2021年05月21日

雨の中のテント張り

運動会の準備で、グランドにレンタルテントを立てた。
いつもならば、ほぼ全校生徒で行うところ、今年は雨。

コロナ禍でもあり、発熱すると、即PCR検査というご時世なので、今回は高校生の運動部員に限定して、かれらにカッパを着せて準備させた。
もちろん、男性教員は全員出動である。

雨は大したことなかったが、レインコートを着ていると蒸れる。
その上、フードをかぶっているので、視界が遮られる。

グランドはあちこちに水たまりができ、テントのポールにも砂が入り、たびたび砂を取って組み立てなければならなかった。

それでも、レンタルテントは組み立てが容易で、結構はやく作業が終わった。

そんな中で、男性職員の一人が指に怪我をした。
初めての参加だったこともあるが、少し油断したのだろう。

テントの脚は折りたたみ式でもあるが、重量があり、手を挟むと怪我をする。
生徒の怪我ではなくて良かった。

生徒たちは、毎年のことでテント立ても慣れたもので、ささっと数十個のテントを作り上げた。

明日も雨の予報だが、幸い強風の予報はないので、重しだけで大丈夫だろう。

テントを立てたあとは、その中に折りたたみ椅子を置く。
学校として持っているパイプ椅子に加え、レンタルのものを合わせると千を超えるのだろう。
これらは、保護者席だ。

雨上がりになると思われる体育祭の当日の朝、これらの椅子は、一つひとつ雑巾で拭くことになるのだろう。

一つのテントを立てるのに、六人で行う。
ちょうど足(柱)の数と同じだ。

この六人が協力すれば、すぐに終わる。

彼等を観察していると、協力できているグループかどうかもよく分かる。

面白い光景だった…。




2021年05月20日

運動会の予行練習

近隣の学校は、今週の土曜日が運動会なのだそうだが、私の学校は日曜日に行う。

今日は、終日予行練習を行った。
一度流れが追っておくと、本番でもスムーズにいく。

コロナ対策で、運動会時間が時短になっているので、なおさら予定通りの進行が求められるわけだ。

体育祭では団毎のダンスパフォーマンスがある。
制限時間は5分。
この時間内に、各段工夫を凝らし、高2の団長をはじめとするリーダー以下、中1までの全員が、グランドでパフォーマンスをするのである。

実は、運動会の練習で一番時間がかかるのがこれで、このパフォーマンスの優勝を競って、何ヶ月も前から練習する。

私は、たいていは彼等の演技を見ていると涙が溢れてくる。
「全員の思いを一つにして、芸術作品を創り上げよう!、運動会を見に来て下さった人たちに喜んでもらおう。普段支えて下さっている両親や家族、援助してくださっている寄付者に、自分たちの成長と感謝を伝えよう」、という思いが、彼等の演技に詰まっているからだ。

当日写真撮影担当は、今日は全団の演技を見ていた。
「どんな風に写真を撮ればいいかな…」、という名目のもと、実際は、「仕上がりはどんな感じかな」、と見ていたのだ。

この中で、涙が出そうになった団が一つあった。

恐らく当日は、すべての団が私を泣かせることになるのだろう。

マスクやらフェイスシールドを着けての写真撮影は困難だが、お上には逆らえまい…。

何とか当日までに仕上げようと必死になっている高2。
その姿を、一歩引いて、来年は自分たちだな、と不安げについていく高1。
中学最高学年として、後輩たちをまとめなくては、と思い焦っている中3。
どうしていいか分からず、右往左往している中1を気にしつつも、なかなか声を掛けられない中2。
ついて行くだけで精一杯、体力も限界値に近づいている中1。

