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2019年05月30日
たまには社会インパクト投資を行ってみることにしました。
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やらぬ善よりやる偽善
クラウドクレジットの話題です。
クラウドクレジットは「海外案件を専門に扱うソーシャルレンディング事業者」であると同時に、投資を用
いて社会的課題(環境問題や労働問題、インフラ問題など)を解決しようという「社会インパクト投資」を
推進している事業者でもあります。
利益を追求する投資家のありように照らして言えば、社会インパクト投資であるかどうかは判断基準になら
ず、ただ案件の内容とリターン&リスクを検討すればいいだけのことでしょう。
ただそうは言っても、リターンの副産物として社会貢献ができるなら越したことはありません。
ということで、今回は案件の分散ついでに社会インパクト投資の案件に出資してみました。
もちろん偽善ですが、まあ「やらぬ善よりやる偽善」ということで。
それに腹の底の理由はさておき、こういった案件に一つでも投資しておけば「社会インパクト投資家」を名
乗ることもできようと言うものです。
・中東地域ソーラー事業者支援ファンド2号 7万円
予定利率:6.9%(SGD建て)
期間:13ヶ月
担保:無し
親会社連帯保証付き
今回選んだのは中東地域のソーラー事業者ファンド。
今回の貸付先はUAE(アラブ首長国連邦)内の経済特区に設立されたSPC(特別目的会社)。
その親会社はドバイにあり、SPCは海外からの資金調達を目的に設立されているそうです。
(イスラム法では金利の設定は禁じられていたはずなので、それを回避するための経済特区でしょうか)
クラウドクレジット (広告リンク)
貸付スキーム
今回の貸付スキームは以下の通りです。
資金需要者の親会社は、官公庁や政府系企業、大手インフラ関連企業、大型病院などの公共性の高い施設を
中心にしたエンジニアリング事業を展開中。
中東地域で25年にわたって事業を展開していることから、実績は相応にあると判断dえきるでしょう。
担保はありませんが、親会社の保証付き。
(親会社の事業規模と財務状況の情報が欲しかったところです)
USD建て6.9%・13ヶ月ということで、通常ならちょっと首をひねってしまう案件ですが、今回は少額投資
と「社会インパクト投資」の建前のためということで、投資を行うことにしました。
人気の案件はやはり実績&ヘッジ有り
一方、クラウドクレジットで不動の実績を誇るのは、やはり「償還実績有り」のファンドです。
さらに言えば、その中でもヘッジ付き(もしくは円建て)のファンドは人気が高く、その一つである「ヘッ
ジ付き・19ヶ月7.9%」案件は追加募集を繰り返し、募集枠は1億円にも達しています。
また、クラウドクレジットでは匿名化の解除を受け、情報公開の方針を定めました。
現在は準備中で、既存の貸付先も新規の貸付先も、原則として実名化の対応を行うそうです。
1. 当社の貸付先匿名化解除後は既存および新規の貸付先について原則として、投資家の皆様の投資判断の材料としていただくため、実名・財務情報を含む基本情報を公開してまいります。例外的に貸付先を匿名とする場合、その旨およびその理由について明記いたします。
2. 上記の情報公開については、当社ホームページ上のファンド一覧内のファンドごとの各ページおよび法定書面(契約締結前交付書面等)をもって行います。
・当社の貸付先匿名化解除に関わる情報公開の方針につきまして
情報公開により、クラウドクレジットの案件がさらに人気が出ることを期待したいと思います。
現在、私の投資額は400万円強ですが、もう少し増額を考えています。
クラウドクレジットへの投資を検討されている方は、こちらからどうぞ。
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posted by SALLOW at 09:20
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2019年05月29日
ウェルスナビが減資? 内容をチェックしてみました。
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ちょっと気になる情報
ウェルスナビの話題です。
少し気になる情報がありました。ウェルスナビが資本金を減資しています。
・減資公告 (ウェルスナビ)
上記の公告によると、ウェルスナビの資本金は約21億円あったところ、そのうち約20億円を減資し資本金を
1億円とする、とのことです。
減資というとどうしてもネガティブなイメージを持ち、会社が危ないのか、縮小するのかと考えてしまいが
ちになりますが、実際はメリットもデメリットもあるといったところです。
今回のウェルスナビはどうなのか、私の考えも含めて紹介します。
減資の目的
一般的に、減資は有償減資と無償減資に分けられます。
有償減資は資本金を減少させ、その分を株主に支払うこと。無償減資は会社財産の流出はありません。
今回のウェルスナビの場合、無償減資。
そしてその理由は、繰越欠損金(累積赤字)の補填を行うためと思われます。
2018年12月時点におけるウェルスナビの累積赤字は約25億円。
これに減資した資本金を充てることで、累積赤字を減少させることができます。
また、資本金が1億円以下にになることで税法上の大企業から中小企業に税区分が変わるため、税務上のメ
リットが得られることになるわけです。
(税務上のメリット:法人軽減税率の適用、外形標準課税や繰越欠損金控除上限の不適用)
収益構造はどうなっているのか
損益計算書を見ると、営業収益8.8億円に対し販管費が25.8億円とかなり高コスト体質です。
この販管費の内容は、取引関係費(15.2億円)、人件費(6.1億円)、事務費(1.6億円)など。
それぞれ昨年から約4倍、約2倍、約2.5倍と激増しています。
取引関係費は一般に、顧客の獲得や認知向上のための宣伝費用や販促費用に使われます。
つまり、ウェルスナビの赤字原因は広告にお金をかけた結果ということになります。
(もっともこれは先行投資と言えなくもありません。実際、預かり資金は順調に伸びていますし)
(参考)
・ウェルスナビ 決算公告
・業務及び財産の状況に関する説明書 (ウェルスナビ)
ウェルスナビは大丈夫なのか?
で、気になるのはウェルスナビが大丈夫かどうか。
これについては私見ですが、おそらく大丈夫でしょう。
ウェルスナビはこれまでもたびたび、第三者割当増資を行ってきました。
2015年に6億円、2016年に15億円、2018年に15億円+25億円といったぐあいです。
会社が赤字でも、増資を受けられれば存続は可能です。ロボットアドバイザーは旬の投資ですから、これか
らも出資を受けることはできると思われます。
また、万が一ウェルスナビが破綻しても、分別管理により投資資金は守られます。
ウェルスナビの分別管理体制は、監査法人により適切と認められています。
・顧客資産の分別管理監査について
それでも気になるのならば、ウェルスナビに預ける資産を1,000万円までにしておけばいいでしょう。
ウェルスナビが分別管理を適切に行っていなかったとしても、1,000万円までの資金であれば日本投資家保護
基金により補償されるからです。
お客様の全資産は、当社が保有する資産と明確に区分して分別管理することにより、万が一当社が破綻しても確実に保護されます。さらに、破綻したときに分別管理に不備があった場合でも、返還できないお客様の資産について日本投資者保護基金が1000万円まで補償します。
(ウェルスナビのページより引用)
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ウェルスナビは色々なキャンペーンを随時行っていますので、タイミング良く利用していくことが資産運用
には大事でしょう。
ウェルスナビの口座開設方法については、下記の記事もご覧下さい。
・WealthNavi(ウェルスナビ) 口座開設〜投資までの流れを図解します
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posted by SALLOW at 17:00
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