プラスチックの微粒子「マイクロプラスチック」が海だけでなく大気中にも広がっている恐れがあるとして、早稲田大や広島大、気象庁気象研究所などのチームが実態調査に乗り出した。
マイクロプラスチックは5ミリ・メートル以下の大きさで、ペットボトルやポリ袋などが自然界で細かく砕かれて生じるほか、研磨剤などに微粒子として含まれている。
これは世界中の海や川で見つかっており、生態系への影響が懸念されている。
中国の大気汚染は有名な話だが、日本やヨーロッパなどでも大気中からも見つかっており、早大の大河内博教授(環境化学)らの2019年の調査では、東京・新宿の空気1立方メートルから5・2個が検出されたという。
大きさは大半が0・03ミリ・メートル以下で、ペットボトルの材料となるポリエチレンテレフタレートなどの粒だったようだ。
研究結果では、都市部ほど大気中のマイクロプラスチックが多い傾向がみられ、富士山の山頂付近でも微量が見つかっているという。
今夏にもプラごみ汚染がより深刻とされる東南アジアでも観測し、人体への影響も調べ、今後の対策に役立てたいと述べている。
コロナ過で偶然にもマスクをつけているが、少なからず人体への影響はあるというのが、一般的な考えではないだろうか。
都内は便利だが、こういった盲点も認識しなくてはならない。
2022年05月11日
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