そんな彼等の本番前のドラマも、感動を増幅する…。

彼等のパワーはすざましい…。





2021年05月19日

久しぶりの授業

大会やら行事やらで中2のあるクラスは、一週間近く授業ができなかった。

本来、授業変更すべきなのだろうが、習熟度別クラスで、私のクラスだけ変えるわけにもいかず、結局、プリントによる自習続きになってしまった。

久しぶりに教室行き授業をすると、何となく違和感を感じてしまう。

「授業が楽しみで仕方なかったよ。」
などという気持ちにはなれない。

と言って、「授業をしたくない」、という気持ちでもない。

自習中にどれだけきっちり勉強したかは、彼等のプリントを見れば分かる。

いつもフニャフニャ授業を受けているHのプリントも、ほんの五分くらい取り組んだだけで、あとは、ぼうっとしていたか、寝ていたのだろう。

一方、完璧に解いている生徒もいる。

「この差が、定期テストの点数の差になるんだよなぁ…。」
と、思いつつ、久しぶりの授業を始める。

運動会が終われば、すぐに中間考査になる。

先手、先手で準備をしていた生徒と、ギリギリまで取り組まなかった生徒では、大きな差が出るだろう。

概して、人間の差というものは、こういうところから来ている。

あるとき、必死で頑張った時は、その成果が徐々に出てくるのだろうが、たいていの場合怠けることを習慣としてる人は、その結果に応じた人生を歩むことになる。

頑張りや奮起の元は、「生きがい」であり、「人のために尽くそうという目標」であったりする。

「自分のために」、「お金のために」というモチベーションもあるが、あまり結果は芳しくないものだ。

学校では、行事や授業を通して、その「頑張り」が計られる。

努力に努力を重ねている人は、自然にその姿で、他の人に感化を与えているのだろう。

やっぱり授業できるというのは、いい…。




2021年05月16日

春季大会に思う

春季大会に思う

コロナ禍の中、春季大会が無事終了した。

大会初日は熱中症が心配されるくらいの暑さ、二日目は曇天で過ごしやすかったが、三日目は途中から雨、風が強くなった。

天気もそうだが、選手たちの体力が落ちている…。

土日のうち、一日だけ3時間以内と制限しておきながら、大会は三日間、午後まで行う。
「だったら、週またぎでもよかったんじゃないの?」
そんな先生方の声も聞こえて来た。

県大会を決めた上位校は、それなりの選手層と体力があるのだろう。
6月に行われる県大会も、連続三日間続く…。

今回、県大会から適用されるピッチャーの投球制限が、地区大会の準決勝から適用されることになった。具体的には1試合100球までしか一人の投手が投げられない。
100球を超えた場合、そのバッターが打ち取られるまでは猶予されるが、その後は投手としてピッチングをすることは許されないのだ。

今回の大会では、七回の軟式の野球の試合でも、投球回数が100球を超えることは何度もあった。

当然各チームは何人ものピッチャーを準備しておかなくてはならず、人数が少ないチームはさらに過酷になってしまうわけだ。

「これで、野球人口が更に減ってしまうかも知れませんね。」

「総体は、コロナで中止だな…。」

なんとも先生方も自暴自棄である。

審判をしながら、投球数を数えるのは極めて忙しい。

今回、塁審がそれを担当したが、なかなか難しかったようだ。

「県大会でも塁審が数えるのかな…。」

久しぶりの大会ながらも、何となく後味の悪さが残る。

時代の変化かな…。

2021年05月14日

春季大会

今年は春季大会が行われた。
一年半ぶりの公式戦である。

私の学校のチームも、ここ数年単独チームで、なかなか戦力も上がっては来ていたが、残念ながらコロナで中止になっていた。

今回、通常通り行うことができた意義は大きい。
コロナ時代、感染ゼロが不可能な今、人類はコロナと共存し、生き抜いていくしかないのだ。
それによって、ありとあらゆる部分で、制約を受けるというのも、おかしな話だ。

そうは言っても、ある程度は世間に迎合しなくてはならず、なかなか生きにくい世の中になったものだ。

試合は、初戦を勝ち上がることができた。
対戦相手はGWに行った練習試合の対戦校だったが、こちらは全力メンバーで辛勝した。

初回に先制点を取られ、その裏同点に戻してのち、終盤まで点を入れられなかったが、相手チームのピッチャーが変わったところで、タイムリーで点を取ることができた。

取った2点は、いずれも2アウトからの得点で、その意味ではいい攻撃になっていた。

「丹澤先生、久々の単独チームでの勝利おめでとうございます。10年ぶりの一勝ですか?」
などと同僚の先生から祝福とも嫌味とも取れるような言葉を掛けられたが、確かに久しぶりの公式戦勝利で、なかなか感動的だった。

