを追求しはじめたことに寄ります。

 その10歳のときに知った、故祖父(医師、中医師)の患者さんへの片栗粉の処方(プラセボ)を知ったことが、症状の治癒に必要なもの、必要でないもの、また足を引っぱるものについて考えるきっかけだったとか。
 同時に、経済やお金の循環のからくりや、会社と政府の癒着、世の中で起こるさまざまな出来事についての関係性を知り、幻滅しました。自分の体は自分にしか守れないのだと悟り、特別なことをするのではなく、ただ毎日を重ねる中で健康を維持し続けるのはどうしたらいいのかと、模索されたのだそうです。


 さて『健やかな肌を保つにはどうしたらいいのか?』

 肌はその健やかさを奪われるまでは、意外とそのお手入れ法に疑問もいだかないほど放置されてしまう臓器でもあります。そう、肌は臓器なのです。

 それではまず初めによく耳にする角質について。この角質層は、皮膚の表皮細胞たちが死んでしまった屍集団で、だいたい10〜20層ほどの角質細胞が重なってできています。そして、この角質細胞たちが「細胞間脂質」をはさんで重なりあい、この細胞間脂質の存在が、肌を守るバリア機能がうまく働くために重要なのです。角質層が薄くなるということは、このバリア機能に大切な「細胞間脂質」も失われてしまうということも意味します。

 さらに、肌の水分保持にはNMF (ナチュラルモイスチャリングファクター) という水溶性物質の天然保湿因子が関係しています。これは、「肌表面に存在する、水に馴染むことができる箱」とでもいいましょうか。
 この水溶性物質は、 40%が遊離アミノ酸、そして、ピロリドンカルボン酸(PCA)、乳酸ナトリウム、尿素、ミネラル類、糖・有機酸などで構成されています。これらの成分は水分と結合して、結合水の形で吸着させ維持し、保湿性を発揮しているのです。つまり、これは肌の柔軟性にも関わっています。死んで機能していないケラチンの塊は、また水が結合すればクタッとしなっとなるのはイメージつくでしょうか?

 皮膚の健やかさを語るときに大切なのは、その水と脂のバランスです。この角質層における、水だけを保持する力や、脂を分泌し水と脂を一緒に保持する力、またこの脂の種類がなんなのかに至るまで、繋げてお手入れに生かす必要があります。

 角質層が適度な厚みに保たれているのも、理由があります。必要ではない分が自然にはがれるようになっているのです。脂やタンパク質を分解する酵素がそのときの必要量が分泌され、ビタミンA なども、この辺の角質層の剥離に必要なときに必要なだけが出されて使われ、死んだ角層は垢としてはがれていくのです。

 肌の健康に必要な分の角質層は保たれるように仕組まれているのに、多くのひとは、水と脂のバランスをたもち防御する皮膚バリアを台なしにする、合成界面活性剤入りの化粧品やクリーム、軟膏などを利用して、皮膚の健康を保とうとします。

 そしてもうひとつ。水と脂のバランスには、共生している肌の微生物たちとの連携プレーが大事です。
 体が外界と接しているのは皮膚だけでなく、口のなかから、お尻の穴までの粘膜も同様。

 ちくわで例えれば、外側のシワシワしたとこ(皮膚)と、内側のつるっとしたとこ(粘膜)の性質は、同じであるということ。

・ 皮膚も粘膜も溶かさない(穴をあけない、傷を付けない)
・ 外敵からまもるためにpH値を一定に保つ
・ 微生物の力も借りて、その場を強化し敵とも戦う
・ 必要なもの以外、通さない。

 以前、『あなたの体は9割が最近〜微生物の生態系が崩れはじめた〜』矢野真千子 訳 河出書房新社を読んだときこんなことが書かれていた。

 ヒトマイクロバイオータは指紋のように各人で少しずつ異なり、まったく同一の微生物を持つ人間は二人といないそうだ。とはいえ、もちろんそれは細かく見れば違うということに過ぎず、大ざっぱに見ればヒトに宿る微生物は似たようなものらしい。

