2018年10月08日
「マイクロローン事業者ファンド」償還。最終利率がどうなったかというと。
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償還されたのは4号ファンドです
クラウドクレジットから償還の連絡がありました。
今月、「マイクロローン事業者ファンド4号」が償還されています。
この案件は、キプロスを拠点として6ヶ国(ロシア、カザフスタン、ジョージア、スペイン、ポーランド、
ブラジル)で個人向けローンの貸付けを行っている小口融資事業者への貸付です。
日本では貸付の最大利率が低めに抑えられていることから、個人向け無担保ローンは大手以外商売には
ならないでしょうが、これらの国であれば話は違います。
このファンド、運用期間は370日、目標利回りは年7.0%でした。
それがどうなったか紹介します。
最終利率について
今回の償還は以下のようになりました。
30万円の投資に対し、税引き前利益は21,236円。
貸付期間は370日なので、実現した利率は
( 21,236 ÷ 300,000 ) × 365 / 370 = 6.98%
となり、当初予定していた7.0%がほぼ実現したことになります。
円ヘッジの効果
一方、この案件はユーロ建てだったのですが、為替レートの変動を緩和するため円ヘッジをしています。
もし円ヘッジを行わなければどうなったのかも紹介します。
(クラウドクレジット 案件レポートより転載)
案件の運用が開始された時点でのユーロ円レートは133.20円でした(赤点線)。
一方、案件終了時のユーロ円レートは132.91円(赤破線の一番右)。
開始時よりも終了時のレートが円高なので、単純に考えればヘッジをしている方が有利に思えます。
ですが、実際は円ヘッジ無しの方が換算価値は高くなり、逆転しています。
(青と白の棒グラフ、一番右。白の方が伸びている=円ヘッジ無しの方が換算価値が高い)
これは、円ヘッジするためのコストによるものです。
グラフを見ると、青と白の棒グラフがほぼ同じ値になっている2018年3月でのレートは131.15円。
ということは、おおざっぱに計算してヘッジコストは2円/ユーロ ( 133.20 - 131.15 ) くらいになります。
ヘッジを行うことでコストはかかりますが、代わりに円高になるリスクは回避できます。
どちらを選ぶかはその人次第。
私の場合はソーシャルレンディングで為替リスクを負いすぎるのは問題だと考えていますので、基本的に
円ヘッジをかけるようにしています。
まとめ
ということで、今回のファンドはめでたく、予定通りの償還となりました。
個人向けローン事業者への貸付は、日本以外であれば分散投資として検討する価値があります。
不動産担保は確かに固い案件ですが、それだけに集中するのもリスクだと思いますので、こういった案件も
一部の資金を振り分けるのはおそらく、正しい行為でしょう。
今後もクラウドクレジットではこういった案件が多く登場すると思われますので、気になった方はまずは
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posted by SALLOW at 19:00
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