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2016年11月10日

母の気配は時と共に・・・

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母の・・・母と父が暮らしていた一階のリビング。

両親と同居するために購入した我が城は

その力を存分に発揮していない。

二世帯住宅は今や一世帯・・・自分の家族しかいない。

約7年・・・なにがなんだかわからないまま・・・

母が他界してすぐ、一階のリビングは無人となった。

四十九日・・・死者の霊がこの世にいるという説を信じた。

四十九日の法要が終わるまでは、そのままにしておいたリビング。

法要をきっかけに、少しずつ使い始めたリビング。

最初のうちは、その空間にに居るだけで

今にも母が現れそうだった。

母が現れることはなかったが、常に気配を感じていた。

母がそこに居たという記憶が、余韻となり、

余韻が脳を揺さぶり、錯覚を呼び起こしていた。

結果として、それらを母の気配として感じることが出来た。

声に出して、母に語り掛けたことは何度もあった。

そういう毎日を一日一日過ごしてきた。

少しずつ、少しずつだが、何かが変わっていた。

それが何かはわからないが、何かが少しずつ変わっていくのを

感じながら過ごしてきた。

良くも、悪くも・・・。
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時は過ぎて・・・といってもまだ一周忌も迎えていないが、

今は、もう母の気配は感じられない。

それは、母の余韻が薄くなったことを意味しているのだと、

そう感じる。

つまり、気が付かないうちに母の死を受け入れていたのだ。

最初はそこに母が居ないことが不思議でならなかった。

それが、今では現実として受け入れている自分がいる。

これだけでも大きな変化だ。

他界直後は「現実逃避」の連発だったのだから・・・。

母の死を・・・家族の死を簡単に受け止められるはずがない。

・・・時と共に・・・母の気配が薄れても・・・

母の想い出は濃くなっていく・・・。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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