 例えば。
 顔や背中では、毛穴から出る脂を餌にするプロピオニバクテリウム属の細菌が、ひじや前腕では、もう少し多様なグループの微生物が共生している。へそ、脇の下、股の下など湿気の多い場所は、高い湿度を好み、汗に含まれる窒素を餌とするコリネバクテリウム属とブドウ球菌属の細菌の棲みかとなっているとのこと。 

 そして重要なのは、微生物がつくる「第二の皮膚」は、本来の皮膚細胞に寄る防御を強化して、人体内部を二重に守っているという事実である。

 (※注 微生物の集合を遺伝子の観点から表す場合をマイクロバイオーム、個体の観点から表す場合をマイクロバイオータという。)
 

 肌に限らず、身体中に常在する微生物は身体にとってバリアであるのだが、それを化粧品で壊すことも、いちいち消毒薬で手を消毒することも、せっかくのバリア、つまり常在細菌叢を破壊し、むしろ他の病原菌を蔓延らせることに他ならない。
 
 過度な石鹸による手洗いだって同じ。

 「清潔」とは、ときに身体の細菌叢にとっては迷惑な概念、行動ではないだろうか。

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タグ: 美容

2020年11月21日

釜石の奇跡〜鵜住居小学校と釜石東小学校、あの日あのときの記録。

釜石の奇跡〜鵜住居小学校と釜石東小学校、あの日あのときの記録。

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 もう、あれから9年。(2019年1月現在)
 今年の3月11日で9年目を迎えることとなった2011年の東北関東・東日本大震災。

『巨大地震 巨大津波―東日本大震災の検証―』平田直・佐竹健治・目黒公郎・畑村洋太郎 著にこんなことがかかれてあった。

岩手県釜石市:これが後に‘釜石の奇跡’と呼ばれるようになった事実である。

 海岸から約1kmの位置にある鵜住居小学校(児童数361名)では、地震直後に児童は校舎の3階に集まろうとした。小学校の建物自体に被害が特に発生していなかったこと、また小学校の位置が明治と昭和の津波でいずれも被害がなかった場所で浸水想定区域外であったことによる。しかし、児童が3階に集まり始めた頃、隣接する釜石東中(生徒数222名)では生徒は校庭に駆け出していた。同中学と鵜住居小学校は日頃から訓練を合同で実施していたことから、中学生の行動を見た児童たちは自らの判断で校庭に駆け出した。児童・生徒ら約600人は、500m後方にある高台の指定避難所であったグループホームまで避難した。しかしここで裏側の崖が崩れるのを目撃する。危険を感じて児童・生徒はさらに500m先の高台にある介護福祉施設を目指した。背後から聞こえる轟音と防波堤にぶつかる白い波しぶきを見た児童・生徒は、介護福祉施設からさらに高台へ駆けた。津波は介護福祉施設の100m手前で止まった。小中学校はもちろん、グループホームも津波にのまれた。

 児童・生徒は全員無事であった(当日欠席していた3名が犠牲となった)。

 これを成し遂げたのは、≪群馬大学の片田敏孝教授の津波防災教育による成果≫だという。

避難3原則:@想定にとらわれない、A状況下において最善をつくす、B率先避難者になる
小学生が校舎3階から校庭に駆け出して高台に向かったこと、中学生が率先避難者になったことなどはすべて「避難3原則」にあてはまる。

 実は最近、この‘釜石の奇跡’の、当時の中学生にお会いしてお話を聴く機会を得た。
 先日、1月27日に岩手県の主催で「いわて三陸復興フォーラム」というものが開催された。今回は釜石市での開催だった。そのときの話である。

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 復興の現場見学で訪れた「うのすまい・トマス」の‘いのちをつなぐ未来館〜Tsunami Memorial Hall〜’で、語り部をしてくれた若い女の子が、釜石の奇跡の当事者だった。

