新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年12月28日
胎児を守るウィルス、ウミウシに光合成能を与えるウィルス。ウィルスは遺伝子に組み込まれる。
胎児を守るウィルス、ウミウシに光合成能を与えるウィルス。ウィルスは遺伝子に組み込まれる。
病原体として知られているウィルスだが、太古から共に地球に存在し、同じ時代を生きてきた生き物として捉えると、いろいろな側面が見えてくる。
母親の胎内で発育する胎児は父親と母親の遺伝形質を受け継いでいる。その、父親の遺伝形質は母親の免疫系にとっては異物であるため、母親の免疫反応で拒絶されるはずである。その拒絶反応から胎児を守るのに重要な働きをしているのが、合胞体栄養細胞であり、これはヒト内在性レトロウィルスの被膜(エンベロープ)にあるシンシチンと呼ばれるエンベロープ・タンパク質の作用により作られることが、2000年、試験管内の実験で明らかにされたという。
合胞体栄養細胞の層が集まってできた一枚の膜が、胎盤の中で母親の血液循環と胎児の血液循環の間を隔てており、母親のリンパ球が胎児の血管に入るのが阻害されるのだ。一方で胎児の発育に必要な栄養分や酸素はこの細胞膜を通過する。その結果、胎児は拒絶されることなく発育し、無事生まれてくると考えられている。
この胎児の保護に重要な合胞体栄養細胞が妊娠とともに形成される機構は長い間謎であった。
妊娠すると、それまで眠っていたヒト内在性レトロウィルスが活性化されて大量に増えて、その際にシンシチンが作られ膜融合を起こしているものと考えられている。
また、ウィルスが宿主の生命体に利益をもたらしている別の例がある。
北米の大西洋沿岸のカナダからフロリダにかけてエリシア・クロロティカと呼ばれる木の葉のような形をしたウミウシが生息しているのだあ、この動物は植物のように光合成で生きている。
エリシア・クロロティカは卵から孵化するとすぐフシナシミドロという緑藻を食べるのだが、この際、葉緑体だけは消化されずに丸ごと取り込まれて表皮のすぐ下に送られるという。この葉緑体が光合成を行ってウミウシに生きるためのエネルギーを供給しているのだが、葉緑体は機能を発揮するのに必要なタンパク質の遺伝情報は約10パーセントしか持たない。緑藻の体内では緑藻の核ゲノムに依存して光合成を行っているからだ。
つまりエリシア・クロロティカも、光合成に必要な緑藻の核の遺伝子をゲノムに持っているということである。
これは植物の遺伝子が動物に水平移動していることを示している。これがどのようにして起きたのかまだ証明されていないが、ウミウシには内在性レトロウィルスが見つかっており、これが光合成遺伝子を持ち込んでいる可能性が推測されているという。
ところで、ウィルスは生物と無生物の中間に位置するような不思議な生命体であり、生物の定義からはみ出している部分もある。
RNAウィルスが増殖する場合、ウィルスのRNAの情報から子ウィルスが作られる。ところが、同じRNAウィルスでもレトロウィルスは逆転写酵素という、RNAをDNAに移し替える働きをする酵素の遺伝子ももっており、感染したウィルスのRNAは一旦DNAの形になって細胞の核内に組み込まれる。
このDNAからウィルスのRNAが転写され、これから先は普通のRNAウィルスと同じように子ウィルスが産生される。
レトロウィルスの多くでは、ウィルスDNAは体細胞の核内に入りこむが、生殖細胞の核内に入るウィルスもある。
たとえば、HIVは体細胞に入り込んでウィルス増殖が起こり、放出されたウィルスが感染を広げていく。このようなウィルスは外来性レトロウィルスと呼ばれる。
一方、生殖細胞に入り込んだものは、内在性レトロウィルスと呼ばれており、宿主のゲノムの一部となって子孫に受け継がれていく。
しかし多くの場合、内在性レトロウィルスは子ウィルスを産生することなく潜んでいる。
内在性レトロウィルスは、数千万年前に外から感染した外来性レトロウィルスが長い年月の間に安全なウィルスとして増える能力を失ったものである。これまで外来性レトロウィルスが内在性レトロウィルスに変わったもっとも新しいものは豚内在性レトロウィルで、約5000年前と推測されていた。ところが、おそらく20世紀に内在化したと考えられる例が見つかった。
それはオーストラリアのクイーンズランド州のコアラで見つかった内在性コアラレトロウィルスである。
過去40年ほどの間にオーストラリアで白血病、リンパ腫、免疫不全などで死亡するコアラが増え始めたことである。病気のコアラの血液や組織では電子顕微鏡でレトロウィルスの粒子が見つかりコアラレトロウィルスと命名されたのだ。このウィルスは精子の中に組み込まれていることが確認されない内在性レトロウィルスと判断された。
普通、内在性レトロウィルスは眠った状態で存在していて感染を起こすことはほとんどないが、コアラレトロウィルスは現在でもコアラの間で感染を起こしている。そのため、このウィルスの内在化はいまだに進行中と考えられている。
進行中。つまり、今後もウィルスが遺伝子に内在化することが起こり得るということであり、進行の過程では感染症が発生し続ける可能性があるということだ。
ヒトゲノムの構成要素で、タンパク質産生のための情報を持つ機能遺伝子はわずか1.5パーセントに過ぎないという。34パーセントはレトロトランスポゾン、9パーセントがヒト内在性レトロウィルスとそのゲノムの一部であるLTRと呼ばれる塩基配列、3パーセントがDNAトランスポゾンであるという。
そして、聞き慣れないこの「トランスポゾン」というのは、生物種の間を自由に移動できる因子の総称。
レトロトランスポゾンは逆転写酵素によりRNAがDNAに移し変えられてゲノムに挿入されたものである。
DNAトランスポゾンは、そのままの形でゲノムに挿入されたものである。
要するに、遺伝子の一部になってしまっているウィルスということだ。
DNAトランスポゾンはDNAウィルスが起源ではないかと推測されてきた。2011年に、原生生物のひとつストラメノパイル群の鞭毛虫カフェテリア・レンベルゲンシスから分離されたカフェテリア・レンベルゲンシスウィルスに寄生していたMaウィルスが発見されている。
このウィルスの遺伝子構造がトランスポゾンの一種マベリックスによく似ていたことから命名されたもので、マベリックス・トランスポゾンはかつて感染したMaウィルスの祖先に由来する可能性が指摘されたのである。
進化でのウィルスの役割を考えた場合に注目されるのは、霊長類が進化してくる過程でトランスポゾンに大きな変動が見られることである。DNAトランスポゾンも哺乳類から霊長類が進化してきた過程で盛んに活動していることが見られることから、この際に霊長類のゲノムに組み込まれたことを示唆している。これらのトランスポゾンの組み込みはウィルス感染により起きたものではないかという。
更に、生後一週目の乳児のおむつの糞便を調べてみると、さまざまなウィルスが見つかり、これらは母乳や粉ミルクには含まれていないもので、食事以外から入り込んだものと推測されている。
