ブッダは、
「独生独死独去独来」
と説かれています。
人は一人で生まれてきた、
だから一人で死んでいかなければなりません。
人生はひとりぼっちの旅です。
王舎城の悲劇は、韋提希が修行者の影におびえて苦しんでいたとき、
寝ようとしても、うなされて眠れません。
そこで
「あなた、私恐い」
と夫のビンバシャラ王を起こします。
しかしビンバシャラ王
「またか」
韋提希
「またかじゃないわよ」
「ああ、分かった分かった」
「私の気持ちなんて分かるものか」
となります。
韋提希とビンバシャラ王は、いつも一緒にいる夫婦です。
しかし気持ちは分かり合えません。
それぞれがそれぞれの業界で生きています。
業が違うから、理解し合うことはできません。
魂はひとりぼっちです。
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