昨日、防疫当局によると、韓国の仁川国際空港を通じて入国した韓国国籍の男性Aさんが検疫段階でサル痘に疑われる症状を見せたと報じられた。
当局はこの日夜10時ごろ、Aさんを専門担当病床のある仁川医療院に搬送して隔離治療に入れた。
Aさんは病院でサル痘の感染検査を受けている。
Aさんが感染と判定されれば、韓国初のサル痘患者となる。
さらに、シンガポール保健省は昨日、同国に入国した男性がサル痘に感染していたことを確認したと発表した。東南アジアでは初の感染となる。
同省によると、感染が確認されたのは客室乗務員として働く英国人男性(42)で、6月半ばごろにシンガポールに出入国していた。
20日に陽性が判明し、容体は安定しているという。
サル痘はアフリカでのみ発見されてきた風土病だが、先月7日英国で初めて感染事例が発生した。
その後、欧州や北米、中東など38カ国に拡散、統計ウェブサイトであるアワー・ワールド・イン・データによると、全世界のサル痘感染者は20日基準で2680人発生している。
サル痘は主に傷部位や体液接触を通じて感染し、潜伏期は最大21日で、発熱、悪寒、頭痛、リンパ浮腫、水泡性の発疹などが現れるようだ。
2〜4週間病んでほとんど自然に回復するが、今のところサル痘を治療する薬は存在しない。
致命率は3〜6%と知られているが、世界保健機関(WHO)によると現在までアフリカ以外の大陸で死亡者が発生したことがないという。
予想より速い拡散速度のため、WHOは23日緊急会議を開いてサル痘拡散について議論する計画のようだ。
2022年06月22日
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