東洋哲学というとどんな本読んだの?
と聞いたら、西田幾多郎や田辺元でした。
こういう名前が西洋人の青年の口から出てきたら驚きます。
西田幾多郎と田辺元なんて
日本人でさえ知りません。
あなたは読んだことありますか?
西田幾多郎なら聞いたことあるという人はありますが、ほんの少しです。
日本人でさえほとんど知らない日本人を、西洋人が読んだといいます。
何語で読んだのでしょう?
母国語ではなく、英語でした。
英語で哲学書を読むにはそれなりの語学力が必要です。
そしてその高校生は、日本語も堪能です。
英語で西田幾多郎、田辺元を読んだ。
そして、西田幾多郎は禅宗の影響を受けていると見抜いていました。
そして、田辺元は、教行信証ですから浄土真宗です。
ヨーロッパでも、今禅ブームだから、
フランス語にもなっています。
それほど流行っている。
ところが教行信証は知られていません。
日本人でも知りません。
しかも彼は西田幾多郎よりも
田辺元の哲学のほうが優れているといっていました。
これも驚きました。
というのは今日本でも田辺元よりも
西田幾多郎のほうが有名ですし、
西田幾多郎は京都大学の先生で
田辺元はもともと東北大にいたが
西田幾多郎が京都大学に呼び寄せた人です。
だから西田幾多郎のほうが先輩です。
ところが、やがて田辺元は西田幾多郎の哲学を批判して
よりすごい哲学を展開しました。
それをヨーロッパの高校生が見抜いたのです。
それで田辺元を学び、浄土真宗の親鸞聖人の教えを
学ぶようになったそうです。
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