東京都によると、新型コロナのオミクロン株の派生型である「BA.5」系統と「BA.2.12.1」系統が都内で初めて確認されたことを発表した。
都内で報告があった感染者2人のゲノム解析を行ったところ、2つの系統であることが分かったというのだ。
いずれの感染者も、最近、海外に渡航したことはなく、市中感染の可能性がある。
「BA.5」への感染が判明したのは70代男性で今月上旬に、「BA.2.12.1」への感染が判明したのは50代男性で先月下旬に、それぞれ発症、2人とも軽症だと報じられている。
オミクロン株「BA.5」は、先月29日に成田空港に到着した、スペインとザンビアに滞在歴がある60代の男性から検出されていることを発表している。
東京都によると、「BA.2.12.1」は、現在、国内で主流となっている「BA.2」から変異したもので、アメリカでは、「BA.2」よりも「BA.2.12.1」の方が増えているようだ。
これまでに、日本の空港検疫で、「BA.5」が3件、「BA.2.12.1」が71件確認されているという。
「BA.5」「BA.2.12.1」ともに、「BA.2」よりも感染力が強い可能性があるらしいが、重症化のリスクについては分かっていない。
新型コロナに関しては、感染者も少なくなっているので、気が緩んでいる。
また、爆発的に新型コロナの感染者が増えてしまっても、なんら不思議ではない。
そうならないことを祈るばかりだ。
2022年05月26日
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