成人の腸管については、健康な四組の一卵性双生児の女性と母親の糞便を一年間に三回検査したところ、見つかるウィルスのほとんどがファージであった。腸管には腸内細菌が多くすみついているので、それらに寄生しているウィルスと考えられる。ファージには細菌を攻撃して溶かしてしまうタイプと平和共存する穏やかな性質のタイプがあるが、腸管で見つかったウィルスの多くは穏やかな性質のものであったそうだ。
これが何を意味するのか。
腸内には100兆個もの細菌がすみつき、それを上回る数のウィルスが共生している。これらが腸内細菌とどのような相互作用を行っているかは、まだ分からないということだ。
原材料がシンプルなので、穀物やチキン・サーモン以外の肉類にアレルギーをもつ猫に安心
※人工着色料、保存料、香料は一切不使用
人間でも食べられる(ヒューマングレード)国産食材をたっぷり使用し、
添加物を一切使わない、国産の最高品質ドッグフード。
海外ブランドのペットステージやランコなどお洒落なブランド、
トイ・お食事・ケア・お散歩商品などジャンルも豊富。
病原体として知られているウィルスだが、太古から共に地球に存在し、同じ時代を生きてきた生き物として捉えると、いろいろな側面が見えてくる。
母親の胎内で発育する胎児は父親と母親の遺伝形質を受け継いでいる。その、父親の遺伝形質は母親の免疫系にとっては異物であるため、母親の免疫反応で拒絶されるはずである。その拒絶反応から胎児を守るのに重要な働きをしているのが、合胞体栄養細胞であり、これはヒト内在性レトロウィルスの被膜(エンベロープ)にあるシンシチンと呼ばれるエンベロープ・タンパク質の作用により作られることが、2000年、試験管内の実験で明らかにされたという。
合胞体栄養細胞の層が集まってできた一枚の膜が、胎盤の中で母親の血液循環と胎児の血液循環の間を隔てており、母親のリンパ球が胎児の血管に入るのが阻害されるのだ。一方で胎児の発育に必要な栄養分や酸素はこの細胞膜を通過する。その結果、胎児は拒絶されることなく発育し、無事生まれてくると考えられている。
この胎児の保護に重要な合胞体栄養細胞が妊娠とともに形成される機構は長い間謎であった。
妊娠すると、それまで眠っていたヒト内在性レトロウィルスが活性化されて大量に増えて、その際にシンシチンが作られ膜融合を起こしているものと考えられている。
また、ウィルスが宿主の生命体に利益をもたらしている別の例がある。
北米の大西洋沿岸のカナダからフロリダにかけてエリシア・クロロティカと呼ばれる木の葉のような形をしたウミウシが生息しているのだあ、この動物は植物のように光合成で生きている。
エリシア・クロロティカは卵から孵化するとすぐフシナシミドロという緑藻を食べるのだが、この際、葉緑体だけは消化されずに丸ごと取り込まれて表皮のすぐ下に送られるという。この葉緑体が光合成を行ってウミウシに生きるためのエネルギーを供給しているのだが、葉緑体は機能を発揮するのに必要なタンパク質の遺伝情報は約10パーセントしか持たない。緑藻の体内では緑藻の核ゲノムに依存して光合成を行っているからだ。
つまりエリシア・クロロティカも、光合成に必要な緑藻の核の遺伝子をゲノムに持っているということである。
これは植物の遺伝子が動物に水平移動していることを示している。これがどのようにして起きたのかまだ証明されていないが、ウミウシには内在性レトロウィルスが見つかっており、これが光合成遺伝子を持ち込んでいる可能性が推測されているという。
ところで、ウィルスは生物と無生物の中間に位置するような不思議な生命体であり、生物の定義からはみ出している部分もある。
RNAウィルスが増殖する場合、ウィルスのRNAの情報から子ウィルスが作られる。ところが、同じRNAウィルスでもレトロウィルスは逆転写酵素という、RNAをDNAに移し替える働きをする酵素の遺伝子ももっており、感染したウィルスのRNAは一旦DNAの形になって細胞の核内に組み込まれる。
このDNAからウィルスのRNAが転写され、これから先は普通のRNAウィルスと同じように子ウィルスが産生される。
レトロウィルスの多くでは、ウィルスDNAは体細胞の核内に入りこむが、生殖細胞の核内に入るウィルスもある。
たとえば、HIVは体細胞に入り込んでウィルス増殖が起こり、放出されたウィルスが感染を広げていく。このようなウィルスは外来性レトロウィルスと呼ばれる。
一方、生殖細胞に入り込んだものは、内在性レトロウィルスと呼ばれており、宿主のゲノムの一部となって子孫に受け継がれていく。
しかし多くの場合、内在性レトロウィルスは子ウィルスを産生することなく潜んでいる。
内在性レトロウィルスは、数千万年前に外から感染した外来性レトロウィルスが長い年月の間に安全なウィルスとして増える能力を失ったものである。これまで外来性レトロウィルスが内在性レトロウィルスに変わったもっとも新しいものは豚内在性レトロウィルで、約5000年前と推測されていた。ところが、おそらく20世紀に内在化したと考えられる例が見つかった。
それはオーストラリアのクイーンズランド州のコアラで見つかった内在性コアラレトロウィルスである。
過去40年ほどの間にオーストラリアで白血病、リンパ腫、免疫不全などで死亡するコアラが増え始めたことである。病気のコアラの血液や組織では電子顕微鏡でレトロウィルスの粒子が見つかりコアラレトロウィルスと命名されたのだ。このウィルスは精子の中に組み込まれていることが確認されない内在性レトロウィルスと判断された。
普通、内在性レトロウィルスは眠った状態で存在していて感染を起こすことはほとんどないが、コアラレトロウィルスは現在でもコアラの間で感染を起こしている。そのため、このウィルスの内在化はいまだに進行中と考えられている。
進行中。つまり、今後もウィルスが遺伝子に内在化することが起こり得るということであり、進行の過程では感染症が発生し続ける可能性があるということだ。
ヒトゲノムの構成要素で、タンパク質産生のための情報を持つ機能遺伝子はわずか1.5パーセントに過ぎないという。34パーセントはレトロトランスポゾン、9パーセントがヒト内在性レトロウィルスとそのゲノムの一部であるLTRと呼ばれる塩基配列、3パーセントがDNAトランスポゾンであるという。
そして、聞き慣れないこの「トランスポゾン」というのは、生物種の間を自由に移動できる因子の総称。
レトロトランスポゾンは逆転写酵素によりRNAがDNAに移し変えられてゲノムに挿入されたものである。
DNAトランスポゾンは、そのままの形でゲノムに挿入されたものである。
要するに、遺伝子の一部になってしまっているウィルスということだ。
DNAトランスポゾンはDNAウィルスが起源ではないかと推測されてきた。2011年に、原生生物のひとつストラメノパイル群の鞭毛虫カフェテリア・レンベルゲンシスから分離されたカフェテリア・レンベルゲンシスウィルスに寄生していたMaウィルスが発見されている。
このウィルスの遺伝子構造がトランスポゾンの一種マベリックスによく似ていたことから命名されたもので、マベリックス・トランスポゾンはかつて感染したMaウィルスの祖先に由来する可能性が指摘されたのである。
