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2021年06月14日

教育のプロ

我々教員は教育のプロである。
長く教員生活をしていれば、中高生期の特徴や、この時期の子育てのヒント等、経験によるかなりの知恵が蓄積されているはずだ。

だから、保護者から相談があれば、少しばかりは参考になることを言えるときもある。

中学生は、思春期始まりの時期。
この頃から、親の言うことを聞かなくなり、自己中心的な行動が多くなる。
成長の一過程なので、それを見守りつつ、あまりに間違った方向に走ったときは、軌道修正をする。
あまりカリカリせず、「いつか反抗期も終わるわ…」、とおおらかな心で子どもを見守っていると、たいていそのようになる。
この時期、これまでと同じか、それ以上の干渉をすると、そのマイナスの記憶ばかりが増幅され、後々になっても、反発心が残ってしまうこともある。

中一のある母親が、精神的にも限界になった。
「もう無理です。育てられません。勘当します。児童相談所に預けます。」
息子の数々の行いに対して、許容量を超えてしまったらしい…。
挙げ句の果てには、「先生、預かってもらえませんか?」と来た。

まずは、母親をなだめ、励まし、これまで育ててきたことへのねぎらいをしなくてはならないだろう。

その上で、気持ちを安定させ、思春期の意味と若干の対処法をお話して差し上げれば、少しは落ち着くかも知れない…。

親の心子知らずの本人にも、母親の言葉は傷跡を残す。
「そんなことするなら警察に連れて行くから…。」
と言われれば、中学一年生くらいでは、「そうか警察、行くのか…」、と心の深くに記憶を残す。

教育のプロとして、学校の先生が、親子共々、助けてあげることが必要だ。

子どもも一人ひとり個性が違う。
たとえ、兄妹で経験があったとしも、弟妹でうまくいくとは限らない。
同じアプローチでは駄目なこともあるし、何も言わずとも、うまくいくこともある。

毎日のように学校から連絡が来ると、親としても参ってしまうだろう…。

そんな中でも、子どもたちは着実に成長している。




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