2018年10月07日
ピケティが提唱した「 r > g 」を一般人が利用する方法
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「21世紀の資本」の簡単な紹介
トマ・ピケティ「21世紀の資本」と言えば、少し前に話題になった本。
凶器になりそうな厚さと重さ、6,000円超えという強烈な価格、さらには学術本だというのにかなりの売上を
上げている、ベストセラーの一つです。
私は購入はしていませんが、内容は一通り読んでみました。
ピケティが本の中で伝えたかった論点はかなりシンプルであり、それは次の式で表す事ができます。
「 r > g 」
r=資本の収益率(≒投資運用により得られる収益)
g=経済の成長率(≒労働者が総体として得られる報酬)
r > g の意味:
投資によって得られる収益(不労所得)の増加は、経済成長により得られる労働収入の増加を上回る。
→労働収入よりも不労所得の方が、より成長していく
→適切な対応なくしては、格差は拡大し続ける
乱暴な言い方かもしれませんが、「汗水垂らして働くよりも、不労所得で食べていく道を選ぶのが正解」
ということになるでしょうか。
これに対する方策としては、資本の再分配機能をきちんと働かせるしかありません。
しかし、2つの理由からこれは簡単ではありません。
1つめは、現時点で有利なのは資本家であり、そして往々にして資本家は労働者より権力を持つから。
権力を持つものが、その権力や既得権益を自ら手放すのは考えにくいことです。
政治家と資本家が独立していればいいのですが、そんな国家は残念ながら地球上では見あたりません。
2つめは、現在のようなグローバル経済下においては、一つの国だけが資本の再分配機能を働かせようと
増税した場合、資本逃避(キャピタルフライト)を引き起こすからです。
資本の再分配は世界全体で行う必要がありますが、それは裏切った者が得をすることでもあります。
一般人が「 r > g 」を利用するには
ということで残念ながら、ピケティが提唱した格差の増大は止まりそうもありません。
この事実に対して、「汗水垂らして働くよりも不労所得の方が得だなんて」と腹を立てる気持ちは分かり
まずが、その憤慨ではおそらく現実を変えることはできません。
投資家の考えとしては、自分がどうやって「 r > g 」を受益する側に回るか、を考えることでしょう。
その一つの方法が投資。
ソーシャルレンディングによる貸付もそうですが、世界全体の成長を享受するための方法として私が採用を
したのは、ロボアド投資です。
その中で私は、ウェルスナビを選びました。
・(参考記事)WealthNavi(ウェルスナビ) 口座開設〜投資までの流れを図解します
ウェルスナビの柴山CEOは、マイナビニュースのコラムの中で、資産運用による儲けの源泉について説明を
されていました。
・資産運用でお金が増えるのはなぜ? フィンテック起業家に聞いてみた
(マイナビニュース)
この記事の中で、ウェルスナビによる世界分散投資でお金が増えるその源泉が解説されていました。
それは、
@世界全体の成長を享受できること
A「 r > g 」の理屈により、投資による収益は世界全体の成長を超えること
B税制面でも、投資による税制は経済活動による税制より有利であること
の3点です。
難しい事は考えず会社に依存し、汗水垂らして働けば将来は安泰になるというのは、既に過去の事です。
昔は良かったと懐かしんだり妬んだりするのも分かりますが、それで現実は変わらないでしょう。
ですから、いかに「 r > g 」を受益する側に回るかを考え、そして実践していくのが重要になります。
ウェルスナビでの投資を検討されている方は、こちらのリンクをご利用いただければ幸いです。
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posted by SALLOW at 17:45
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