2018年02月24日
【内容紹介と所感】みんなのクレジットは債券譲渡で決着 返却金は3%程度
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みんなのクレジットよりメール
既に私の中では過去になっていたみんクレ関係ですが、昨日メールが来ていました。
「みんなのクレジットからの重要なお知らせ」ということで、はて今回は何だろうと見てみましたところ、
終了のお知らせとなっていました。
内容の紹介と、私の感想を述べておきます。
ちなみに私はみんクレに144万円資金拘束されています。
恨む気持ちが無いわけではないですけど、良い勉強になったと思っています。
ソーシャルレンディングを無目的に始めた無知な私に、必要な知識を実地でたたき込んでくれた良い講師と
なった、という側面がないわけではありません。
まあ、みんクレ関係者の名前は生涯忘れはしないでしょうが。
(前略)この結果、弊社として苦渋の決断ではございましたが、今後、裁判手続(執行手続を含む)を実行・維持していくための費用等を勘案したうえで、透明性の高い入札方式による第三者の債権回収会社への債権譲渡が現時点での回収額の最大化を図る有効な手段であると判断いたし、年明けより5社の債権回収会社を譲渡先候補として交渉を開始いたしました。
ということで、おおまか予想はしていましたが債権回収会社(サービサー)への格安の債権譲渡により
決着した、ということらしいです。
みんクレの債権を買い付けようなんていうサービサーがいたのはびっくりですが、まあ事実なのでしょう。
ところでこのサービサー、みんクレ関係会社じゃないですよね。
返却金は3%程度
その後、最終的に2社がデューデリジェンスを実施、入札方式により入札のご意向表明を頂きました。結果は以下の通りです。
A社 ¥96,600,000 -
B社 ¥86,500,000-
この結果を受け、弊社は直ちに臨時取締役会を招集し、入札方式にてご提示を頂きました債権譲渡価格の最高値の債権回収会社様が落札し、債権譲渡する決議をいたしました事をご報告申し上げます。
みんクレの債務は31億円ほどあったはずですので、その約3%で売却が決まったということのようです。
私の場合、144万円の3%ですので4万円くらいですね。
しめて140万円の損、ということです。
140万円、痛くないと言えば嘘になりますが、昨年のソーシャルレンディングでの投資利益は400万円ほど
ありますので、差し引けばプラスです。
理由はともかく、ソーシャルレンディングに投資している限りは一定額の貸し倒れは見込んでいますので
投資全体としては成功ということにしておきます。
(無論、そんなところに投資してしまったという反省はしなければならないでしょうが)
後は、これでみんクレへの投資に関しては140万円ほどの損金が確定しましたので、今年の確定申告で
堂々と損金申告を行い、他の雑収入と差っ引く予定です。
私の場合、所得税の最高税率は23%ですので、住民税と合わせて33%は確定申告で戻るでしょう。
結果、実損としては100万円弱で済む予定となり、リーマンで食らったダメージに比べれば軽微です。
結論として、私のマネーライフプランに大きな影響を及ぼす物ではない、という判断をしています。
最後に、昨年の7月以降の貸付先向けファンド償還にかかるお問合せをはじめ、多くの投資家様より、ご意見やお問合せを頂きました。弊社と致しましては、過去の反省から投資家の皆様へのご回答には、公平性に配慮した誤解の無いように細心の注意を払う事が最重要であると認識しており、このためメールにてご回答させて頂いております。順次ご対応をさせて頂いておりますが、すべてのご質問に対するご回答に添えない場合や長らくお時間を要しております事、心よりお詫び申し上げます。
なお、ご質問につきましては、個別のご訪問によるご対応は致しておりません。誠に恐れ入りますが、引き続き専用メールによるご対応とさせて頂きます事、ご理解とご容赦の程お願い申し上げます。
まあ、それはそうなるでしょう。
とは言え、はいそうですか、で済まないのが人間の心情というもの。
みんクレへの訪問者は引きも切らず、なかなか愉快な事になるかもしれませんね。
近畿圏ゆえ野次馬に行けないのが残念です。
まとめ
ということで、ソーシャルレンディング初の「悪意ある事件」となったみんクレは、一つの区切りを迎える
事になりそうです。
もちろん、これで気が済まない方はたくさんいらっしゃると思いますので、今後の動きにも注目です。
私がやらなくても、応報はどなたかが行うでしょう。
今から考えれば、当時はブログを始めたばかりで、アフィリエイトをやっていなかったのが幸いでした。
当時の私の無知を鑑みれば、まず間違いなくみんクレのアフィリエイトを行っていたでしょう。
その場合、当ブログを通じて私以外の被害者が出た可能性があります。
私の無知ゆえに私が被害を受けるのは、結局のところ因果が回っているだけなので仕方ないと諦めますが
意図的で無かったにせよ結果として悪事の片棒を担ぎ、余所様を巻き込んだのでは申し訳が立ちません。
そんなことにならなくて良かった、と胸をなで下ろしています。
ということで、私の中では事件はこれで終わりです(ウォッチは続けますが)。
ラッキーバンクの件といい、ソーシャルレンディングの業界には悪いニュースが重なってしまいましたが
将来的にはこんなこともあったね、と過去の事件として語られるようになっていればと思います。