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 その日、実は「運命」が彼女たち中学生を救った。
 釜石市立釜石東中学校3年生だった彼女たちは、もうあと2日を残して卒業という日だった。あの時間、通常だったら皆帰宅していたはずの時間だったと彼女は言った。

「あの日、ミラクルで先生に怒られて30分学校にいた」と。
 怒られてふてくされた感じで学校内に皆まだいた。そのとき、揺れが襲ってきた。ものすごい横揺れで、「絶対津波が来る!」と確信したと彼女は言った。揺れがすごくて彼女とその場にいた数人の生徒は動けなかった。他の子たちが点呼の場所に走って集まっていくのが見えた。最後にその場に辿り着いたとき、先生が叫んだ。

「点呼とってる場合じゃない。走れ!」

 そのとき、まだ小学生たちは逃げていなかった。そこへ消防団の方がやって来て、逃げろ、と小学生を誘導してくれた。そして、最初に辿り着いた「ございしょの里」で小学生と中学生は合流した。そこから「やまざきデイサービス」へ向かって、中学生と小学生が手を繋いで一緒に逃げた。

 彼女はそのとき思ったそうだ。手を繋いだ小学生の命への責任を。もし、今津波が襲ってきたら自分はこの手を放すべきなのかそれとも一緒に走って逃げるべきなのか、と。

 ようやく標高15メートルの「やまざきデイサービス」に辿り着いて振り返ったとき、すでに波が迫っていた。海が山の高さと同じだった、と。そのとき恐怖でパニックになった子ども達。今来た道に引き返そうとする子がいたり、泣き叫ぶ子もいた、と。

 それから標高44メートルの恋の峠まで逃げ切った彼女たち。

 避難所で一夜を明かしたとき、1日目は「屋内にいられるだけでラッキー」だと思っていたそうだ。つまり、外はものすごく寒かったということだろう。しかし、そのとき彼らは情報から遮断されていた。「ここにいて安全なのか?」「移動した方が良いのか?」

 2日目。3月12日。一夜明けて明るくなったらそこにいた皆それだけで元気になった。押し黙っていた人たちが一斉に話し始めたのだそうだ。知り合いの安否や物資は届くんだろうか、等。そして、周囲を見て、「これじゃ自衛隊も来られない」と残っていた重機を操作してガレキを避けたりと作業を始める人もいた。

 3日目。3月12日。自衛隊が入り、物資も届き始めた。

 奇跡というけれど、と最後に彼女は言った。先生が逃げろと言ってくれたから、小学生に消防団の方が避難を誘導してくれたから、そして、恋の峠からダンプカーの運転手さんが避難所まで乗せてくれたから、私たちは今もうやって生きている、と。だから地域の皆さんが助けてくれた命なのだ、と。

 最後に彼女はこう言った。「地域の子とも達に声を掛けてあげて欲しい」と。

 一生懸命説明してくれた彼女の真摯な表情と、綺麗な笑顔と、まっすぐで清らかな姿勢がいつまでも心に残り、あの「釜石の奇跡」の子どもの生の声を聞いて、心が震えた。

 最後に、「あの、30分先生に怒られたって言ってましたよね?」と聞いたら。

 なんでだったかな、確か、卒業式の後でお母さん達にありがとうをする企画のようなものがあって、合唱も練習してなくて、それを怒られていたと思います。合唱の練習もやったので、30分くらい掛かってしまって、と。

 その30分がなければ帰ってたかも知れないんですね、と聞くと「帰ってました」と即答。そして、親が迎えに来て帰った子だけが亡くなったという現実を知っている。そのとき、すべての生徒を学校に残した奇跡がすでにそのとき起こっていたのだ。