ただ、次の試合が駄目だった。

勝利に酔いしれた彼等には、2試合目の体力も気力も残っていないかのように見えた。

このチーム、練習試合でも2連勝したことはない。

「夏の暑い中、連続二試合しても勝てるチームを作るために、厳しい練習をしなくてはいけないんだ。」

私の言葉が、ようやく彼等に届いたように思える。

ともあれ、この先2日間。私はひたすら審判をすることになる…。
いわゆる「負け審」である…。

2021年05月12日

オンボロバス

中1と高1で校外学習に出掛けた。
経費削減のため、高1のバスは外注したが、中1のバスはスクールバスを代用したために、多くの中1が苦しんだ。

バス酔いが続出したのである。

以前にも同様のことがあり、しばらくはその教訓が生かされてはいたのだが、残念ながら、引き継ぎがうまくいっていなかったらしい…。

私もそのバスの補助席に座ったが、あまり乗り心地の悪さに辟易した。
補助席にはシートベルトがないので、安定性が悪い。
その上、サスペンションの関係か、よく揺れる。
だから仕方なしに、隣の座席に捕まることになる。
背もたれも短いので、寄っかかると、背中が痛くなる。
だから、常に前屈み状態を維持しないといけない。

これの状態で何時間も耐えた。

普通の座席に座っている生徒も、何人もの生徒が具合が悪くなった。
高速道路走行中に気分が悪くなるのだから、いかにオンボロバスであるかが分かる。

「経費削減のため、自前のバスでお願いします。」
と、事務長が指示を出したのかどうかは分からないが、いずれにせよ、生徒たちを苦しめたことには違いない。

三十分程度の移動なら、多少のオンボロバスでもよいだろうが、長距離の移動はそれではだめだ。

観光バスはそれなりの乗り心地になっている…。

中一生徒には、ちょっと過酷な経験になってしまった。
もちろん私も、へろへろ状態。

子どもたちの健康と経費削減。
冷静に考えれば、誤ることはないのだが、時に間違った判断がなされることもある。

ちょっと過酷でほろ苦い校外学習になった。

2021年05月09日

筍掘り

裏庭が竹林なので、この時期、筍が採れる。

今シーズンすでに10本程度は収穫したが、一人で食べきれるはずもなく。たいていは茹でたものを知人に配っている。

恐らく孟宗竹であろうが、収穫後はさっと圧力鍋で煮てしまう。
鍋に入るように切って、玄米をひとつまみ入れて、スイッチを入れるだけなので、小一時間で完成する。
大鍋で米ぬかを煎れてぐつぐつしていた時代からみれば、楽ちんである。

この先、真竹や細竹など、まだまだ筍は採れるのだが、毎年途中で飽きてしまうl。

だから、自分で食べるより、人にあげてしまうのだ。

放置しておけば、大きな竹になり、いずれ伐採しなくてはいけなくなる。

近隣の方は、「面倒だから筍のうちに切ってしまうんだ」、と言っていたが、それももったいないので、春の恵みをいただくことにしている…。

庭はそろそろ雑草が生い茂ってきた。

いよいよ草刈りシーズンの到来である。

野球を練習しているグランドも、草刈りをしないとあっという間に草ボウボウになる。
ボールを拾いに、草むらに手を入れた瞬間、蛇にがぶりと噛まれても困るので、こちらもきちんと整備しないといけない。

季節でいろいろな草が生えてくる。
綺麗な花も咲き、心が和むこともある。

今は田んぼでは蛙の大合唱。
日が暮れれば、小さな虫たちが燈火に群がる。

それも季節の風物詩。

そんな当たり前の中で、生きている…。

2021年05月08日

T君の誕生日

T君の誕生日を祝った。
珍しくホールケーキを注文し、ロウソクを立ててみた。

私も時々そんな風に祝ってもらうことがあるので、今回、その恩返しのようなものである。

やっとのことでライターを探して、ローソク6本を立てる。
「あれ?」
十六歳の誕生日で6本ということは、一本あたり2.67歳か…。
もう一つ、長いロウソクを立てるべきだった。

