2018年01月10日
案件紹介(ガイアファンディング新年案件、エメラダ第2号案件)
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ガイアファンディング新年案件
ガイアファンディングから、新年記念の案件が募集されていました。
・ハッピーニューイヤーローンファンド1号
予定利率:11%
期間:7ヶ月
貸付総額:1億1,760万円(主部分)
担保:完成予定の土地建物に対して第二順位の抵当権
完成時予定評価額 9億8,400万円、先順位5億1,200万円
カリフォルニア サンタモニカ地区の一戸建てを対象とする案件です。
カリフォルニアローン39〜42号の借り換えということなので、まだ売れていないのでしょう。
案件説明を読みますと、
「家の前まではスロープとなっており、敷地部分はすぐに建築できるよう造成済み」
と書いてありますので、家本体は未建築と考えるべきです。
こういう状況においては、LTVを算出することは適当とは思えないため算出していません。
実際この時点でプロジェクトが破綻したらどうなるか、については、前例が無いので何とも言えません。
希望的観測を言えば元本だけ戻ってきそうなものですが、業者が吹き飛んだ場合はどうなるのでしょう。
悪い予想でいえば、土地と建築材料だけ残るという可能性も無いわけではありません。
ガイアファンディングの案件については、こういった「評価額が提示されていても実は未建築」という
担保のあり方が多いように思います。
そういう担保を否定するわけではありませんが、少なくとも建築済の担保に比べれば、担保としての質が
一段落ちるということは理解しておくべきでしょう。
ガイアファンディング案件その2
もう一つガイアファンディングです。
これまでの案件と比べ、少し異色の案件が登場していましたので併せて紹介します。
・テキサスロジスティクスファンド1号
予定利率:10%
期間:16ヶ月
貸付総額:3億円(主部分)
担保:完成予定の土地建物に対して第一順位の抵当権
完成時予定評価額 13億2,000万円
テキサス州ファーマーズブランチにある物件を対象とする案件です。
ファンド名を見た時、「ロジスティクス」って何だと思ったのですが、案件が倉庫でした。
これまでは住居ファンドが多かったガイアファンディングとしては、異色と言えるのではないでしょうか。
(*イメージ図)
案件説明によると、
「本案件は、2.9ヘクタールの土地にある約17,650平米の倉庫です。
現在の所有者は既に約6千万円ほどをかけて物件のアップグレードを施しています」
とあります。
今回貸し付ける3億円がこの案件のさらなるアップグレードに使われるのか、それともアップグレードは
既に行われた6,000万円で完了しているのかは分かりませんが、少なくとも一つ言える事は、物件そのものは
ファーマーズブランチに存在しているということです。
前の案件とどちらの担保が安全性かは、住居と倉庫という種別の違いもありますので一概には言えませんが
案件の説明の読み方で注意すべき点だと思います。
(あまり偉そうな事も言えませんが)
エメラダ第2号案件
最後は、株式投資型クラウドファンディングのエメラダ 第2号案件です。
エメラダの投資スキームについては、以前にPR記事を書かせていただきました。
・参考記事:<PR記事>エメラダ・エクイティの特徴、メリットを紹介します
上記記事の内容については、言葉の定義など細かいところでエメラダ側のチェックは入っていますが
大筋や私の意見に関しては何も修正を行っていません。
・株式会社ラントリップ
募集期限:〜2018/2/6
募集金額:3,030万円
本案件は、出資の見返りに新株予約権が送られる株式投資型クラウドファンディングです。
そのため、担保設定はありません。
新株予約権が換金できるのは、この事業がどこかに売却されるか、もしくは上場する時のみとなりますので
リスクは相当に大きいと考えるべきです。
(そもそも、ベンチャーへの株式投資型CFは多分に応援の気持ちが含まれる出資となりますので、確実な
リターンを望むものでないことは理解すべきでしょう)
株式会社ラントリップは、リクルート出身の元箱根ランナー経営者が率いる、スポーツと技術の融合で
道を「資源」にしよう、という取り組みを行っている会社です。
ランナーに「ロケーション」と「コミュニティ」を提案することで、誰もが楽しく走れる体験を提供する、
という価値の提供を目指しています。
マネタイズの方法は施設との提携による優待や、ランステーション(着替えなどの荷物置き場)の提供。
また、ランナー関連のイベントを行いたい地域や店舗とランナーとを結びつける仲介料などが考えられて
いるとのことです(既に半年で20件以上の実績あり)。
最近の健康志向や、日本政府の拡大政策を受け、これからスポーツ市場は拡大することが期待されます。
現行計画では2022年のIPO(上場)を目指しているとのことで、うまく行けばあと4年となります。
また、株式会社ラントリップには経営陣の他に朝日新聞社やVC、事業会社が出資しており、少なくとも
これらプロの投資家がラントリップの行く末に期待していることがわかります。
エメラダの案件については、事業者の審査結果や募集事項などは会員登録をしないと閲覧できません。
今回の案件は見送る、という方も、いつ興味のある案件が出てくるかも知れません。
まずは会員登録だけでも行い、情報を入手できるようにしてみてはいかがでしょうか。
エメラダでの投資を検討される方は、こちらのリンクをご利用いただければ幸いです。
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posted by SALLOW at 15:00
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