地球温暖化により、南極の「スウェイツ氷河」が5年以内に崩壊する可能性があるという研究結果が発表された。
2021年12月にオレゴン州立大学のペリン・C・ペティット氏らが発表した研究では、スウェイツ氷河が5年以内に崩壊する可能性を示唆した。
スウェイツ氷河とはイギリスとほぼ同等の大きさを誇る南極の氷河で、スウェイツ氷河が融解して流れ出た水が海面上昇の原因の4%を占めると考えられていることから「終末の氷河」とも呼ばれている。
このスウェイツ氷河は、過去30年間で融解速度が倍加していることが確認されており、地球温暖化が加速しているということを示す物証として報じられていた。
スウェイツ氷河が完全に崩壊した場合、スウェイツ氷河の有する「世界の海面を0.65メートル上昇させる水量」が海に流れ込むとされているが、問題はそれだけにとどまらず、海面が0.65メートル上昇した場合、その上昇によってさらに世界中の氷河が融解して連鎖的な海面上昇が生じると考えられており、最終的な海面の上昇値は数メートルに達する可能性すらあり得ると述べている。
海面が数メートル上昇した場合、東京・ニューヨーク・上海・マイアミ、ムンバイなどの世界中の大都市が浸水する可能性があるという。ペティット氏は「この棚氷が崩壊した場合、海面上昇が急速かつ直接的に進行するでしょう」と警鐘を鳴らしている。
「D級ニュース経済総合」では「海水が襲って来たら何メートルで住んでいる場所は水没や川の氾濫が起こるのか?それがわかる全国マップ」という記事を書いています。
ぜひ、ご覧ください。
https://ameblo.jp/ta32808404/entry-12722899637.htm
2022年01月28日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11230641
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック