海釣り人気が高まる中、毒を持つ魚を知らずに触る人が増えていているようだ。
例えば、「キタマクラ」
キタマクラはスズキ系・フグ目・フグ科・キタマクラ属に属する魚で日本近海で比較的良く見かけられていて、生息地域は関東地方より南の沿岸部と言われているが、近年の地球温暖化の影響で生息域は少しずつ北方に広がってきていると言われている。
体長は約10p前後のものが多く最大でも15cm程度にしかならない小型のサカナだ。
体色は背側は茶褐色、腹側は白色で、胸ビレから尾ビレにかけて2本の黒っぽい縦帯が入っているのが特徴。
食性は雑食であり、強靭な歯を使って小魚や甲殻類、貝類、海藻、ヒトデなどさまざまなものを捕食する為、強靭な歯が付いている。
猛毒がある為、食べると死に至るのだが、さらに実は皮膚にも毒が存在している。
キタマクラは見た目のシルエットやとび出た口などの形態的な特徴から、カワハギと間違われることが多く、「カワハギだと思って食べてしまったものが実はキタマクラで危うく本当に北枕になってしまうところだった。」なんて事例も存在する。
キタマクラとカワハギでは大きく違う特徴がいくつかあるようだ。
・カワハギの皮膚がザラザラなのに対し、キタマクラはヌルっとした粘液で覆われている
・体の形はカワハギの方が体高が高く、キタマクラは比較的体高が低い
他にも模様などは全く異なるので、危険を回避するため事前に覚えておくといいかもしれない。
海だけではなく、人間も危険な人物は知っておいた方がいい。
もし、知らないければ自分が痛い目に合う。
2022年08月16日
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