現代人は、死んだら無になると思っている人が多くあり、
合理的な教えである仏教もそのように教えていると思っている人がありますが、
仏教は死んだら無になるという教えではありません。
なぜなら仏教は断見外道を明確に排斥されているからです。
断見外道と言いますのは
「死んだ後なんてない。死後の世界はない」
死後を否定する考え方を断見といいます。
これは因果の道理に外れた真理の外に立つ教えですから断見外道といいます。
来世はないという考え方です。
これ無の見ともいいます。
断見外道、死んだ後は一切ない。
そういう、見は見解というか考え方ですが、
因果の道理に外れた、真理の外に立つ教え、これは無の見です。
とんでもない間違いです。
どうして間違いだと言えるかというと因果の道理間違いないからです。
この世の一切は因に応じて、原因に応じてその結果が報われてくる因果応報です。
因には必ず結果が、因に応じた結果、蒔いた種に応じた結果、当然です。
死後の世界がないのなら、それまでに蒔いた種はどうなるのだ。
言葉を変えれば有因無果、有から無を認めることになるし
過去世がないのなら、無から有が生じることになる。
無因有果となってしまう。
こんな馬鹿なことはない。
この世のどんな学問でも、一切の学問は因果の道理、
これが大前提にあります。
もし因果の道理を否定するなら一切の学問が崩壊する。
断見外道は一切の学問を否定しなければ成り立ちません。
因に応じた結果がありますから、
死んだ後がない、そんなことは絶対考えられない。
道理からいってもおかしいですから。
因果の道理間違いないから
蒔いたタネは遅かれ早かれ、結果を引き起こします。
死んだ後、後生はないというのは、とんでもない間違いだと
ブッダは教えられています。
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