進化でのウィルスの役割を考えた場合に注目されるのは、霊長類が進化してくる過程でトランスポゾンに大きな変動が見られることである。DNAトランスポゾンも哺乳類から霊長類が進化してきた過程で盛んに活動していることが見られることから、この際に霊長類のゲノムに組み込まれたことを示唆している。これらのトランスポゾンの組み込みはウィルス感染により起きたものではないかという。
更に、生後一週目の乳児のおむつの糞便を調べてみると、さまざまなウィルスが見つかり、これらは母乳や粉ミルクには含まれていないもので、食事以外から入り込んだものと推測されている。
成人の腸管については、健康な四組の一卵性双生児の女性と母親の糞便を一年間に三回検査したところ、見つかるウィルスのほとんどがファージであった。腸管には腸内細菌が多くすみついているので、それらに寄生しているウィルスと考えられる。ファージには細菌を攻撃して溶かしてしまうタイプと平和共存する穏やかな性質のタイプがあるが、腸管で見つかったウィルスの多くは穏やかな性質のものであったそうだ。
これが何を意味するのか。
腸内には100兆個もの細菌がすみつき、それを上回る数のウィルスが共生している。これらが腸内細菌とどのような相互作用を行っているかは、まだ分からないということだ。
原材料がシンプルなので、穀物やチキン・サーモン以外の肉類にアレルギーをもつ猫に安心
※人工着色料、保存料、香料は一切不使用
人間でも食べられる(ヒューマングレード)国産食材をたっぷり使用し、
添加物を一切使わない、国産の最高品質ドッグフード。
海外ブランドのペットステージやランコなどお洒落なブランド、
トイ・お食事・ケア・お散歩商品などジャンルも豊富。
2020年12月22日
健康とは。病とは。この世に生きる意味を考える。
健康とは。病とは。この世に生きる意味を考える。
そもそも「病」とは何か。
一般的には健康ではない状態のことを指すことが多いと思うが、では「健康」とは何か。
WHOの示す「健康」の定義はこうなっている。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
出ました!‘すべてが満たされた状態’。 そもそも、そんな状態がこの世の中で存在し得るのだろうか。
もし、すべてが満たされてしまったら、ニンゲンは何のために生きるのだろうか。
臨床心理士、河合隼雄氏がこんなことをおっしゃっていた。つまり、衣食住が満たされて、最低限の生きていくことに不安がなくなったために今は‘自分探し’という病が発生し、生きる意味を求める人々がどんどん病み始めていると。
それでは、改めて「病」について。
上馬塲和夫氏は「病気とは、浄化された本来の自分に戻る為の自己回帰的な過程である」と表現されている。
石塚左玄氏。「真理は、大宇宙の法則の中にあり、病を治すのではなく病気をしない人になる。人間は化学的食養で、健康的で智恵と才気を備えた身体と精神の人物に進化する必要あり」
真弓沙織さん(薬を出さない小児科医、故真弓定夫先生の娘さんであり、トゥリーダー・ティーチャー)はおっしゃる。
私たちが苦しむのは、どちらかの目だけで世界を見て、真ん中の目(真実を見る目)を失っているからです。
そして、真ん中の目を失っていると、身体は様々な方法で訴えくるのです。その代表的な方法が「disease(病気)」。これは、「ease(心地よい状態)」から「dis(離れてしまった状態)」を意味するということ。
ここで注意して欲しいのは、病気だから心地良い状態から離れてしまったのではなく、心地良い状態から離れているから病気になるのだ、ということです。
水虫菌やウィルスなど、見えないものを恐れている人は多いですが、それらはどこにでも存在していて、誰にでも感染する可能性があります。
それなのに、それを発症させる人としない人がいるのは何故なのでしょう?
これは、今回のコロナの騒動にも相当すること。
真弓さんはおっしゃいます。
感染症は、その人が現在、「心地いい状態から離れている」ことをお知らせするものでしかないのだと。
だから。「病気に罪はありません」と。ご主人様に「心地よい状態を思い出して欲しい」という想いでしかありません。これをどう捉えるかで自分の位置が決まってきます。
それをもっと具体的に説明を試みるために、ホメオパシー療法家の由井寅子さんがの言葉をお借りする。
病原体は、そもそも外敵ではなく「私たちが潜在意識に捨てて感じないようにしたもの、我慢した感情・未解決な感情(=インナーチャイルド)が、自分を映す鏡として実体化したもの」と表現されています。
この表現ではちょっと意味が分からないのですが、基本的には人間に感染する病原体は人間の腸で誕生するのではないかという考えであり、停滞した感情をエネルギー源として病原体が自分の中で増殖するということ。つまり、感染症というのは、自然が為す同種療法ではないかと。
同じ病原体にさらされていても、発症する人しない人、罹る人罹らない人がいます。今回の新型コロナウィルスに限らなくてもです。
免疫力や体力などに左右されるのはもちろんのこと、もっと深い部分に原因・理由があるのだろうな、とは薄々感じます。
その、免疫とは、身体の防衛機能として働きを持っていますが、そもそも彼らが行っているのは「自己」か「非自己」かの判断をして非自己を攻撃しているというだけです。
生物というのは、必ず価値観と感情をもっている。同じような価値観と感情をもっていると、非自己にできないということ。そして、非自己にできないから、病原体が増えてしまい、最終的に体を蝕むという構図。
病原体は自分を映す鏡として存在する。自分自身から目を逸らし続けるなら、病原体は増え続け、体は病気となってしまう。病原体は宿主を病気にするために存在するのではなく、救うために存在する。
それを、もしも敵と見なして臨戦態勢に入ってしまうと。例えば違う種類の毒(薬剤)を投与するとか、ウィルスの生存に必要なある機能を不活性化させるような薬剤を開発して投与するなどをすれば、相手も反撃に転じる訳です。
合気道では、こちらが力を抜けば相手の筋肉も緩み、その隙に相手を倒せるといったような戦術があった気がする。謝ったもん勝ちみたいな戦力も、日本では通用する。相手が腰が低ければ、こちらも必要以上の攻撃は出来ない。
相手が波動を持った生物であり、その波動がもしも「感情」に相当するのなら、先に愛を与えれば、相手も愛を返してくれるということなのだろう。
それを具体的にどうするか、といえば。韓国ドラマ「チャングムの誓い」にあったように思う。恐ろしい感染症患者を診たチャングムが、どうやって患者たちを回復に導いたのか。
「病むだけ病ませてみたのです」と彼女は言った。詳しく覚えていないが、最低限の水分と栄養の補給のみで治療行為を一切せずに様子をみた。そこで、免疫力や生命力の弱かった人は生き残れなかったかも知れないが、それ以外の人たちは自分で回復していったのだ。
病は、魂に与えられた「時間」であり、「機会」である。
言うまでもなく、生き方を見直し、考え方を見つめ、自分が生まれてきた意味を静かに問い直し、ほんとうに望んでいたものを手に入れる過程としての。
最後に、安保徹氏の言葉。
