朝夕の飯さえこわしやわらかし
思うままにはならぬ世の中
人生の真実の相をこんな風に表されている。
これは昔のことなのですこしピンとこないかも知れません。
「こわい」というのはかたい。
昔は今のように炊飯ジャーで炊くのではないから
火加減が宜しくないと堅くなったり柔らかくなったりして美味しくない。
朝夕の御飯さえ思うままにいかない。
人生というのは自分の思い通りにならないことがいっぱいある。
これが人生。
みなさんも今までの過去を振り返れば、思う通りにしたいんだけど、
それがならないことが多くあったと思う。
その思うままにならない世の中のまま思いのままになる、
これが煩悩即菩提、無碍の一道の境地です。
煩悩のまま菩提になる。
思いのままになる。
思いのまま以上の素晴らしい世界に出られる。
この世から極楽に転じる。
そういう素晴らしい人生に転ずる。
もし無碍の一道に出なければ死ぬまで、
これで人生が終わる思いのままにならないまま、人生終わる。
目の前のことを言うなら、成績、または憧れの彼女彼氏、なかなか振り向いてくれない。
振り向かなくてもいい人から声をかけられて。
振り向いて欲しい憧れの人は振り向いてくれない。
四苦八苦の中の求不得苦といって求めるものが獲られない苦しみ。
死ぬまでつきまといます。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image