 偶然が、という表現をそのときしてしまったけど、急いでいて言葉を選ぶ暇がなかったからだったんだけど、違う。偶然なんかじゃない。運命だったのだ。

 実は、胸がいっぱいになっていたことと、移動時間が迫っていたこととでしっかり言葉に出来なかったことがある。そう、彼女に対して。

「中学生であの震災を体験し、生き延びて、つらい思い出をたくさん抱えたままで毎日を生きて、あなたは今ここにいる。それでも、そうやって笑顔で接客をしながら、この施設を訪れるたくさんの人の相手をしながら、時間で癒されながらも、当時のことを繰り返し繰り返し話し続けることで、それを心に刻み続けている現実。その緩やかで残酷な時間の流れの中、あなたがこうやってにこにこと楽しそうに生きていることが、どんなに辛いことがあってもそれを思い出に変えながらしっかり仕事をしている姿を見られたことが本当に嬉しかった。ありがとう。心からありがとう。素敵な笑顔に出会えた奇跡に心から感謝します」。

 最後に当時の資料を読み返して、感極まった記述があったので記して終わります。

平成23年4月21日『首都圏で、ゴールデンウィークの被災地での泥だしや、家屋の掃除などの力仕事のボランティアを200名募集したら、募集開始から10分で、600名の応募があり、早々に応募を締め切ったそうだ。』

2020年11月20日

日本の未来を担う児童を取り巻く問題。虐待、児童相談所、拉致、精神薬。

日本の未来を担う児童を取り巻く問題。虐待、児童相談所、拉致、精神薬。

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 胎内記憶を持つ子ども達は、皆、お母さんを幸せにしたいから、地球を救いたいから、愛が溢れる家庭だから、選んで生まれてきたのだと言います。
 ただ、これは記憶を持って生まれた子ども達の証言なので、胎内記憶のない子ども達が、そもそも何故記憶を失って生まれてきているのかは分かりません。この地球上に生まれたくなかったのに、何かどうしてもそこへ行かなければなからなかった辛い理由があった子もいたのかも知れません。誰か(ご先祖さまや前世の自分)に寄ってその人生を選択せざるを得なかった子もいたのかも知れません。
 それでも、どんな子も、誰でもみな、神仏の赦しを得て今ここに生きている。持ってきた課題を成し遂げるために。

 そんな愛しき子ども達。
 未来を生きる子ども達。
 内海聡医師の著書「児童相談所の怖い話〜あなたの子供を狩りにくる」にありますが、今、子ども達を取り巻く行政がおかしなことになっているようです。

 何故か。
 お金の問題です。
 「児童虐待の防止等に関する法律(児虐法)」はまったく法律としてはめちゃくちゃであり、一番は児童相談所の予算が出来高払いのため、予算確保が必要だから。
 一時保護で1人約35〜40万円の予算が出るそうだ。
 つまり、児童相談所は保護児童がいなければ予算を確保出来ない。そこにまずびっくり仰天した。

 内海氏は語ります。
 児童相談所があるからこそ本当の虐待死も防げない仕組みになっています。
 この原因としてはいくつかあります。

 簡単に列挙しますと

1.児童相談所の行う「虐待判定」というもののしっかりとした根拠が示されない。
2.判定を行うに当たって、子どもを密室の中に連れていき、密室の中で行われる。
3.児童相談所の権限が強いため、この法律に書かれた手順やシステムを無視している。
4.虐待事実がなかったことが判明しても、引き離した児童相談所の責任は一切問われないシステムになっている。
隠蔽、書類の改竄、脅迫は当たり前になっている。

 そして特に問題なのが3.であり、子どもを親から守るという建前で、完全に親と子供を引き離し一切連絡を取ることが出来ないようにします。これを一時保護といいますが我々は児童拉致と呼んでいます。そしてどんな親も逆らうことが出来ないのです。

