死の恐怖とはどんなものでしょうか?
一見、死ぬ時の肉体的な苦しみではないかと思いますが、そうではありません。
麻酔をして無痛で死ぬのもみんな嫌がります。
では、愛する人との別離の苦しみでしょうか?
それもあるかもしれませんが、それは派生的なもので、死の恐怖の本質ではありません。
死の恐怖の本質は、死んだらどうなるかわからないのに
死んで行くことです。
別離の苦しみと未来の不安とは無関係なものではありません。
今からその人がどこへ行くかによって、気持ちは相当変わってきます。
アメリカに留学に行くときはどうでしょうか。
家族と別れていきますが、そういう別れは悲しいだけではありません。
でも、これからどこへいくかによっては、別離が大変苦しみになってしまうことがあります。
家族と別れて刑務所にいくとなったら、
その家族との別れなど、大変な苦しみになります。
ましてや死ぬのです。
死んだらどうなるかよくわからない所へ入っていかなければならないのが、
死の最大の恐怖なのです。
その死の大問題を解決して、本当の幸せになる方法を教えられたのが仏教です。
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