健康診断でお年寄りが高血圧と診断され、ほかの自覚症状がないときには、降圧剤投与の治療を受けるのは、かえって危険。
一つは、降圧剤が投与されたとき、私たちのからだが、元気な生き方に必要なために血圧を高めているのが高血圧症の原因なので、からだは降圧剤に負けまいとして、さらに交感神経緊張を起こし、血圧下降に抵抗する生体反応を起こす。脈が速くなったり、筋肉の緊張が増したり、興奮して不眠症などの病気が加わってゆくことになる。まぁ、それは当然の反応ということが出来る。
二つめは、降圧剤のほうが打ち勝って、血圧が下がりはじめた場合。このとき、もし生き方や考え方が変わっていなかったら、その生き方に必要な血圧が得られなくなるので、抹消の循環不全が起きて、血行が悪くなります。ふらふらしたり、元気が出なくなったりしはじめる。
そして、結果、認知症に至るのです。
そもそも「病」とは何か。
一般的には健康ではない状態のことを指すことが多いと思うが、では「健康」とは何か。
WHOの示す「健康」の定義はこうなっている。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
出ました!‘すべてが満たされた状態’。 そもそも、そんな状態がこの世の中で存在し得るのだろうか。
もし、すべてが満たされてしまったら、ニンゲンは何のために生きるのだろうか。
臨床心理士、河合隼雄氏がこんなことをおっしゃっていた。つまり、衣食住が満たされて、最低限の生きていくことに不安がなくなったために今は‘自分探し’という病が発生し、生きる意味を求める人々がどんどん病み始めていると。
それでは、改めて「病」について。
上馬塲和夫氏は「病気とは、浄化された本来の自分に戻る為の自己回帰的な過程である」と表現されている。
石塚左玄氏。「真理は、大宇宙の法則の中にあり、病を治すのではなく病気をしない人になる。人間は化学的食養で、健康的で智恵と才気を備えた身体と精神の人物に進化する必要あり」
真弓沙織さん(薬を出さない小児科医、故真弓定夫先生の娘さんであり、トゥリーダー・ティーチャー)はおっしゃる。
私たちが苦しむのは、どちらかの目だけで世界を見て、真ん中の目(真実を見る目)を失っているからです。
そして、真ん中の目を失っていると、身体は様々な方法で訴えくるのです。その代表的な方法が「disease(病気)」。これは、「ease(心地よい状態)」から「dis(離れてしまった状態)」を意味するということ。
ここで注意して欲しいのは、病気だから心地良い状態から離れてしまったのではなく、心地良い状態から離れているから病気になるのだ、ということです。
水虫菌やウィルスなど、見えないものを恐れている人は多いですが、それらはどこにでも存在していて、誰にでも感染する可能性があります。
それなのに、それを発症させる人としない人がいるのは何故なのでしょう?
これは、今回のコロナの騒動にも相当すること。
真弓さんはおっしゃいます。
感染症は、その人が現在、「心地いい状態から離れている」ことをお知らせするものでしかないのだと。
だから。「病気に罪はありません」と。ご主人様に「心地よい状態を思い出して欲しい」という想いでしかありません。これをどう捉えるかで自分の位置が決まってきます。
それをもっと具体的に説明を試みるために、ホメオパシー療法家の由井寅子さんがの言葉をお借りする。
病原体は、そもそも外敵ではなく「私たちが潜在意識に捨てて感じないようにしたもの、我慢した感情・未解決な感情(=インナーチャイルド)が、自分を映す鏡として実体化したもの」と表現されています。
この表現ではちょっと意味が分からないのですが、基本的には人間に感染する病原体は人間の腸で誕生するのではないかという考えであり、停滞した感情をエネルギー源として病原体が自分の中で増殖するということ。つまり、感染症というのは、自然が為す同種療法ではないかと。
同じ病原体にさらされていても、発症する人しない人、罹る人罹らない人がいます。今回の新型コロナウィルスに限らなくてもです。
免疫力や体力などに左右されるのはもちろんのこと、もっと深い部分に原因・理由があるのだろうな、とは薄々感じます。
その、免疫とは、身体の防衛機能として働きを持っていますが、そもそも彼らが行っているのは「自己」か「非自己」かの判断をして非自己を攻撃しているというだけです。
生物というのは、必ず価値観と感情をもっている。同じような価値観と感情をもっていると、非自己にできないということ。そして、非自己にできないから、病原体が増えてしまい、最終的に体を蝕むという構図。
病原体は自分を映す鏡として存在する。自分自身から目を逸らし続けるなら、病原体は増え続け、体は病気となってしまう。病原体は宿主を病気にするために存在するのではなく、救うために存在する。
それを、もしも敵と見なして臨戦態勢に入ってしまうと。例えば違う種類の毒(薬剤)を投与するとか、ウィルスの生存に必要なある機能を不活性化させるような薬剤を開発して投与するなどをすれば、相手も反撃に転じる訳です。
合気道では、こちらが力を抜けば相手の筋肉も緩み、その隙に相手を倒せるといったような戦術があった気がする。謝ったもん勝ちみたいな戦力も、日本では通用する。相手が腰が低ければ、こちらも必要以上の攻撃は出来ない。
相手が波動を持った生物であり、その波動がもしも「感情」に相当するのなら、先に愛を与えれば、相手も愛を返してくれるということなのだろう。
それを具体的にどうするか、といえば。韓国ドラマ「チャングムの誓い」にあったように思う。恐ろしい感染症患者を診たチャングムが、どうやって患者たちを回復に導いたのか。
「病むだけ病ませてみたのです」と彼女は言った。詳しく覚えていないが、最低限の水分と栄養の補給のみで治療行為を一切せずに様子をみた。そこで、免疫力や生命力の弱かった人は生き残れなかったかも知れないが、それ以外の人たちは自分で回復していったのだ。
病は、魂に与えられた「時間」であり、「機会」である。
言うまでもなく、生き方を見直し、考え方を見つめ、自分が生まれてきた意味を静かに問い直し、ほんとうに望んでいたものを手に入れる過程としての。
最後に、安保徹氏の言葉。
健康診断でお年寄りが高血圧と診断され、ほかの自覚症状がないときには、降圧剤投与の治療を受けるのは、かえって危険。
一つは、降圧剤が投与されたとき、私たちのからだが、元気な生き方に必要なために血圧を高めているのが高血圧症の原因なので、からだは降圧剤に負けまいとして、さらに交感神経緊張を起こし、血圧下降に抵抗する生体反応を起こす。脈が速くなったり、筋肉の緊張が増したり、興奮して不眠症などの病気が加わってゆくことになる。まぁ、それは当然の反応ということが出来る。
二つめは、降圧剤のほうが打ち勝って、血圧が下がりはじめた場合。このとき、もし生き方や考え方が変わっていなかったら、その生き方に必要な血圧が得られなくなるので、抹消の循環不全が起きて、血行が悪くなります。ふらふらしたり、元気が出なくなったりしはじめる。
そして、結果、認知症に至るのです。
2020年12月06日
口は全身を映す鏡、口の不調がある場合、同時に身体の問題を解決する!
