ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　前回の記事の続編にあたります。

　　・今度はガイアファンディング。テキサスの一部案件に遅延発生。


　今回の遅延に関して、maneoマーケットからあったお知らせは前回記事の通りです。
　そして今回は、営業者であるガイアファンディングから追加の説明がありました。
　遅延の理由、背景について紹介していきます。
　（前回と今回、情報の出所が異なるというのは留意すべきことだと思います）


　


　延滞の事情について、ガイアファンディングからの説明は以下の通りです。

【遅延理由】
案件所在地は、テキサス州のヒューストンと港のあるフリーポート市の間に位置するマンヴェル市内です。
昨年8月に発生、テキサス州に甚大な被害をもたらしたハリケーンハービーの影響により、当該の土地は更地でもあり大きな影響はなかったものの、許可申請に対する当局の手続きが遅れたことが理由です。

【期失の事由】
ガイアファンディングまたはmaneoプラットフォームにおいて再募集を行う想定をしておりましたが、maneoマーケットによるリファイナンス案件審査基準に必要な各種エビデンスを期日までに揃えることができず、再募集が叶わなかったことが主たる理由です。

【現状および今後の計画】
現在プロジェクトは進捗しており、開発許可以外に必要な各種許認可の取得等は、エビデンスを含め確認できております。
開発許可が下り次第、水道などのインフラ工事を実施、住宅建設業者に売却・イグジットの予定です。

　内容をまず呑み込めば、だいたい台風のせい、ということらしいです。


　ハービーの影響はなかったとのことですが、その地域が損害を受けている以上、当局の手続きが遅れたと
　いうのは分からないでもありません（復旧作業でそれどころではなかった？）。

　ただ、期失の事由として「maneoマーケットで必要な書類が集まらなかった」というのは注意です。
　ハリケーンの影響でリファイナンスを行う事がおおよそ分かっているなら、書類はそれなりに余裕を持って
　集める事もできたはず。
　もしかすると、グリーンインフラの一件でmaneoマーケットが業務改善命令を受けたことで、お代わり案件
　に関する審査基準が厳しくなっているのかもしれません（単なる推測です）。

　もう一つ注目なのは「ガイアファンディングまたはmaneoプラットフォームにおいて再募集を行う想定」
　という下りです。
　素直に読むと、ガイアファンディングはmaneoマーケットを使わずに再募集を行う方法がある、という事に
　なるのですが、さてどうなのでしょうか。

　今回のガイアファンディングの説明は、遅延発生1日後ということでかなり迅速です。
　内容については今後注視していく必要があるとは思いますが、初動は悪くないと思っています。
　後はお知らせの言葉通り、きちんとExitしてくれることを期待します。


　あと気になるのは、ガイアファンディングとmaneoマーケットは今回それぞれにメールを発信しましたが、
　2社はどこまで意思統一されているか、ということです。
　グリーンインフラの件もありますし、同床異夢ということが無ければいいのですが。

　ガイアファンディング、maneoマーケットにはそれぞれ、今回のお知らせを受けて質問を入れています。
　回答がありましたら、また記事にしたいと思います。



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