2018年11月03日
(前編)結局のところ、ソーシャルレンディング(ソシャレン)はなぜ流行っているのか?
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急拡大するソーシャルレンディング市場
今回はソーシャルレンディングの初心者の方へ向けてのまとめです。
SBIソーシャルレンディングがCMを放送したことにより、「ソシャレン」という言葉とともに、ソーシャル
レンディングが世の中にもう少し広まれば・・・ということで、タイトルもこうしています。
さて、ソーシャルレンディングの市場はここ数年、大きな盛り上がりを見せています。
一攫千金の夢があるハイレバレッジFXや仮想通貨に比べて華はありませんが、そもそも投資に華々しさが
必要かどうかは大いに疑問。
ましてや、FXや仮想通貨などは一攫千金の夢の裏に、大損害を受ける可能性もあるわけです。
今年のソーシャルレンディングには遅延や元本の損失、行政処分などもありましたが、それでもこの業界が
順調に成長していることに間違いはありません。
それは、ソーシャルレンディングの市場規模の拡大が物語っています。
(https://www.crowdport.jp/news/3472/ より引用)
上記の図の通り、ソーシャルレンディング市場は2017年時点ですでに1,000億円規模を超えています。
2018年がどこまで伸びるかはまだ分かりませんが、今年も好調に伸びていることに変化はありません。
世界に目を向ければ、アメリカのソーシャルレンディング市場は既に数兆円規模。
成長の背景には、個人投資家のみならず機関投資家が参入したこともあったようですが、いずれにせよ
アメリカにおいてはソーシャルレンディングが一つの市場を築いているのは間違いありません。
日本においても、ソーシャルレンディングはじわじわと広まってきています。
実際、ソーシャルレンディングは「働き盛り」のサラリーマン層と相性の良い投資方法だと思います。
(働き盛り=30〜40歳代、50歳前半も含むでしょうか)
その理由をいくつか紹介してみます。
ソシャレンには種銭が必要
まずは、ソーシャルレンディングが働き盛りのサラリーマン層と相性が良い理由について。
ソーシャルレンディングは、一攫千金を狙う投資ではありません。ここが重要なポイントです。
ソーシャルレンディングにおいては、収益はだいたい投下資金に比例します。
そのため、ある程度の収益を上げようと思えば、種銭が必要となります。
社会人になったばかりの方は通常、それほど種銭をもっていませんから、あまり向かない投資でしょう。
(もっとも、収益のために種銭が必要なのは、たいていどんな投資でもそうなのですが)
そういう事で、ソーシャルレンディングで収益を得るためには種銭が必要。
では次に、なぜサラリーマン層と相性がいいのか。
ポイントは「投資にかけられる時間」に尽きると思います。
スキマ時間とソシャレン投資
サラリーマンは一般的に、投資にかけられる時間が多くありません。
また、その時間もなかなか自分の自由にはならないのがほとんど。つまりは「スキマ時間」で投資をする
人が多いのではないかと思います。
スキマ時間で投資をする場合、値動きのある投資はあまり向きません。
時間が取れた時に、ちょうど買い時・売り時になっているとは限らないからです。
(指値をすることで、ある程度の対応は可能ですが)
ソーシャルレンディングには、日々の値動きはありません。
その上で、国債や定期預金などをはるかに上回る、高利率のインカムゲイン投資です。
(利回りは幅がありますが、だいたい年利5〜7%程度です)
値動きがないと言うことは、買い時というものもない、ということを意味します。
スキマ時間に事業者のWebサイトを確認し、良い案件があれば買い時を気にすることなく投資できる。
この手軽さが、時間が自由にならないサラリーマンにも受けているのだと思います。
短期・少額・担保付き
ソーシャルレンディングは、一度投資をすると中途換金はできません。
例えば仕組預金の場合、元本割れを覚悟すれば途中換金は可能ですが、ソーシャルレンディングにおいては
それすらできない、ということになります。
いくらスキマ時間に投資ができるといっても、投資単位が大金だったり、投資期間がとても長かったりした
場合、そこで手を止めてしまう事になりかねません。
そういう意味でも、最低1万円から投資でき、投資期間も1ヶ月からあるソーシャルレンディングは、スキマ
時間で投資できる手軽さを補強していて、サラリーマン向けと言うことができそうです。
さらに、ソーシャルレンディングにおいては一部案件に不動産などの担保が付いているものもあります。
担保が付いている=安全ではありませんが、やはり安心する理由にはなるでしょう。
これも、プロではない投資家からすれば、投資の心理的ハードルを下げる役に立つのだと思います。
事業者リスクと上場事業者
一方でソーシャルレンディングでは、事業者の規模が比較的小さいというリスクがあります。
また、上場していない事業者が大半で、経営監視が甘くなる懸念もあるでしょう。
maneoマーケットが業務改善命令を受けた昨今、ソーシャルレンディング事業者そのものの安全性について
以前よりも優先度を上げて考えるべきだと思っています。
そういう意味で、ソシャレン初心者にもすすめられる事業者は、以下の二つになるでしょうか。
SBIグループの安定性をバックにしている、SBIソーシャルレンディング
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マザーズ上場のロードスターキャピタルを母体とする、オーナーズブック
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後編では、「ソーシャルレンディングが流行っている理由」のその他を紹介していきます。
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リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 11:00
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