口は全身を映す鏡、口の不調がある場合、同時に身体の問題を解決する!
北海道帯広市の歯科医師 高橋浩司氏が、歯科医師の立場から鳴らす警鐘。
一般的な歯科は医科とは大きく異なり、「歯科医師」とは名ばかりで、大半は病気を「治す」というような医療ではなく、歯を「直す」修理・修繕を繰り返しているのが現状です。との辛口スタート。
高橋氏が日々の臨床を通し感じる歯科の問題点は、受診する方が歯科医療に対して何も理解をしようとしないまたは、何の疑問も持たないまま、歯科医師や歯科衛生士に言われるがままに歯科医療を受けていること、だとおっしゃいます。
さらに、今一番問題であると思われるのは、歯科医療従事者の視点です。
今の歯科医療に欠落したものはなんなのか、そこを考えれば、むし歯や歯周病などの病気に苦しむ人は激減する、と高橋氏は断言されている。
歯科医療もビジネスの渦中にあり、本来の医療のあり方も忘れ、売り上げ重視で診療を行っている歯科医院が多く存在することを忘れてはいけません。
テレビを見れば、「毎日の歯みがきでむし歯知らず」「フッ素で歯質強化で虫歯予防」「デンタルリンスのうがいで歯周病菌撃退」「歯垢がよく取れる電動ブラシ」「デンタルフロスを使おう」など挙げればキリがないくらい歯科に関するコマーシャルを目にすると思います。
これらが本当に効果があるのならば、すでにあなたにむし歯はできないし歯周病になるはずはありません。
高橋氏はいつも患者さんに「歯科医院に1年365日のうち365回来ようとも、歯科医院ではむし歯も歯周病も予防できません」と言い切るそうです。
何もないなら歯科受診するなとも言います。
歯科医師はよく「お口は全身を映す鏡だ」と言います。確かにお口が悪いと全身に様々な影響があります。しかしよく考えてみると、そもそもお口が悪くなること自体、身体が悪いということです。
やっぱり口は、ただの「鏡」です。鏡をいくら綺麗にしても、鏡に映っている物自体は綺麗になりません。お口の不調がある場合、同時に身体の問題をまず解決しましょうと言いたいのです。
歯だけまたは歯茎だけをみて、その場しのぎの処置をしても、その根本である身体は悪化していきます。修理・修繕だけではあなたが望む結果は生まれません。
減少傾向にあった歯周病が平成28年調査(4年に一度行われる歯科疾患実態調査)では突然増えました。
歯周病が増えると歯科医院にとって何か都合がよくなるような社会的な制度の変化がこの4年の間にあったと考えるべきでしょう、と高橋氏は恐ろしいことをさらりとおっしゃる。
歯周病と紐付けるところは「定期受診」です。と。
何も気になるところがないのに、歯科に定期的に通うことがいいことだと思い、それは予防のためだと思っていませんか。
予防は家でできます。むしろ家でしかできません。
(これは、歯科医療に限らず、心身すべての医療に関わることだと思う)
高橋氏はここを強くおっしゃりたいのだと思う。
「私たちは自分自身でしっかりと意思をもち行動しなくてはいけません。何かの言葉や権力に誘導されたり、思い込まされているだけなのです」。
ではどのような意識を持てばいいのでしょうか。
それはそもそも人間が病気になる生き物ではないという前提を持つことが必要です。
高橋氏は予防歯科には歯磨きも定期的なクリーニングも必要ないとよく患者に話をしているそうです。
1930年代にカナダ出身のW.A.プライス博士の著書「食生活と身体の退化」にこう書いてあります。
世界14カ国で10数年に渡るフィールドワークを積み重ね、未開拓の民族が現代文明と接触し食生活や生活そのものが近代化してくると同時に口腔や顎や全身まで影響を受けた、と。
つまり虫歯と歯周病、歯並びも悪くなったということを明らかにしたのです。
これは現代人の食生活に警鐘を鳴らすものです。
またオススメしたい書籍に「子どものむし歯は食生活がすべて」という4人の子供に歯を磨かせなかった歯科医の話があります。
ここでぜひ知っていただきたいのは、やはり口腔は全身の影響を大きく受けているということです。
高橋氏の全身と口腔の理解は、埼玉開業の歯科医である小峰一雄先生の「全身予防歯科」という考え方の影響だといいます。
お勧め図書としては「名医は虫歯を削らない」や「自然治癒力が上がる食事」。
これを踏まえて、むし歯は砂糖がよくないというのはご存知かと思います。
一般的にはムシ歯菌が砂糖を食べて酸で歯が溶けるということでしょうか。
もちろん間違ってはいないと思いますが、実は砂糖でむし歯になるのはもっと違うことが体内で起きています。
1番の重要な反応は砂糖を食べることにより身体の血糖が乱高下するという反応そのものが歯の内部の血流に影響を及ぼしてむし歯を発生するというものです。
わかりやすく言えば血糖値が大きく変化するような食生活は虫歯を発生させるということです。
また砂糖のような交感神経を刺激するような作用も虫歯を起こす原因になり、また砂糖は体温を下げ免疫を低下させます。
免疫と言えば砂糖は腸内細菌にも影響します。
砂糖一つとっても様々な角度からむし歯がおきます。これを知っていると歯みがきよりも気をつけることが変わりますよね。
砂糖をはじめとする糖質をコントロールするだけで表面に付着する歯垢が減るとともに、その細菌の質も改善してきます。
歯みがきがそれほど重要ではないこともご理解いただけますでしょうか?
