ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　少し前になりますが、大和ネクスト銀行が「ポスト平成時代に関する調査」を行いました。
　（新元号発表の前に行われた調査ですので、「令和時代」ではなく「ポスト平成時代」になっています）

　調査対象は20〜69歳の男女、有効回答数は1,000件。
　（20歳代〜60歳代の男女それぞれ100サンプルずつ）
　ポスト平成（令和）時代の暮らし、仕事、社会、エンタメ・スポーツなど多くの分野についての調査となっ
　ています。この記事ではそのうち、暮らし（お金）についての内容を紹介したいと思います。


　まずは「令和時代にがんばりたいと思うこと」。
　男女問わず、40歳代以下くらいで多かったのは「貯蓄・仕事」。その他、年代や性別による違いとしては
　おおむね予想の範囲内だと思います。

　貯蓄は女性の割合が大きく、投資は男性の割合が多いというのは面白いですね。
　お金への意識は同様に強く持っていますが、その方向性は異なるようです。

　　


　その傾向は、「令和時代に取り組みたい資産形成」にも現れています。
　投資の傾向としてはおおむね男性＞女性。
　FXや仮想通貨など一攫千金のある投資については、男性の割合が明らかに大きく出ています。

　一方で女性の割合が大きいのは「貯蓄性保険」。
　女性の方が堅実と取ることもできますが、その割には確定拠出年金も男性の方が多いあたりを考えに含める
　と、投資全般に対する意識の違いが男女で異なるということかもしれません。

　　


　これは個人的な意見ですが、投資をするしないは人それぞれの意志でいいと思っています。
　そのメリットとデメリットをきちんと天秤に掛けた上で判断したのなら、という注釈付きですが。

　「何となく危なそう」という理由で投資を行わないのは、「何となく儲かりそう」という理由で投資を始め
　るのと同じく、危険な行為です（これは過去の自分への自戒も込めてですが）。
　ましてや今後の社会において、投資しないことは明らかなリスクになると思われます。インフレによる預金
　の価値減少が急速に起こるとは思いませんが、いずれは実現するでしょう。


　さて、そうすると考えなければいけないのは「どんな投資がいいのか」です。
　従来の投資方法である個別株や投資信託に実績があり、これからも投資の主流であり続けるでしょう。

　アンケート結果を見ると、そういった投資方法以外に新時代の投資方法も人気のよう。
　新しい投資方法を体当たりで実践し、それをこうやって情報配信している身としては喜ばしい限りです。

　　


　フィンテックが生み出した新しい投資方法の一つ、ロボットアドバイザー。
　その使用意向は年齢が若いほど大きく、またすでに資産運用を行っている投資家ほどロボアドを利用したい
　という考えがあるようです。


　アメリカには、人間の投資行動を研究する「行動経済学」という学問があります。
　その研究内容は色々あるようですが、重要な結論が一つ。
　それは「人間の脳は資産運用に向いていない」というものだそうです。

　　・「人間の脳は資産運用に向いていない」ウェルスナビ柴山氏が語るロボアドバイザーとAIの時代
　　　(MONEYzine）


　これは人間が賢くないから投資を失敗するのではなく、人間の脳が感情に支配され、現実を歪めてしまうた
　めに失敗するのだとか。
　成功した投資家というのはこの感情を切り離して正しい判断をすることができるのかもしれませんが、それ
　は万人に求める資質ではありません。
　そして今後「貯蓄から投資へ」の流れがもっと加速していくのならば、下記のウェルスナビやTHEO（テオ）の
　ようなロボアド投資は、大きく飛躍する投資方法になるのかもしれません。


　ウェルスナビ（広告リンク）
　

　THEO（広告リンク）
　


　そして最後に紹介するのは、明るいニュース。
　「令和時代が良い時代になると思うか」という問いに、20歳代の答えは「そう思う」が「そう思わない」を
　引き離している、という結果が出ました。

　　


　景気の気は気分の気。
　良い時代になる、とみんなが思えば、きっと良い時代になるでしょう。
　過ぎた楽観は害になりますが、悲観は少量でも毒です。現実は直視しながらも悲観に沈むことなく、これか
　らも投資や生活を続けていきたいものです。


　（記事内の画像は全て、https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2019/post_heisei_report_2019.html
　　から引用しています）



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