ソーシャルレンディングへの投資において、事業者選びは何よりも大事。
そのことを痛い鞭と一緒に気づかせてくれた事件となりました。
(と言いつつ、性懲りもなく私は色々な業者に手を出していますが、今年は集約を図ろうと思います)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 16:10
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コメントありがとうございます。
はい、把握済みです。取り急ぎ速報を記事にしております。
あくまでも私見ですが、窮余の策ではないかと思います。そもそもそんなお金がどこから出てきたのかとか、お金あるなら裁判も和解可能だろうとか、損害額自己申告ってどういうことだよ、とか、色々と調整が不足しすぎています。
余所様には話に乗ることをお勧めできませんが、私はもうちょっと当事者として眺めていたいと思います。
テイクオーバーホールディングスのホームページに「投資損失相当額を支給」なるお知らせが告知されております。期間は短いのですが、ご参考まで。
http://to-h.jp/2018/03/14/info_02/
コメントありがとうございます。人ごとではないのですが、心中お察しいたします。
さて、ご質問の件ですが、そもそも来年の確定申告シーズンまであの会社が存続しているかどうかすら微妙だと考えています。
既にあれは役目を終えたので、後はとっとと店じまいするだけでしょう。
従って、支払調書が発行されないことは十分に考えられます。
その場合に備え、私はみんクレのWebサイトから「総合収益」のページと、今回の「返金額」のページをスクリーンショットして保管してあります。
私の場合E-TAXで確定申告をしますので、申告時に証憑類の提出は必要ありません。
もし証憑を求められれば、このスクリーンショットを利用するつもりでいます。
私も多額の損金が発声してしまったので、1つご質問させてください。
「後は、これでみんクレへの投資に関しては140万円ほどの損金が確定しましたので、
今年の確定申告で堂々と損金申告を行い、他の雑収入と差っ引く予定です。」
と書かれていますが、
みんクレが支払調書等を発行してくれなかった場合、
雑収入から損金を差し引くことはできるのでしょうか?
無知なもので、お教えいただけると有り難いです。よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
そうでした、失礼いたしました。正しくは「今年度の」確定申告です。
おっしゃる通り、2019年の2〜3月に行う確定申告となります。
(これ以上何もなければ)SLでの年間収入は税引き後で400万円を超える見込みですので、140万円の損金は丸ごと相殺可能です。
SLは雑所得で節税面からは使い勝手が悪いとよく言われていますが、やりようによっては色々と節税できますね。頭の使いどころだと思います。
一点質問です。
「後は、これでみんクレへの投資に関しては140万円ほどの損金が確定しましたので、今年の確定申告で
堂々と損金申告を行い、他の雑収入と差っ引く予定です。」と書かれていますが、今年の確定申告とおっしゃっているのは、2019年の2月〜3月に行う確定申告という理解でよろしいでしょうか?(2018年の2月〜3月に行う確定申告ではないですよね)
コメントありがとうございます。
そうなんですよね。事業者の選び方が一番重要、という良い経験になりました。
相手の逃げ方もプロですね。おそらくは最初から仕組んでいた事だと思います。金融庁がどう動くかウォッチはしていますが、多分このまま行政は動かないような気がします。
仮想通貨問題とかと比べて、ソーシャルレンディングは社会的インパクトが低いのが問題ですね。金融庁も投資家保護は謳っていますがそれは建前で、実際のところはルールを破るな、仕事を増やすな、が行動原理でしょうし。今回のことが将来的に良い方向へ動くきっかけになってくれればいいと思います。
豊◯商◯、やはりそう思ってしまいますよね。
さすがに向こうも警戒はしているでしょうが、さてどうなるか。
お試し投資でしたので25万円入れていました。うちキャッシュバックや配当や分配で15%くらいは帰ってきています。このみんクレ事件後、案件の妥当性や営業者の姿勢など投資基準の確立を出来た一件でした。
到底許される問題でもないですが、これは相手の逃げ方が上手いわけです。さすが、倒産や踏み倒しのプロだと思いますね。
サービサーも蓼食う虫ですが、安く買い叩けば移して隠しておいた家族口座などからどこからともなくお金が現れて支払いを済ませたら晴れてこの負債は95%ディスカウントで免責と投資家との縁も切れて破産もしなくて済むまさに万々歳ですね。
詐欺を問うにしても騙す意思があったかどうかで、法律は弱者保護のフリをして、騙される奴が悪いというのを暗に示していると思います。豊◯商◯のようにならないかなれば面白いと思いますね。
コメントありがとうございます。
私も口では事業者選びが大切、と言いながら、色々手を出してしまっています。
maneoファミリーはそれなりに安心(何かあれば悪い評判がmaneoにまで波及するので、それなりにチェックはしているだろうという予想です)でしょうが、それだけでは面白くないんですよね。
これからソーシャルレンディング業界が発展するためには、色々な案件、色々なバックグラウンドの業者が健全に競争する状態が必要だと思っています。