むし歯の細菌も意味があってあなたのお口に存在しています。
その意味を理解しなくては、ただ単にむし歯菌を悪者にするだけで排除しようとしても何も解決できません。
これは歯周病菌とされるものにも同じことが言えます。
歯周病菌の中でも極悪とされるレッドコンプレックスに指定された3種の細菌のうち、p・ジンジバリスは口腔内の常在菌とも言われています。つまり、存在して当たり前の細菌をどうこうするのではなく、あくまでバランスが乱れた結果であるということです。
その細菌のバランスが乱れてしまった原因を解決したほうが、よっぽど歯周病が治ります。
むし歯ができても、歯茎が腫れても、それはあなたの免疫が異常自体だというサインです。
しかも細菌は免疫だけでコントロールできるわけではありません。そう、食事です。あなたが食べた食材は、身体の栄養になるとともにダイレクトに細菌のエサにもなるということです。
ですからあなたがその細菌をどう育てるのかをペットを育てるのと同じように考えていただきたいのです。
そして厄介なのはその細菌のエサになるのはあなたが食べたものだけではありません。炎症によって歯茎から出る出血や浸出液でも細菌のバランスが乱れます。歯茎に炎症がある方は、その炎症が歯茎だけのはずはなく、全身のどこかにも必ず炎症が起きています。その炎症を起こす身体を治す努力が必要です。
急性的な症状を一時的に抑えることは私たちの仕事ですが、最終的に「治す」のはあなただということです。
最後に高橋氏はこのようにおっしゃっています。
「大切なのはあなたの「生き方」です。むし歯も歯周病も本来ならなくてもいい病気ですから、あなたの生き方がどこへ向かっているのかをしっかり理解してください。」
北海道帯広市の歯科医師 高橋浩司氏が、歯科医師の立場から鳴らす警鐘。
一般的な歯科は医科とは大きく異なり、「歯科医師」とは名ばかりで、大半は病気を「治す」というような医療ではなく、歯を「直す」修理・修繕を繰り返しているのが現状です。との辛口スタート。
高橋氏が日々の臨床を通し感じる歯科の問題点は、受診する方が歯科医療に対して何も理解をしようとしないまたは、何の疑問も持たないまま、歯科医師や歯科衛生士に言われるがままに歯科医療を受けていること、だとおっしゃいます。
さらに、今一番問題であると思われるのは、歯科医療従事者の視点です。
今の歯科医療に欠落したものはなんなのか、そこを考えれば、むし歯や歯周病などの病気に苦しむ人は激減する、と高橋氏は断言されている。
歯科医療もビジネスの渦中にあり、本来の医療のあり方も忘れ、売り上げ重視で診療を行っている歯科医院が多く存在することを忘れてはいけません。
テレビを見れば、「毎日の歯みがきでむし歯知らず」「フッ素で歯質強化で虫歯予防」「デンタルリンスのうがいで歯周病菌撃退」「歯垢がよく取れる電動ブラシ」「デンタルフロスを使おう」など挙げればキリがないくらい歯科に関するコマーシャルを目にすると思います。
これらが本当に効果があるのならば、すでにあなたにむし歯はできないし歯周病になるはずはありません。
高橋氏はいつも患者さんに「歯科医院に1年365日のうち365回来ようとも、歯科医院ではむし歯も歯周病も予防できません」と言い切るそうです。
何もないなら歯科受診するなとも言います。
歯科医師はよく「お口は全身を映す鏡だ」と言います。確かにお口が悪いと全身に様々な影響があります。しかしよく考えてみると、そもそもお口が悪くなること自体、身体が悪いということです。
やっぱり口は、ただの「鏡」です。鏡をいくら綺麗にしても、鏡に映っている物自体は綺麗になりません。お口の不調がある場合、同時に身体の問題をまず解決しましょうと言いたいのです。
歯だけまたは歯茎だけをみて、その場しのぎの処置をしても、その根本である身体は悪化していきます。修理・修繕だけではあなたが望む結果は生まれません。
減少傾向にあった歯周病が平成28年調査(4年に一度行われる歯科疾患実態調査)では突然増えました。
歯周病が増えると歯科医院にとって何か都合がよくなるような社会的な制度の変化がこの4年の間にあったと考えるべきでしょう、と高橋氏は恐ろしいことをさらりとおっしゃる。
歯周病と紐付けるところは「定期受診」です。と。
何も気になるところがないのに、歯科に定期的に通うことがいいことだと思い、それは予防のためだと思っていませんか。
予防は家でできます。むしろ家でしかできません。
(これは、歯科医療に限らず、心身すべての医療に関わることだと思う)
高橋氏はここを強くおっしゃりたいのだと思う。
「私たちは自分自身でしっかりと意思をもち行動しなくてはいけません。何かの言葉や権力に誘導されたり、思い込まされているだけなのです」。
ではどのような意識を持てばいいのでしょうか。
それはそもそも人間が病気になる生き物ではないという前提を持つことが必要です。
高橋氏は予防歯科には歯磨きも定期的なクリーニングも必要ないとよく患者に話をしているそうです。
1930年代にカナダ出身のW.A.プライス博士の著書「食生活と身体の退化」にこう書いてあります。
世界14カ国で10数年に渡るフィールドワークを積み重ね、未開拓の民族が現代文明と接触し食生活や生活そのものが近代化してくると同時に口腔や顎や全身まで影響を受けた、と。
つまり虫歯と歯周病、歯並びも悪くなったということを明らかにしたのです。
これは現代人の食生活に警鐘を鳴らすものです。
またオススメしたい書籍に「子どものむし歯は食生活がすべて」という4人の子供に歯を磨かせなかった歯科医の話があります。
ここでぜひ知っていただきたいのは、やはり口腔は全身の影響を大きく受けているということです。
高橋氏の全身と口腔の理解は、埼玉開業の歯科医である小峰一雄先生の「全身予防歯科」という考え方の影響だといいます。
お勧め図書としては「名医は虫歯を削らない」や「自然治癒力が上がる食事」。
これを踏まえて、むし歯は砂糖がよくないというのはご存知かと思います。
一般的にはムシ歯菌が砂糖を食べて酸で歯が溶けるということでしょうか。
もちろん間違ってはいないと思いますが、実は砂糖でむし歯になるのはもっと違うことが体内で起きています。
1番の重要な反応は砂糖を食べることにより身体の血糖が乱高下するという反応そのものが歯の内部の血流に影響を及ぼしてむし歯を発生するというものです。
わかりやすく言えば血糖値が大きく変化するような食生活は虫歯を発生させるということです。
また砂糖のような交感神経を刺激するような作用も虫歯を起こす原因になり、また砂糖は体温を下げ免疫を低下させます。
免疫と言えば砂糖は腸内細菌にも影響します。
砂糖一つとっても様々な角度からむし歯がおきます。これを知っていると歯みがきよりも気をつけることが変わりますよね。
砂糖をはじめとする糖質をコントロールするだけで表面に付着する歯垢が減るとともに、その細菌の質も改善してきます。
歯みがきがそれほど重要ではないこともご理解いただけますでしょうか?
