2018年10月07日
インプットとアウトプットA:情報の(表向きな)価値と信頼性は別物です
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おさらい
前回の記事の後編です。
・インプットとアウトプット@:情報が蔓延するからこそ、情報は価値になる
前編で、「お金の観点から見れば、アウトプットだけが価値(=お金)になる」と言う内容を書きました。
インプットはアウトプットを生み出すための先行投資みたいなものです。
もちろん、観点が変われば考え方も変わります。
インプット自体が目的となる行為であれば(実益を考えない趣味や、娯楽としての行動)、アウトプットを
考えずインプットだけを行っていくのがもっとも自然な事でしょう。
インプットだけが目的であっても、それをお金の視点から一度考えてみるのは悪くありません。
「仕事が楽しみなら人生は極楽だ」という、ロシアの作家の名言もありますし。
本当に娯楽を仕事にできるかどうかはともかく、それが可能なのかどうかについて考えることは、例え
無理だという結論に達しても、後の人生にとって糧にはなると思います。
さて、今回は後編。
情報が蔓延する時代の情報の価値について、思うところを書いていきたいと思います。
価値と信頼性は別物です
情報が足りない、手に入りにくい時代においては、情報はそれだけで価値がありました。
検索キーワードを入力すれば1秒経たずに情報が手に入る現在においては、情報それ単体での価値は大きく
減っているでしょう。
このご時世、情報が価値を持つためには、何かの付加価値が必要です。
どんな付加価値か。一つには、情報に対する箔です。
何らかの公的資格を持つ人、大学教授、その分野の第一人者、プロプレイヤー、そういった方が発信された
情報は、それだけで価値を持ちます。
ただこれは、私のような一般人が真似をしようとしても、まずその立場まで登らなければなりません。
また、持って生まれた能力や、自分の専攻にも左右されます。
ですから、万人が「情報に対して箔を付けられる」立場になるのは難しいと言えるでしょう。
また、そういった立場からの発信は、その情報自体の信頼性とは別物であることにも注意が必要です。
なぜならその分野に精通していれば、情報の価値を保ったまま偏向した発信をすることは容易だからです。
もう一つの付加価値は、情報の引用、比較、統計により、情報の信頼性を増す行為です。
こちらなら、情報に箔を付けることができない我々一般人でも可能です。
情報を入手するには事欠かない現代、その情報を比較し、出典を明記してまとめ直すことは、その情報の
信頼性と検索性という付加価値を付ける行為になります。
同時に、偏向しているものは素直に偏向を認めることも、信頼性を増す行為です。
当ブログにおいても、自らの実体験とWeb上の情報を組み合わせ、かつ偏向している場所は明記することで
掲載されている情報に付加価値を付けようとしています。
これもまた、情報に付加価値を付けてアウトプットする一つの形です。
自分を省みた場合
と、柄にもなく講義するような形になってしまいました。
長々と書いてきましたが、言いたい事は簡単で
「誰でも簡単にアウトプットできる世の中になったのだから、一度アウトプットを考えてみては?」
ということに尽きます。
アウトプットする理由は、投資家の視点としては「お金のため」になりますが、それ以外にも情報をアウト
プットすることで、新しい関係性や世界が開けたりすることもあるでしょう。
実際私も、このブログから様々なお声がけをいただき、新しい経験をさせていただいています。
私の場合、ここまでは今までため込んできたインプット分をはき出して記事を書いてきました。
投資で言えば、リーマンもライブドアもFXロスカットも新興国通貨爆下げも食らった事がありますので、
(自分自身の精神的ダメージを無視すれば)これまで沢山のインプットを行ってきました。
その残弾は、まだかなり残っています。
ただ、今後は少しインプットにも重点を置くつもりです。
投資で言えば、ウェルスナビでの投資や、仮想通貨の話題や証券会社の新サービスのフォローはその一端。
これからも自分の経験を元に、付加価値のある情報をアウトプットしていければと考えています。
・(参考記事)ウェルスナビ開始2週間での結果はどうなった?+キャンペーン情報
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 09:00
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| アーリーリタイアと雑記
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はい、その通りです。
人には得手不得手や嗜好の差がありますから、私に向くアウトプットが他の誰かに向くとは限りません。
たくたく様に向くアウトプットが見つかるといいですね。
勉強になります。
今後とも何卒よろしくお願いします。
いえいえ、そこまで固くならずに。
インプットが大事なのは当然なのですが、インプットは目的ではなく手段であって、それをどうアウトプットするか考えてみては? という程度のことです。
アウトプットの方法は人それぞれ。私はブログを選びましたが、これも一つの手段でしかありません。
勉強したこと(インプット)を記事に(アウトプット)するという解釈でよろしいでしょうか?
今後も貴記事を拝見させて頂き、より高いマネーリテラシーをつかめるように努力していきたいとおもいます。
今回は説教臭く感じてしまうかもしれません。申し訳ありません。
一投資家、一おっさんの戯言です。
一つだけアドバイスさせていただけるなら、インプットとアウトプットは独立しているものではないので、インプットしながらアウトプットの練習もやっていくべきだと思います。
最初は成果(お金?)にならないかもしれません。しかし、おそらくその練習は無駄にはならないと思います。
matsu 様
まったく困ったものです<明るいソシャレンネタ
実は裏ネタがいくつかあるにはあるのですが、まだ言えなかったり、もう少しタイミングを測ったりしているので、そのうち何か出せるかもしれません。
あ、そうそう。ソーシャルレンディングの金商二種による預かり金口座ですが、当局の方針変更により預かってもOKになったらしいですよ。今記事を準備しています。
もはや最後の希望である匿名化解消関係のお達しはまだなんでしょうかね。
私もインプットを沢山して、アウトプットが行えるような人材になるように頑張ります。