 なかなかピンとこないかも知れませんし、子育て世代ではない方、しっかり子育てをしていると思っておられ、実際にちゃんとした子育てをなさっている親御さん達には「関係ない」ことだとお考えかと思われます。
 しかし、内海氏はおっしゃいます。「私の講演を聞いていろんな問題意識を持った人の家族こそが、やられやすくなっているのです。一生懸命子育てすればするほど虐待になるのです。」

 何故なら。

1.歯医者に連れて行ってフッ素を塗らないと言ったら虐待で拉致されます。
2.母親が子どもにワクチンを打たないと言ったら虐待で拉致されます。
3.母乳育児で頑張り牛乳を飲ませなかったら虐待で拉致されます。
4.子どもが癌になり抗ガン剤を使わないで代替療法を選んだら虐待で拉致されます。
5.親が離婚して子育てが苦手で服が汚かったら虐待で拉致されます。
6.手をつないで歩いていて転んで骨が折れていたら虐待で拉致されます。
7.離婚した片方の親が児童相談所に捏造告げ口しただけで虐待で拉致されます。
8.ジジババが母親と折り合いの悪い時に捏造告げ口したら虐待で拉致されます。
9.脳出血の病気があったら赤ちゃんは親が脳障害を与えたとして虐待で拉致されます。
10.子どもの体が小さい=栄養を与えてないとして虐待で拉致されます。
11.赤ちゃんが入院して院内感染を指摘したら逆に虐待で拉致されます。
12. 3.11以降、骨の病気になってきたら栄養を与えてないからと虐待で拉致されます(ストロンチウムのせいでしょうが)。
13.風邪薬を与えないのは子どもを苦しめているとして虐待で拉致されます。
14.なにかカルトといわれるものに手を出していたら虐待で拉致されます。(子どもはなにも嫌がってないし実被害もないのに)
15.児童相談所経由で児童養護施設で精神薬の薬漬けになっている子がたくさんいるが、もちろんすべてこの薬物投与は虐待ではありません(親の同意は不要です)。もちろん薬のせいで暴れたりするが養護施設で殴られたり押さえつけられても、もちろんすべて虐待ではありません。


 ようやく恐ろしさが現実感を持って迫ってきます。
 子どもに精神薬を与えることをそもそも疑問に思います。しかし、佐藤光展医師の著書『精神医療ダークサイド』にも、入所して不安な子どもに、大人しくさせるために精神薬を与えて事実が書かれておりました。

 日本では現在虐待が増えているといわれていますが、これは数字のトリックを使った大嘘だと内海氏はおっしゃいます。実際に増えているのは通報件数でありその通報には妥当性や根拠などほとんど含まれていないのだと。
 かわりに横ばいとなっているのは児童虐待による死亡者数ですが、これは児童虐待の広がりを示す信頼できる客観的な数字の一つです。それが、増えてもいないし減ってもいないのは、児童相談所が有効な手立てを何も打っておらず、真に虐待するような親たちを防げていない証である、と。
(どこか、今の状況に似てますね。マスクをしてもPCR検査陽性者数がどんどん増えているという現状と。)

 同じ札束40万円、虐待でもないまじめな親たちを虐待扱いしたほうが楽でよいのです。
 本当に虐待しているような親たちはチーマーやヤクザまがいのようなもの、相手するだけで面倒でありど素人の児童相談所職員が相手できるはずもありません。

 乱暴ですが、なるほど、と思えます。その通りです。もしも、一時保護の予算が欲しいのであれば、そして、働いているのがサラリーマン気分の公務員であれば、頷けなくもありません。
 子どもが大好きで、ほんとうに子どものことを思って働いている職員さんも全国にはいらっしゃることと思います。しかし、子どもの拉致、精神薬漬けが一件でも事実であるなら、それは決して許されることではありません。

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田舎で完全予約制の鍼灸院をやってます。 田舎とは言っても、車で30分くらいでイオンもあり(田舎じゃん!)、バスは一日に数本あり(超! 田舎じゃん!)、でも、JRの駅が徒歩圏内(ま、はいはいって感じ)にあります。
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