T君にロウソクを吹き消させる。
チョコレートケーキなので、早く消さないと、チョコが溶ける…。

何となく照れながら、吹き消し、ポーズをとるT君の姿が、可愛く見えた。

「好きなだけ食え!」

一度に食べられるものではないが、ホールケーキを好きなだけ食べられるという経験も少なかろう…。

「食べたいときに、冷蔵庫から出して食べればいい…。」

私からのささやかな誕生日プレゼントのようなものだ。

本来親の仕事だろうが、今回は私がそれを代行する…。

私もお裾分けで、少しいただく…。美味であった。

お互い多くを語らなくても、理解し合い得る関係というのは素晴らしい。
日本人独特のモノなのかも知れないが、私は、そのような関係の方がしっくりくるし、気を遣わずに済む…。

「Tには、いろいろ経験させるから…。」

以前からにそう告げたことがある。

せっかくの縁だ。一時期親変わりとして、いろいろな体験をさせてやろう。

T君、なかなか根性のある男なのだ。




2021年05月07日

GWが終わって

GW終わっての初日は、週一回の7時間授業。
そして放課後、委員会活動も行った。

さすがに、生徒たちも疲れ気味である。
もしかしたら、先生たちもお疲れなのかも知れない。

本来は、職員会議もある日だったが、校長会の関係で、翌日にズレたのだが、それでも忙しい一日なった。

「おいおい、何だが、ぼうっとしていないか?」
私は、授業中何度となく、そんな風に声を掛けた。

「いったいGW中、何をしていたんだ?」
このご時世だから、どこかへ出掛けたという経験も少ないだろう。
田植えのために、トラクターに乗っていた、などという中学生も、私の学校にはいないだろう。

「やっぱりピコ太郎か…。」
ピコ太郎とは、ピコピコゲームで遊んだという私の隠語である。

「忙しくて、一回しかできませんでした…。」
その生徒は、正直に答えてくれているようだ。

スマホを触っていると、あっという間に時間が経つ。
次から次へと動画を見ていれば、時間が経つのも忘れてしまうだろう。

何のことはない、我々中高年の幼少期に、テレビの前に座り続けたのと、さほど変わらない…。

おそらくあと数十年後には、別のモノが、子どもたちの時間を奪っているのだろう。

叫ぶ私の声、虚しく、うとうとする生徒もいた。

その姿を見て、「そろそろ引退かな…」などという気持ちが再びよぎる。

私にとって、もはや授業が最後の砦なのだ。
自身を持って仕事をしているのは、授業だけかも知れない…。

「誰一人かけることなく、全員が出席だっただけでもよしとするか…。」
ほら、また妥協した。

私は、そんな風に生きて生きたようだ…。




2021年05月04日

手の内

GW2回目の練習試合は、春季大会の初戦で対戦する学校になってしまった。

試合経験が少ない分、お互い承諾の上で、試合をさせてもらった。

私のチームは、バッテリーを温存させてもらった。
中学生のやる野球チームなのだから、そんなことまでしなくてもよいと思ったが、エースが速球派なので、わざと見せないという選択肢もありかな、と思って、今回そうした試合をしてみたのだ。

一試合目、中3の三番手ピッチャー、中2の二番手ピッチャーとつないで、辛うじて勝った。

正規のバッテリーを使わず勝てたことは、大きな収穫だったし、三番手のピッチャーが、思いのほかよいピッチングをしたということも、面白かった。

問題は2試合目であった。
一時間という時間制限で、試合をしたのだが、こちらは集中力が切れた。
体力失点を許し、ミスばかりで、まるで良くなかった。

こんな隙だらけのプレーは見せたくなかった。
何の意味もない試合だったように思う。
相手チームからすれば、「一度崩れたら、どこまでも堕ちるから、勝算あるぞ」、と思われただろう。

当日、エースピッチャーがどこまで投げられるか、そしてどれだけチームとして集中力が維持できるかが勝負だ。

相手校のエースらしきピッチャーは、2試合目の後半投げたが、我々のチームはほとんど得点できなかったので、攻略どころではなかった…。

「策士策におぼれる」の言葉通り、後味の悪い試合になってしまった。

選手たちは、2試合目の大力得点やミスよりも、1試合めの勝利に酔いしれている。

これでは2試合勝って上位大会に進出する足がかりとすることなど、到底及ばない。

「集中力が続かないな…。」

夏の大会では、酷暑の中、連続して試合を行う。

その気力と体力をつくるために日頃の練習があるのだが…。

彼等には、まだまだ理解できていないようだ。




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