2018年10月05日
【追記あり・さらに遅延発生】キャッシュフローファイナンスで遅延発生。maneoファミリー補正は、そろそろ除いた方がいいかもしれません。
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10/5 10:30追記:
コメント欄で情報をいただきました。
キャッシュフローファイナンスでは、同時にもう一つのファンドが遅延しています。
・延滞発生に関するご報告(KB社)
こちらの延滞額は約4,300万円。
担保発動は行わず、事業継続により返金を行うというところは、下記のナノカーボン事業者と同じです。
LEDビジョンに使う薄膜の特許があるということなので、特許を回避した対抗がなければ、業界内において
優位性はあるでしょう。
長期戦にはなりそうですが、返済の可能性は高いのではないでしょうか。
(元本の一部損害は覚悟の上、また、資金ショートが起きればアウトですが)
二つのファンドで同時に、同じような理由で遅延が起きています。
maneoマーケットへの行政処分により、ファンドの組成条件が厳しくなった可能性があります。
ガイアの例を見ても、特にお代わり案件は厳しくなっているように思いますが、どうなのでしょうか。
キャッシュフローファイナンスで遅延発生
キャシュフローファイナンス(CFF社)で、一部案件の遅延が発生しているという情報がありました。
廃棄物をナノカーボン化する案件とのことです。
これまでのところ、遅延案件はほとんど全て直撃していた私ですが、今回は珍しい事に回避成功。
と言いつつ、以前にはこのファンドに投資していたことがありますので、運が良かっただけです。
詳細
情報によれば、貸付先であるTN社は営業を続けているということ。
また、ナノカーボン化装置はおそらくTN社の事業の肝であるだろうということ。
さらに、ナノカーボン化装置の市場流動性はかなり低いと思われること。
以上3点のためにCFF社は担保発動をせず、自主回収を行うことにしたとのことです。
この決定自体は、それなりに筋が通っていると思います。
ナノカーボン化装置をもらっても、売り先に困るのは火を見るより明らかですから。
また、今回の案件はCFF社そのものの問題ではなく、あくまでも貸付先であるTN社の問題。
言い換えれば、ソーシャルレンディングのリスクが表面化しただけのことです。
みんクレやラッキーバンク、グリーンインフラの問題とは混同すべきではありません。
問題の本質としては、SBI SLやガイアファンディングの遅延と同様と言うべきでしょう。
一つ気になる事は
ただ、今回のCFF社、前回はガイアファンディングと、最近maneoファミリーにおいて遅延が連続している
のは事実です。
その発端となっているのは、(勝手な推理ですが)以前のグリーンインフラレンディング(GIL社)問題が
あったためではないでしょうか。
つまり、あくまでも当てずっぽうですが、
@GIL社の一件が、政治資金まで絡んできて大問題となり、当局も本腰を入れる
Aそのためにmaneoマーケットが行政処分を受け、当局の厳しい指導の下に置かれる
B指導を受け、maneoファミリーのファンド組成条件が厳格化(特にお代わり案件が?)
Cmaneoファミリーの案件で遅延が発生
という流れなのではないか、と推測しているわけです。
もちろん証拠はありませんし、証明もできません。
ですが、もしこの勝手な想像が正しければ、事業者や案件の安全性などを考慮する際に「maneoファミリー
だから」という補正をすることは、当面の間やめておくべきだと思います。
今のmaneoマーケットは当局の監視の下にある可能性が高いです。
そうなれば自然、当局の不興を買って本丸であるmaneoに悪影響を及ぼすよりは、ファミリーの案件組成を
厳格化する方に舵を切るのではないでしょうか。少なくとも、私ならそうします。
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posted by SALLOW at 10:30
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なるほど。某パチンコが「次」になってしまうのではないか、というのは私も同感です。
私の現状の方針ですが、大半はハレルヤ様と同じように考えています。
違うところは、maneo本体及びクラウドクレジットへの増額は状況を見つつ前向きに、オーナーズブックには増額といったところです。スマートレンドについては、案件の種類と妥当性、対応力の点では悪くないと思っているのですが、本体の信用力を読みかねていて保留中。
あとは、TATERUに早いところ復活して欲しいことと、Renosyは利率落としても良いから案件を増やして欲しい、といったところでしょうか。
maneo本体について若干見苦しく思うのは賛同しますが、それならそれでこちらの利益になればいいかな、というのが今のところの考え方です。本丸はさすがに守るでしょうし、遅延についても今までと同様、本体は全力で回収に回るでしょう。それなら私は投資を続けておきたいと思います。
LC投資家 様
こちらも確認しました。
メディカル関連も進捗は見られるようで、何よりだと思います。
記事は今準備していますが、サブ案件の商業施設、こっそり(かどうか分かりませんが)LCHDの連帯保証が外れていますね。
色々な意味で一安心です。
maneoとそのファミリーの新規増額は停止。
リファイナンス案件が飛んでる状況を見ると、次はパチンコ案件が多い事業者でしょうか。ここに外貨両替機案件と飲食店案件に入金したところでまさかの出金という無駄な手数料でしたが、リスクが高すぎると思い石橋を叩き壊した状態です(笑)
