2021年05月23日

泣けなかった運動会

今年の運動会は、ほとんど泣けなかった。
いつもは、彼等の姿に感動し、涙ながら写真撮影をしているのだが、今年はそんなことはなかった。

彼等の雄姿に心を揺さぶられないと言うことは、「もう、この世界から引退すべきなのではないか…」、とも思う。

リーダー学年が、昔、私を苦しめた代であるということも、あまり親近感を持てなかった理由の一つではあるが、それでも自ら教育者を名乗る以上、そんなわだかまりを、何年も引きずってはいけないのだ。

あの頃のダメージが大きすぎたということもある。
だが、それを乗り越えるだけの時間も経っていることも事実。

唯一、高校三年生の演舞だけは、涙が流れた。
だが、それだけだった。

「運動会よ、早く終わってくれ」、とも思わなかったし、自らの役割を果たすため、今年も五千枚以上の写真は撮影している。

だが、彼等との距離を作り、一歩引いて見ている自分自身がいる。

リーダー学年である高2は、当初高1からも、中3からも煙たがられていたが、運動会の練習が進むにつれて、それも弱まり、最終的には、どの団も一つになった。

だが、どれだけ高2とのわだかまりが溶けたのかは分からない。

「一緒の団になって話したら、結構いい先輩でした。」
そんな声もチラホラ聞いた。

学校行事としては成功した運動会だったと思う。

見て下さった七百名以上の保護者も、概ね満足してお帰りいただけたことだろう。

だが、何となく私自身に充実感がない。

子供らに感動出来なくなった時が、この仕事を終える時期なのだろう。

ともあれ、今年も感動をありがとう。




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