むし歯の細菌も意味があってあなたのお口に存在しています。
その意味を理解しなくては、ただ単にむし歯菌を悪者にするだけで排除しようとしても何も解決できません。
これは歯周病菌とされるものにも同じことが言えます。
歯周病菌の中でも極悪とされるレッドコンプレックスに指定された3種の細菌のうち、p・ジンジバリスは口腔内の常在菌とも言われています。つまり、存在して当たり前の細菌をどうこうするのではなく、あくまでバランスが乱れた結果であるということです。
その細菌のバランスが乱れてしまった原因を解決したほうが、よっぽど歯周病が治ります。
むし歯ができても、歯茎が腫れても、それはあなたの免疫が異常自体だというサインです。
しかも細菌は免疫だけでコントロールできるわけではありません。そう、食事です。あなたが食べた食材は、身体の栄養になるとともにダイレクトに細菌のエサにもなるということです。
ですからあなたがその細菌をどう育てるのかをペットを育てるのと同じように考えていただきたいのです。
そして厄介なのはその細菌のエサになるのはあなたが食べたものだけではありません。炎症によって歯茎から出る出血や浸出液でも細菌のバランスが乱れます。歯茎に炎症がある方は、その炎症が歯茎だけのはずはなく、全身のどこかにも必ず炎症が起きています。その炎症を起こす身体を治す努力が必要です。
急性的な症状を一時的に抑えることは私たちの仕事ですが、最終的に「治す」のはあなただということです。
最後に高橋氏はこのようにおっしゃっています。
「大切なのはあなたの「生き方」です。むし歯も歯周病も本来ならなくてもいい病気ですから、あなたの生き方がどこへ向かっているのかをしっかり理解してください。」
タグ:歯科医療
2020年11月29日
「RAS」信じ込みの解消、鏡の法則とホメオパシー、ソウルスピーク。
「RAS」信じ込みの解消、鏡の法則とホメオパシー、ソウルスピーク。
RAS(ラス)とは、「Release & Awakening System」の頭文字をとったもの。
感情の痛みを伴って、無意識で深く信じてしまっている「信じ込み」を、手放して、苦しみを解消する手法。
一般社団法人RASインターナショナル代表松坂宏一氏は、信じ込んだことは現実化する、とおっしゃる。
つまり、外側で現実化したことの原因は、「必ず内側にある」ということです。
例えば、内側に、「責められた」という信じ込みがあったとします。すると、外側で「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」が、現実化・現れるそうです。
似たようなことを「鏡の法則」として聞いたことがあります。
私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である、と。そして、『現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は心の中にある』
子どもが友人に苛められている、ということに悩んでいたお母さん、野球でエラーをした息子が周りからひどく責められている姿を目撃し、つらかった。それを心理学もくわしいという経営コンサルタントに相談した際、意外なことを言われたそうだ。
「もしかしたらあなたは、誰か身近な人を責めていませんか?」と。
「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいらっしゃるのは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めているからではないかと思ったのです」
それは、元をただせば彼女の父親との関係が原因だった。
このお母さんは、言われたことを実行し、最終的に解決した。
しかし、大抵の人は責めてくる人のせいで内側がストレスを抱えている、外側つまり責めてくる人が悪いのだと思います。その責めてくる人をなんとかしようと努力します。
そして、何とか頑張って、外側の嫌な出来事(人)をどうにか出来たとします。
しかし、内側で同じ種を植えてしまったら、再び、似たような出来事が起こります。これが、人生で「繰り返し」起こる出来事の原因となっているのです。
さて、内側で「責められた」という信じ込みが解消され、その種を植えなくなると「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」が解消されます。
つまり自分が変われば、周りが変わるとよく言われる現象、それがその通りなのです。
見方を変えますと、「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」は、あなたの内側に「責められた」という信じ込みがありますよ!気づいてくださいね!という「内側へ」のシグナルを送って下さる存在。
大抵の人は、その有難い存在と戦っているのですが、これは、ホメオパシーで言うところの、「病原菌」「症状」と同じことです。
ホメオパシー療法家(ホメオパス)養成学校(College of Holistic Homoeopathy)学長の由井寅子先生がこんなことをおっしゃっております。
「感情が乱れる出来事、嫌な出来事、辛く苦しい出来事、それら出来事を辛く苦しいものにしているのは、自分自身の心(インナーチャイルド)であり、自分自身の心を映す鏡として感情が乱れる出来事が生じるのだということがわかりました。
人生(運命)そのものがホメオパシー治療(同種療法)だったのです。」
つまり、愛されず苦しんでいた(「愛されていない」という思い込み)私には、愛されない事件が続いたということです。と。
信じ込みは、気づくと解消されるということは、悩みの状態にいるということは、気づいていない状態ということ。
具体的なセッションはRASのファシリテーターの方の指導のもとに行うのですが。
『鏡の法則』野口嘉則著のような手法でも、ホメオパシーのインナーチャイルドの癒し、或いはトウリーディングに寄る「霊的自殺」をした過去の自分を救ってあげることも。
内側→外側、という構図は同じです。
身体に出る症状、現実に起こっている問題、それらはすべて内側からのサインなのです。
責めてくる人は、「責められた」という信じ込みがあると教えてくれる有り難い存在であり、感染症は「癒されていないインナーチャイルド」がいることを教えてくれるもの。
それから、リフレクソロジスト& SWIHA認定トウリーディングティチャーの真弓紗織さんがこんな風におっっしゃっております。
真ん中の目(3歳くらいまでは第三の目‘真ん中の目=真実を見る目’が開いている)を失っていると、身体は様々な方法で訴えてきます。
代表的な方法は「disease(病気)」です。
これは、「ease(心地よい状態)」から「dis(離れてしまった状態)」を意味します。
水虫菌やウィルスなど、見えないものを恐れている人は多いですが、それらはどこにでも存在していて、誰にでも感染する可能性があります。
それなのに、それを発症させる人としない人がいるのは何故なのでしょう?
