2012年10月25日
自転車レーン倍増計画
東京都が8年間を目処に、自転車レーンや自転車道を増やす計画を公表した。既存の112キロからほぼ倍増して221キロとなり、この内容だけ聞けば随分と利用しやすくなるはず。
よく「社会実験」としてほんの少しの区間だけ自転車レーンを作ったりするが本来ならもっと大規模にレーンを整備しないと意味が無い。自転車が最も効率良く移動できるのは死角や段差のある歩道ではなく、車道の独立したレーンだ。もっと言えば、現在地から目的地まで全て自転車レーンで快適に高速にそして安全に移動できないと作っても価値がない。
と言っても既存の車道は自動車優先だから、車道を1車線削る覚悟ぐらいで真剣に整備しないといけないと思う。今後は今よりも高齢者化社会を迎え、マイカーよりも公共交通機関や徒歩・自転車を重点に置かなければいけない時代がやってくる。何時まで経ってもマイカー優先の道路ではいけないはずだ。
毎日新聞
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自転車道:8年で倍増 都が整備計画、延長221キロに 事故防止に有効 /東京
都は24日、自転車レーンや自転車道を設けた都道を20年度までに約100キロ増やすことを軸とした「自転車走行空間整備推進計画」を公表した。交通量が多く事故が起きやすい道路などが対象で、整備区間は既設の112キロからほぼ倍増して221キロになる。【佐々木洋】
都内の自転車利用者は健康や省エネブームの中で増加しており、08年度の保有台数は約900万台。全交通事故に占める自転車関連事故の割合も増加傾向にあり、11年は全体の37%を占めた。
事故防止にも有効な自転車走行空間の倍増は、都の長期計画「2020年の東京」に拠点駅の周辺整備対策の一環として盛り込まれた。整備の手法は▽自転車、自動車、歩行者の通行部分を縁石などで完全に分離する「自転車道」▽車道の左側に幅1・5メートル以上の専用通行帯を設ける「自転車レーン」−−など複数ある。
都は計画の中で、優先整備区間として約150キロを選定。このうち109キロを今後8年で整備するとした。優先区間は▽自転車交通量が1日2500台以上あり、自転車同士や歩行者との事故が5年で2件以上起きた▽複数の観光スポットや集客施設を結び、自転車の利用促進が期待できる▽既存の自転車走行空間と接続することで利便性が高まる−−といった基準で選んだ。主に自転車レーンが設けられる見通しだ。
選定されたのは、上野と浅草、東京スカイツリーを結ぶ浅草通り(台東区)や東八道路(三鷹市など)、平和橋通り(葛飾区)など。
都安全施設課は「自転車走行空間の整備を積極的に進め、誰もが安全に通行できる道路環境を実現したい」と話している。
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よく「社会実験」としてほんの少しの区間だけ自転車レーンを作ったりするが本来ならもっと大規模にレーンを整備しないと意味が無い。自転車が最も効率良く移動できるのは死角や段差のある歩道ではなく、車道の独立したレーンだ。もっと言えば、現在地から目的地まで全て自転車レーンで快適に高速にそして安全に移動できないと作っても価値がない。
と言っても既存の車道は自動車優先だから、車道を1車線削る覚悟ぐらいで真剣に整備しないといけないと思う。今後は今よりも高齢者化社会を迎え、マイカーよりも公共交通機関や徒歩・自転車を重点に置かなければいけない時代がやってくる。何時まで経ってもマイカー優先の道路ではいけないはずだ。
毎日新聞
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自転車道:8年で倍増 都が整備計画、延長221キロに 事故防止に有効 /東京
都は24日、自転車レーンや自転車道を設けた都道を20年度までに約100キロ増やすことを軸とした「自転車走行空間整備推進計画」を公表した。交通量が多く事故が起きやすい道路などが対象で、整備区間は既設の112キロからほぼ倍増して221キロになる。【佐々木洋】
都内の自転車利用者は健康や省エネブームの中で増加しており、08年度の保有台数は約900万台。全交通事故に占める自転車関連事故の割合も増加傾向にあり、11年は全体の37%を占めた。
事故防止にも有効な自転車走行空間の倍増は、都の長期計画「2020年の東京」に拠点駅の周辺整備対策の一環として盛り込まれた。整備の手法は▽自転車、自動車、歩行者の通行部分を縁石などで完全に分離する「自転車道」▽車道の左側に幅1・5メートル以上の専用通行帯を設ける「自転車レーン」−−など複数ある。
都は計画の中で、優先整備区間として約150キロを選定。このうち109キロを今後8年で整備するとした。優先区間は▽自転車交通量が1日2500台以上あり、自転車同士や歩行者との事故が5年で2件以上起きた▽複数の観光スポットや集客施設を結び、自転車の利用促進が期待できる▽既存の自転車走行空間と接続することで利便性が高まる−−といった基準で選んだ。主に自転車レーンが設けられる見通しだ。
選定されたのは、上野と浅草、東京スカイツリーを結ぶ浅草通り(台東区)や東八道路(三鷹市など)、平和橋通り(葛飾区)など。
都安全施設課は「自転車走行空間の整備を積極的に進め、誰もが安全に通行できる道路環境を実現したい」と話している。
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