クラウドバンク、SBISL、LC、スマートレンドは増額となるように変更していきます。トラストレンディングは、これ以上入れないのでかなり資金は結局のところ収斂していきそうです。アセットクラスが不動産担保への偏りを平準化する意味でスマートレンドでしょうか。
一つだけ、不満を言わせてもらえば、リファイナンスの新基準に合わない案件を早くに処理するのは分かりますが、maneo本体だけは絶対に守ろうとするように見えて非常に見苦しく見えます。
GILについても、関連取引先にmaneoで融資を付けていることやFIT権利の移譲が観測されており、事業者ごと吹っ飛ぶXデーが近いのかと見ています。GILについては、太陽光発電所開発が住民の反対などにより行き詰まりを見せているようで当分の間資金繰りは解決しないように思います。
LCの場合は、そもそも経営母体が上場している、というのもありますね。
上場は絶対の保証ではありませんが、少なくとも株式を公開して監査法人まで入っている以上、他の事業者と比べて内部統制は取れていると期待してもいいと思います。
最近LCGF以外が出てこない事については、確かにちょっと不安というか、疑問を持ってしまいますが。
落ち目 様
私はみんクレ140万、ラッキーバンクで360万、グリーンに240万というところです。
それとSBI SLで100の、ガイアで50くらいでしょうか。もっとも前者と後者とは性質が異なり、事業者自体の問題と案件の問題をごっちゃにしてはいけないと思っています。
今回のCFFは案件問題の様子。元本が削れる可能性はありますが、満額損失や事業者ドロンということはないのではないでしょうか。
グリーン330万
ここ100万と3連続
落ち込むな〜
ただ保証付きのみになっていますのでもしかするとそこの部分で何かあるのかも知れませんが。
キャッシュフローファイナンス社には、私はあと一つ案件が残っています。
再来月には償還の予定なのですが、さてどうなるか。ネタ的に美味しいのと、お財布的に美味しいのが相反しているのが悩みどころです・・・というと軽口が過ぎるでしょうか。
お代わり案件に注意が必要というのは同感です。となると、後はどこの事業者に観測気球を上げておくべきなのかを考える段階ですね。
ソーシャルレンディングで今後、遅延や一部元本損害が起きていくというのも賛同します。その段階を乗り越えて、匿名性が外れて、それでやっとソーシャルレンディングは世の中に広く知れ渡る基礎ができたと言えるのではないでしょうか。
SALLOW様の推察通り、おかわり出来なかったのが大きいのではないかと思います。他社も含め、おかわり案件は注意した方がいいかもしれません。
私個人のとしては、今迄のデフォルト率が低かったのであり、これからは各社で遅延がポツポツ出て、理論上のデフォルト率に近づいていくのではないかと思っています。
直撃されましたか。お察しいたします。
記事でも書きましたが、借金のカタにナノカーボンの機械を払い下げられても売る場所もないでしょうし、それなら経営を続けさせて金を返させる、というのは正しい選択だと思います。
おそらくニッチな需要もあるでしょう。怖いのは資金ショートによるお手上げですね。SLですら資金ショートを起こしているのですから、金融機関からの借入は現物手形を相当割らなければ不可能だと思います。
銀行ももう少しフレキシブルな融資をしてくれれば良いのですが、内部体質はそうそう変わらないでしょうし、本気を出したらSLのパイまで喰われかねないのが困ったところです。
no name 様
他にもありましたか。後ほど、記事に追記させていただきます。
複数の事業者で遅延、しかも同様の理由で起きているということは、maneoマーケットのファンド組成基準に何らかの変化が起きたという可能性が少し高まったような気がします。
(例えば、「現状で会社の純資産が貸付額を上回っている場合、お代わり案件は組成できない」とか)
yos 様
yos様も直撃でしたか。
しかし、2ヶ月で初回遅延はひどいですね。
記事でも書きましたが、maneoマーケットだからという補正はそろそろやめておいた方が良さそうです。私も9月のお勧め事業者では、maneoファミリーは本体とLC以外はお勧めしていません。
maneoファミリーという補正を外して、その事業者と案件を客観的に見ていくべきステージになったのかもしれません。
何にせよ長期戦になりそうですが、償還が無事に行われることを願っております。
2ヶ月もので初回の返済が遅延ってのはちょっとどうかと思いますね。
エコを売りにするファンドはしばらく避けようと思います。
「延滞発生に関するご報告(KB社)」
https://www.cf-finance.jp/information/news?id=520
こちらは「薄膜透明LEDビジョン」だそうです。
延滞の理由も今後の見通しもTN社の場合と同じです。
嫌な予感しかしません。
CFFで短期運用では都合のいいファンドでしたから、メインに据えていて10万円以上拘束です。CFF自体がサテライトでしたので、金額は少なく今は段階的に抜いている段階したが痛い遅延です。
実際のところ、ナノカーボンを販売している事業者が手を上げない限りは、デフォルトは回避されると思いますが、買い戻せないということは経営状態は当初の見込みを割り込んでいると考えられるため長期化必至であると思います。
色々と思う所は、銀行が融資を厳しくし過ぎており、借換を行えず、いつまでも高利貸しのSL頼みということが事態を引き起こしているように思います。