それは、その人が心地いい状態から離れていることをお知らせするものでしかないのだと私は思っています。
病気に罪はありません。
ご主人様に「心地よい状態を思い出して欲しい」という想いでしかありません。
体内に出来るしこりは、自分の歴史に出来たしこりに相当していることも、よくあることです。内海聡医師もよくおっしゃっております。
たとえば肝臓の病気になるのは怒ってばかりとか、解毒臓器の肝臓に負担をかけているからということで、肉体だけでなく精神の毒をため込んでいるととらえます。
たとえば突発性難聴になるのも聞きたくないからです。不安により目ではなく耳をふさぐのです。
たとえば甲状腺機能亢進症になったのは頑張りすぎているととらえます。
すべての症状は必然的に自分が作っているという考え方(周波数の体現)ですから、すべての患者は意識的であれ無意識的であれ症状を自分で作っています、と。
私たちの頭が忘れたと思っていても、自分の中にある記憶は忠実に身体で表現し続けるのです。
だから、薬や手術に頼り、医療に任せて肉体だけを変えようとすることは本当はたいへん危険です。症状を抑えられると、その課題を別の方法で表してきます。どんどん表される病が重くなっていくこともあるということです。
どの記憶が今の自分を作り出しているのかをしっかり見つめ直すこと。そこがとても大事です。
病気は自分にとってのdiseaseを身体が代弁してくれているだけのもの。
感謝すべき存在であって、闘う相手ではありません、と。
関連記事
→ソウルコーチング 〜あなたは本来の道を歩んでいますか?〜
→ワクチン 〜予防接種の予防の原理。発達障害、自閉症の原因。非自己の認識。
→ワクチンの嘘と重大な害
RAS(ラス)とは、「Release & Awakening System」の頭文字をとったもの。
感情の痛みを伴って、無意識で深く信じてしまっている「信じ込み」を、手放して、苦しみを解消する手法。
一般社団法人RASインターナショナル代表松坂宏一氏は、信じ込んだことは現実化する、とおっしゃる。
つまり、外側で現実化したことの原因は、「必ず内側にある」ということです。
例えば、内側に、「責められた」という信じ込みがあったとします。すると、外側で「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」が、現実化・現れるそうです。
似たようなことを「鏡の法則」として聞いたことがあります。
私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である、と。そして、『現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は心の中にある』
子どもが友人に苛められている、ということに悩んでいたお母さん、野球でエラーをした息子が周りからひどく責められている姿を目撃し、つらかった。それを心理学もくわしいという経営コンサルタントに相談した際、意外なことを言われたそうだ。
「もしかしたらあなたは、誰か身近な人を責めていませんか?」と。
「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいらっしゃるのは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めているからではないかと思ったのです」
それは、元をただせば彼女の父親との関係が原因だった。
このお母さんは、言われたことを実行し、最終的に解決した。
しかし、大抵の人は責めてくる人のせいで内側がストレスを抱えている、外側つまり責めてくる人が悪いのだと思います。その責めてくる人をなんとかしようと努力します。
そして、何とか頑張って、外側の嫌な出来事(人)をどうにか出来たとします。
しかし、内側で同じ種を植えてしまったら、再び、似たような出来事が起こります。これが、人生で「繰り返し」起こる出来事の原因となっているのです。
さて、内側で「責められた」という信じ込みが解消され、その種を植えなくなると「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」が解消されます。
つまり自分が変われば、周りが変わるとよく言われる現象、それがその通りなのです。
見方を変えますと、「責められたと感じる出来事」・「責めてくる人」は、あなたの内側に「責められた」という信じ込みがありますよ!気づいてくださいね!という「内側へ」のシグナルを送って下さる存在。
大抵の人は、その有難い存在と戦っているのですが、これは、ホメオパシーで言うところの、「病原菌」「症状」と同じことです。
ホメオパシー療法家(ホメオパス)養成学校(College of Holistic Homoeopathy)学長の由井寅子先生がこんなことをおっしゃっております。
「感情が乱れる出来事、嫌な出来事、辛く苦しい出来事、それら出来事を辛く苦しいものにしているのは、自分自身の心(インナーチャイルド)であり、自分自身の心を映す鏡として感情が乱れる出来事が生じるのだということがわかりました。
人生(運命)そのものがホメオパシー治療(同種療法)だったのです。」
つまり、愛されず苦しんでいた(「愛されていない」という思い込み)私には、愛されない事件が続いたということです。と。
信じ込みは、気づくと解消されるということは、悩みの状態にいるということは、気づいていない状態ということ。
具体的なセッションはRASのファシリテーターの方の指導のもとに行うのですが。
『鏡の法則』野口嘉則著のような手法でも、ホメオパシーのインナーチャイルドの癒し、或いはトウリーディングに寄る「霊的自殺」をした過去の自分を救ってあげることも。
内側→外側、という構図は同じです。
身体に出る症状、現実に起こっている問題、それらはすべて内側からのサインなのです。
責めてくる人は、「責められた」という信じ込みがあると教えてくれる有り難い存在であり、感染症は「癒されていないインナーチャイルド」がいることを教えてくれるもの。
それから、リフレクソロジスト& SWIHA認定トウリーディングティチャーの真弓紗織さんがこんな風におっっしゃっております。
真ん中の目(3歳くらいまでは第三の目‘真ん中の目=真実を見る目’が開いている)を失っていると、身体は様々な方法で訴えてきます。
代表的な方法は「disease(病気)」です。
これは、「ease(心地よい状態)」から「dis(離れてしまった状態)」を意味します。
水虫菌やウィルスなど、見えないものを恐れている人は多いですが、それらはどこにでも存在していて、誰にでも感染する可能性があります。
それなのに、それを発症させる人としない人がいるのは何故なのでしょう?
それは、その人が心地いい状態から離れていることをお知らせするものでしかないのだと私は思っています。
病気に罪はありません。
ご主人様に「心地よい状態を思い出して欲しい」という想いでしかありません。
体内に出来るしこりは、自分の歴史に出来たしこりに相当していることも、よくあることです。内海聡医師もよくおっしゃっております。
たとえば肝臓の病気になるのは怒ってばかりとか、解毒臓器の肝臓に負担をかけているからということで、肉体だけでなく精神の毒をため込んでいるととらえます。
たとえば突発性難聴になるのも聞きたくないからです。不安により目ではなく耳をふさぐのです。
たとえば甲状腺機能亢進症になったのは頑張りすぎているととらえます。
すべての症状は必然的に自分が作っているという考え方(周波数の体現)ですから、すべての患者は意識的であれ無意識的であれ症状を自分で作っています、と。
私たちの頭が忘れたと思っていても、自分の中にある記憶は忠実に身体で表現し続けるのです。
だから、薬や手術に頼り、医療に任せて肉体だけを変えようとすることは本当はたいへん危険です。症状を抑えられると、その課題を別の方法で表してきます。どんどん表される病が重くなっていくこともあるということです。
どの記憶が今の自分を作り出しているのかをしっかり見つめ直すこと。そこがとても大事です。
病気は自分にとってのdiseaseを身体が代弁してくれているだけのもの。
感謝すべき存在であって、闘う相手ではありません、と。
関連記事
→ソウルコーチング 〜あなたは本来の道を歩んでいますか?〜
→ワクチン 〜予防接種の予防の原理。発達障害、自閉症の原因。非自己の認識。
→ワクチンの嘘と重大な害